国道九四フェリーに初乗船した感想

[Traffic] Misc

四国お遍路ツーリング第2弾のオマケ的な行程で、四国から九州へ。
その際に利用したのが、佐多岬半島の三崎港(愛媛県)と佐賀関港(大分県)を結ぶ国道九四フェリー。九州・四国の最短ルート(所要時間70分)であるとともに、愛媛県と大分県に跨る国道197号が海を渡る、“海上国道”としても知られます。フェリーの名称は、同航路が国道扱いなことも意味するわけで。

国道九四フェリー
国道九四フェリー_2

「バイクは5台しか積めないから、予約しなきゃ乗れないかもよ」などと恐ろしいことが公式サイトに記載されているため、前日に三崎港12:30の便を予約。予約時点で空いていることは予想できましたが、実際にもバイクは自分1台だけ。あれなら予約しなくても…。 *当日は火曜日
とはいえ、この便に乗らなければ次発が2時間後の14:30となり、大分県側で余裕がなくなってしまう。
1時間毎の運航が売りだけに、本当は行程的にベストな13:30発を利用したかったところですが、同便は多客期のみの臨時便扱い。通常期は、三崎港7:30の第1便から23:30の最終便までの間、唯一空白となってしまう時間帯だと。
観光需要的には13:30発も「あり」と思えますが、主役のトラックが利用しない時間帯なのでしょうか。もともと運航されていたものを減便したようですが、利用した12:30便は意外なほど乗用車・トラックが多く、車両甲板も7~8割程度の埋まり具合。あれなら、毎時30分発運航に戻しても良いのでは?

乗船した12:30便に充当されていた船は、遊なぎ
この航路は配船表が公開されておらず、就航船:涼かぜ遊なぎ速なみのどれに当たるかは現地へ行くまでわかりません。これでは御船印の購入に困るかと思いきや、三崎港窓口で3隻分の御船印を買えてしまうのでした。なるほど。一度乗るだけで御船印がコンプリートできてしまう、珍しいケースかも?

国道九四フェリー_3

乗船後は、雨天なこともあり船内で淡々と。リクライニングシートに座り込み、テレビをボーッと眺めているうちに到着。客席は1階と2階にあり、1階は広いもののグループ客などで賑やか、2階は狭いものの個人&夫婦客のみで静か。当然、自分は2階で過ごしました。
所要70分は長くないものの、デッキに出られない状況では時間を持て余し気味? 小さな船で、パブリックスペースは客室とデッキしかないですし。それなりに悪天候だったはずですが、揺れはまったく感じず。
車両に関しては、乗船時はバイクが最初、下船時は最後のパターン。満載で乗用車50台程度の積載スペースも、半分以上は大型トラック。なので、下船時もそれほど待たされません。

国道九四フェリー_5
国道九四フェリー_4

下船した佐賀関港では、公式サイトに記載されていた「佐賀関漁港直送 関もの寿司」(5貫盛り/800円)を購入。関さば関あじで有名な佐賀関らしい商品ですが、残念ながら当日は「関あじ寿司」のみ。鯖が漁期ではないため水揚げが少なく、鯵だけなのだとか。
でも、おいしかったですよ。名物の関さば・関あじを手軽に楽しめる、好企画商品なのでは。

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