北海道新幹線の起工式が22日、新函館駅予定地の北海道大野町:JR函館本線・渡島大野駅前で行なわれたそう。
新青森−新函館間の開業予定は2015年で、現在着工中の東北新幹線/八戸−新青森間の開業(2010年予定)に目途が立ったことからの起工と思われますね。
完成後は、東京−新函館間が最速3時間40分で結ばれることになるそう。フル新幹線規格として整備されている青函トンネル内とその前後区間約82kmは、秋田新幹線の奥羽本線内などと同様の三線軌道となり、残り約67kmはフル新幹線規格として建設。新青森駅が完成してしまえば、一気に工事が進むのでは。
さらに、2008年には札幌延伸工事も着工の予定…だそう。
しかし、新函館駅=渡島大野駅なんですよね。函館から20km近く離れている…。また、長万部から先は函館本線沿い、いわゆる“山線”経由なんですね。小樽を通したいのと、札幌への距離・時間短縮が目的でしょうが、開業と同時に在来線の函館本線(長万部−小樽間)は廃止、第3セクター化、なんてことにならなきゃいいですけれど。
ま、その前に、そもそも着工、開業できるのかという問題はさておき(苦笑)。函館までは、新幹線開業を前提に青函トンネルを通しちゃってますからね。箱(穴)があるんだから作っちまえ、な論理も通るでしょうが。
で、その前に開業(全通)する予定の東北新幹線(八戸−新青森間)も含め、建設にまつわる青森県の財政負担は2580億円だそうで。。。もちろん、新幹線開業に関する都道府県負担では全国最多。ちなみに、東北新幹線・盛岡開業への岩手県の負担は約968億円、九州新幹線の鹿児島県の負担予定は約1100億円。東北新幹線の盛岡開業時から“建設費の1/3は地元負担”という枠組みができたためだそうですが、財政基盤が脆弱で危機的状況にもある青森県の財政がどうなるのか、大いに気になるところではあります…。
コメント
整備新幹線新青森〜新函館間で起工式を実施 完成は2015年度末を予定
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税金の無駄遣い等、散々なことを言われている整備新幹線ですが、いよいよ北海道に上陸することになりました。
タイトルや関連のリンク先にもある通り、去る5月22日、整備新幹線の新青森〜新函館