昨年8月24日未明からの集中豪雨被害で、区間運休が続いていたJR三江線。江津本町-石見川本駅間で路盤や橋梁など72箇所に大きな被害が発生し、江津-浜原駅間でバス代行輸送が行われてきました。
その不通から約11か月、ようやく全線復旧の目処が立ったそうです。被害箇所のうち67か所では復旧工事が終わり、残る5か所も今月末には工事完了の見込みだとか。大規模な土砂流出があった川戸-田津間では、島根県が幅53.5メートルの砂防ダムを設置。江津本町-千金間の斜面崩落箇所は、格子状のコンクリートで修復したそうな。(日本海新聞記事より)
JR西日本・米子支社の発表によると、運転再開予定は7月19日の始発列車より。
中国山地を走るJR西日本ローカル線でも屈指の非採算路線だけに、そのまま廃線になるのではないかと、一時は復旧が危惧されましたからね。無事に全面復旧するとのことで、何よりです。
また、昨年7月28日未明からの集中豪雨被害で不通になっていたJR山陰本線:須佐-奈古駅間、JR山口線:地福-津和野駅間も、8月中に運転が再開される見込み。
新山口-津和野駅間を運休し、津和野-鳥取駅間で運行していた特急《スーパーおき》も、ようやく全面的な運転再開に。新山口-地福駅間に運転区間が短縮され、C56の片道運行(復路は往路の後補機だったDD51が牽引)となっていた《SLやまぐち号》も、元の姿に戻ると。
同列車の牽引機がC57からC56に変更されたのは、津和野駅の転車台が使えずDD51牽引となる復路での、牽引重量の問題なのかしらん。それとも、どうせDD51を往路の後補機に付けるなら、C57 1号機の走行距離を伸ばさないためにもC56で、という理由から?
いずれにせよ、C56はJR西日本にとって、万能の便利な動態保存機だということでしょうね。
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