DJI:OSMO ACTION 3が端子損壊で充電不可に

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DJIのOSMO ACTION 3にトラブル発生

DJIのアクションカム:OSMO ACTION 3を使い始めてから1年弱。
主にツーリング時の走行動画を、バイクから給電しながら撮影していたのですが…。

接続端子が接触不良? 充電・給電不可に

そのOSMO ACTION 3に、4月の四国お遍路ツーリングで致命的なトラブルが発生。接続端子にケーブルを繋いでも、充電(給電)されず…。
正確には、ただ挿しただけでは充電不可。ケーブル側の端子部を押さえつけるように、特定の角度を維持しながら接続すれば充電可能。要は、端子部の接触不良かと。
端子部を押さえつけながらの走行など無理なわけで、以後は給電しながらの走行撮影が不可能に。手持ちのバッテリー2個を使い切れば撮影できなくなる状況に、難儀しました。宿泊施設では毎晩、充電に追われ…。
バッテリーが2個あれば何とか一日持つので、予備バッテリーを購入しておいて良かったともいえますが。

DJIサポートに修理対応依頼するも…

旅から帰宅後、DJIのサポート窓口に連絡すると、まずは本体をサポート拠点へ送ることに。

保証期間内なのに有償修理で2万円!?

で、数日後に届いたメール返答は…。保証期間内なのに、有償修理!? 見積金額:19,350円!?

  • 費用:有償対応
  • 点検結果:機能モジュール(typeC端子)破損により充電不可が発生しました。
  • ご対応内容:本体の交換対応となります。
  • パーツリスト
    • 機能モジュール:13,450円
  • 修理サービス費用:4,400円
  • 送料:1,500円
  • 計:19,350円(税込)

しかも、送料:1,500円とは。着払いでDJIへ発送するシステム=送料無料なのかと思いきや、ちゃっかり送料を取るんかい。(配送はヤマト指定)
そもそも「本体の交換」なのに、「修理サービス費用」とは。基本修理対応費用として一律に同金額を徴収するシステムなのでしょうが、届いた修理依頼個体を確認し、新たな個体を準備するだけで…。

接続端子を含め外装損傷は無条件で有償修理に

有償修理には納得できず、再度の問い合わせ。フツーにケーブルの抜き差しをしていただけなのに、実質50日程度の使用で破損するとは、端子部の構造や素材自体に問題があるのでは? と。
(最初はチャットで問い合わせたところ、後ほど電話での返答に。まさか、クレーマー対応!?)

電話対応で確認した詳細に関して、覚え書き的まとめ。

  • 保証無料対応は、ソフトウェアや内部回路に重大な不具合が認められた場合のみ
  • 外装に損傷がある場合は、無条件で有償修理に
  • 今回は端子の一部が欠損し、上記の外装損傷にあたる
    • DJIサポートより該当箇所の画像提供あり(端子の一部が欠けている)
    • 接続端子も「外装」に含まれる
  • お気持ちは理解できるので、見積もりから30%オフではどうか。さらに割引できるかも?

蓋で覆われた内側の接続端子が、「外装」扱いって…。
また、いきなり見積もりから3割引って…。最初の見積もりは何なん? しかも、さらなる割引とは??

OSMO ACTION3
【赤枠で囲んだ蓋の内部に接続端子がある】

OSMO ACTION3_2
【赤枠で囲んだ接続端子の接点部が一部欠損し、欠けた状態に(画像は交換後の新品)】

発熱による動作不良はアクションカムの持病?

他にも気になる不具合があり、GoProへの買い替えも検討していただけに、この段階では有償修理するかどうか保留に。
その、他の不具合とは…

  1. 昨年9月の北海道ツーリング中、気温が30度に達した日のこと。30分ほど陽が当たる場所に放置していたところ、電源オンオフができない状態に
  2. トップケース内に移して1~2時間経過後は、電源が入ったり入らなかったり…
  3. 翌日には復旧したものの、以後3日間、録画できても音声が無音に
  4. 翌4日後からは正常動作に。そのため、帰宅後に修理対応することもできず
  5. おそらく発熱による不具合と思われ、対処法はナシ。GoProでも頻発するトラブルらしく…

タイムコードが世界標準時になるバグも保証対象外

また、端子が欠損した4月の四国お遍路ツーリングから発症し、治らないままになっていた問題は…

  • 朝~日中~夕方に録画したファイルをPCへ移すと、ファイルの時刻が夜間~深夜になっている
  • 本体のタイムコードは正常で、再設定しても症状は変わらない
  • 9時間ほど後にズレるため、世界標準時のタイムコードになっていると思われ

後者の問題に関して、サポート窓口からの返答を要約すると。

  • スマホを接続し、アクティベートし直せば日本時間(スマホの時刻)に修正される
  • 突然、世界標準時になってしまう原因は不明。なので対応策もない
  • 今回の個体はファームウェアが最新ではない(ひとつ前のバージョンな)ため、アップデートすれば発生しなくなるかも?

それでは解決になってない…。
録画ファイルをPCに移さなければ、撮影時刻が世界標準時になっていることには気づかない。少なくとも半日~一日分のファイルは撮影時刻が狂ってしまうわけで、アクティベートし直せば修正されるからいいでしょ、という問題ではない。

当初の修理見積金額が…なぜか4割引に

こうした不具合や、その対処法が明確でないことも加味した結果、修理代が4割引きに。
念のためいっておきますが、こちらから「もっと安くしろ」などと要望はしていません。有償修理を行うかどうかの検討材料として、上記トラブルや不具合に関しても問い合わせたところ、先方から「40%オフにします」といわれたわけで。ますます、当初の見積もり金額は何だったんだという気がしないでも…。

*最終的な修理金額

  • パーツリスト
    • 機能モジュール:13,450円
  • 修理サービス費用:4,400円
  • 送料:1,500円
  • 小計:19,350円(税込)
  • 割引:-7,140円
  • 消費税:1,110円
  • 10%対象(税抜)11,100円
  • 合計金額(税込、割引済):12,210円

(見積もり請求書に税込と税別な部分が混在してわかりにくい…)

要は新品交換なので、もう少し付き合ってみようかと。
型落ち旧モデルの処分品を12,000円で買わされたようなものだけに、釈然としない部分はありますが…。

サポート体制には満足でオペレーターも日本人

サポート窓口の対応はチャット・電話とも丁寧かつ迅速で、「どうせ大陸メーカーだから…」と思っていた分、驚かされたり。GoProのサポート体制は最悪だとも耳にするので、その点ではDJIが圧勝?
オペレーターは全て日本人で、日本語も問題なく。そうしたサポートの好印象も、有償修理に傾いた一因といえそうな。

オンライン(カード)精算した翌日にはヤマトでの発送連絡があり、送付時の(こちらが用意した)箱とは異なる、DJIの箱入りで届きました。
受領翌日には、サポートから受領・動作確認の電話連絡が。受領から15日間が修理対応の保証期間だそうで、「それまでに動作確認してね」とのことらしく。
新品なので動作確認は問題なく、アプリを立ち上げて認証させれば、アクティベートもすんなり。二度目(=別個体)だからと、面倒なことはなし。

OSMO ACTIONはアクションカムとしての耐久性に疑問?

今後は給電しながらの撮影ではなく、バッテリー駆動にすべきかも。

接続端子に負荷大な(給電)走行動画撮影はNGかも

走行中の給電撮影は、接続端子部に負荷がかかり続けることも事実。乗り降りの度にケーブルを外し、繋いでと、抜き差しの回数も多くなるわけで。
DJIがそこまでタフな用途を想定していないなら、再び端子が欠損する可能性も否定できないかなと。アクションカムなのだから、その程度の負荷は想定しておいて欲しいところですが。耐久性では、GoProに劣るのかもしれません。

バッテリー駆動なら外部マイクを接続できるが…

接続端子がひとつしかないOSMO ACTION 3では、給電しながら撮影する場合、外部マイクは物理的に接続できません。GoProのようなアダプター類もナシ。後継モデルのOSMO ACTION 4も同様で、本シリーズの欠点ともいえそうな。
ただ、給電しないバッテリー駆動での撮影なら、接続端子を外部マイク用に使えるわけで。
問題は、外部マイク接続(本体からマイクへ給電)状態で、どれぐらいバッテリーが持つかでしょうね。こればかりは実践してみなければわからないので、次回の北海道ツーリングで試してみますか。北海道など長期キャンプツーリングでは、バッテリーの充電が大きな課題となるものの…。

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