V-Strom650XT 前後タイヤをミシュラン・アナキーロードに交換

[Bike] V-Strom650XT

標準装着タイヤのBS:A40は約16,000km走行で終了

V-Strom650XTのタイヤを、前後同時交換。走行距離:16,400km。
新車装着の純正タイヤ(ブリジストン:BATTLAX ADVENTURE A40)は同ブランド市販品より高性能で長持ちするといわれますが、走行距離だけを見るなら、けっこう長持ちしたほうなのでは?

旧フロントタイヤ 旧フロントタイヤ2

フロントは2分山といったところ?
まだ使おうと思えば使えたかもしれませんが、1か月後に5,000km近くは走行しそうな北海道ツーリングを控えているため、早めに交換。何度も交換に赴くのが面倒で、リアと同時にやってしまおう感も。

旧リアタイヤ 旧リアタイヤ2

リアは、ほぼ終わってる状態ですかね。
北海道ツーリングで摩耗しきったリアタイヤをバーストさせ、ツーリング中止となった経験があるため、同じ轍は二度踏まないぞと(苦笑)。

ブリジストン:A41かミシュラン:アナキーシリーズか

交換候補に挙がったタイヤは、ブリジストン:BATTLAX ADVENTURE A41、ミシュラン:ANAKEE ADVENTURE、ミシュラン:ANAKEE ROADの3銘柄。

ブリジストンとミシュランの特性を比較すれば…

  • ブリジストン:BATTLAX ADVENTURE A41
    • 純正A40の後継モデル
    • メーカーは公表していないものの、推奨用途はオン9:オフ1程度?
  • ミシュラン:ANAKEE ADVENTURE(アナキーアドベンチャー)
    • メーカー推奨用途はオン8:オフ2
    • 「アドベンチャーモデル用」らしい見た目ですが、ネットで情報では「なんちゃってオフタイヤ」的な…(苦笑)。派手な印象のブロックパターンも、見た目ほど泥などを掻いてくれないとか。そもそも日本のオフロードは「砂利道」が大半なので、この程度のブロックパターンでどこまで効果があるのかは謎
  • ミシュラン:ANAKEE ROAD(アナキーロード)
    • 2024年1月下旬からリリースが開始されたニューモデル
    • メーカー推奨用途はオン9:オフ1。見た目からしてANAKEE ADVENTUREよりオン寄りなことは明らかで、まさにメーカーの売り文句「オンロードに特化したアドベンチャータイヤ」。でもこれ、改めて考えれば「???」なコンセプトなのでは?
    • ブリジストン:BATTLAX ADVENTURE A41が各社の純正タイヤに採用され、アフターマーケットでも販売好調なため、その対抗馬として開発されたと思われ

純正装着A40の、オンロード特性には不満なし。
ただ、好みでいえばミシュラン>BS。「万能かつ高性能だけれど高価で消耗も早い」印象なBSに対し、「そこそこ優秀でライフも長い」ミシュランのほうが、一般ニーズなら使いやすいのでは? と。
単純に、純正タイヤがBSだったから、イメチェンでミシュランにしてみようか的な思いも。

ミシュランならアナキーアドベンチャー? アナキーロード?

ミシュランにするなら、アナキーアドベンチャーか、アナキーロードか。
一応はアドベンチャーモデルの端くれ(苦笑)なので、アナキーアドベンチャーのようなブロック(っぽい)タイヤには興味津々というか、一種の憧れ的な面もあったわけですが。
が、冷静に考えれば、オフロードを走る機会は北海道のみ。
北海道行きはキャンプツーリングなので、荷物も多くけっこうな積載状態に。当然、タイヤの性能を発揮させるような走りはできず。なら、オンロードでノイズが発生し、長距離走行で疲労感が増すかもしれないブロックタイヤより、オンロード9割を想定したタイヤのほうがいいんじゃね?
つまり、オフ性能の比較に意味があるのかどうか。最終的には、これが選択ポイントになったような。
また、2018年発表(日本発売:2019年)のアナキーアドベンチャーに対し、アナキーロードは2023年発表(日本発売:2024年)。新しいモノのほうが進化して高性能だろうと考えれば…。

都内のタイヤ有名店などで見積もり依頼

ただ、「安い」ことも高人気要因らしいアナキーアドベンチャーに比べ、発売開始から数ヶ月なアナキーロードの価格はお高め。
安くて高評判のタイヤ店:speed☆star(世田谷区)とレーシングマックス(府中市)、車両購入店のスズキワールドで比較してみると…

  • speed☆star 工賃・タイヤ処分料込み:51,700円(現金だと2,000円割引)
  • レーシングマックス 工賃・タイヤ処分料込み:54,900円(現金価格)
  • スズキワールド 工賃・タイヤ処分料込み:65,461円(現金・カード同額)
  • *いずれも税込

アナキーアドベンチャーより、約2,000~3,000円ほど割高に。
コンセプト的にはBS A41でもいいわけで、今度はそちらとも価格比較。何かを購入する際に、陥りがちな輪廻ですね(苦笑)。

  • speed☆star 工賃・タイヤ処分料込み:50,900円(現金だと2,000円割引)
  • レーシングマックス 工賃・タイヤ処分料込み:54,500円(現金価格)
  • スズキワールド 工賃・タイヤ処分料込み:58,399円(現金・カード同額)
  • *いずれも税込

見積もりにバルブを記載していたのは、レーシングマックス(1個350円)とスズキワールド(1個290円)。
speed☆starは、現金・カード価格の違いを明示してわかりやすい(しかも最安)。ただ、バルブに関して記載なしは…どうなの?
レーシングマックスは、現金価格との記載のみ。ネット情報だと、カード利用は5%増らしい?
スズキワールドは、明細まで丁寧な見積もりだけれど、総じて高め。税別表示が面倒でややこしい。

アナキーロードとA41の価格差は、speed☆starの見積もりが一般的?
ほとんど価格差がないレーシングマックス、ミシュランよりブリジストンのほうが安いスズキワールドと、販売店(仕入れ先)によって違いが出るものですねぇ。一般的な市場価格は、ミシュラン<BSだと思いますが。

悩んだ末にアナキーロードを選択

新製品のアナキーロードは情報が少なく悩んだものの、結論は最初から出ていたような…(苦笑)。

人気店のspeed☆starは平日でも1時間半待ち

購入と交換作業は、初利用のspeed☆starで。価格が高くなるアナキーロードを選んだだけに、少しでも安く…との思いも強く。
同店は予約制でないため、作業は当日の受付順。最初はメールで価格を問い合わせ、電話で在庫確認(在庫ありで取り置き依頼)した際に「火曜か金曜の午後は比較的空いてます」といわれたので、火曜日の14時過ぎに行ってみると…。
ショップの周囲に、順番待ちらしいバイクが5~6台ほど。いやいや、平日でこの状況とは。受付を済ませると、「だいたい1時間半待ち」とのこと。
(周辺の狭い歩道に作業待ちバイクが並べられ、あれで近隣から苦情が出ないのかしらん)

店舗裏手には同経営のカフェレストランもあるようですが、他で時間を潰し、戻ったのは約1時間50分後。
既に作業中で、順番が来たと連絡するわけではなく、そのまま作業に取り掛かるようです。リアは交換済、フロントはタイヤをホイールに組み付け中だったので、やはり作業開始まで1時間半ほどだった模様。
間口も狭い小さな店舗ですが、2台並べて作業可能なため、回転は速いのかも。スタッフ4人ほどが手際よく順繰りに作業しているようで、眺めていると、交換作業をちゃっちゃと進めている様子がわかります。
作業中の車両オーナーは店内で待つこともでき(3人分のイスあり)、置いてある漫画(『ばくおん!』未読巻)を読みながら、しばし待ち。
受付時にバルブは交換になることを確認され、精算も見積もり額49,700円よりプラス1,000円(2個分)に。バルブ1個500円は、他店よりちょっと高い。バルブは消耗品扱いで(ほぼ)交換なのだから、最初から見積もりに含めて欲しいところ。

  • アナキーロード フロント(110/80-19):20,300円
  • アナキーロード リア(150/70-17):24,800円
  • ゴムバルブ TR412:500円*2=1,000円
  • 工賃(国産車・前後):6,000円(現金割引2,000円で4,000円)
  • 廃タイヤ処分代:300円*2=600円
  • 計:50,700円(税込)

アナキーロードに交換後の印象は…なんか微妙?

交換後に小1時間ほど走行した印象は…よくわからん(苦笑)。その程度の(=流れが悪い都内の)走行で違いを感じたら、ダメ=選択失敗ともいえるでしょうが。
ただ、改めて眺めると、フロントタイヤがやけに細く見えなイカ? ミシュランのタイヤは総じて細身に見える傾向があるものの、ここまで印象が違うとは。装着してみないと、わからないものですねぇ。減ってくると、見た目も変わるかもしれませんが。
また、ブロックパターンの溝が幅広なためか、そもそも溝が浅いのか、最初からスリップサインがはっきり見える。うーん、これってどうなの…?

新フロントタイヤ 新リアタイヤ

*追記・参照

交換後、北海道ツーリングで5,000kmほど走行したので、その印象を下記にまとめました。
前後タイヤをアナキーロードに交換後5,000km走った印象

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