春日井市のMPO法人:愛岐トンネル群保存再生委員会が、愛知・岐阜県境にまたがる旧国鉄中央線の愛岐トンネルを保全するため、土地ごと所有者(名古屋市内の建設会社)から買い取ったそうです。
買い取られたのは、トンネル群13基(9号は既に消滅)のうち、愛知県側の4基を含む約16ヘクタール。市民から募った寄付で土地を購入する「ナショナルトラスト」手法で、日本ナショナル・トラスト協会によると、自然ではなく文化的な価値として土地を買い取るケースは全国的にも珍しいとのこと。(NHK NEWS WEBより)
こうした取り組みが、全国にも広がっていけばいいですね。
トンネル群は1900年の中央線・名古屋-多治見間の開通に先だって1896年に着工され、1966年に複線電化に伴い廃線となった延長約8キロで、同委員会は100年以上前のれんが造りのトンネル群を「貴重な近代産業遺産」として2007年に前身の市民グループを結成。08年から毎年春秋の2回、線路跡の見学会を開いてきた。
(読売新聞記事より引用)
愛岐トンネル(あいぎトンネル)は、JR東海中央本線の古虎渓駅 – 定光寺駅間にあるトンネルである。
岐阜県多治見市と愛知県春日井市の間にあり、愛岐トンネルの名称は、愛知県と岐阜県の県境のトンネルであることに由来する。全長2,910m。JR東海所管の中央本線では、最長のトンネルである。
1966年(昭和41年)3月12日より使用開始。同年5月14日に瑞浪駅-名古屋駅間電化。
1900年(明治33年)7月25日、名古屋駅-多治見駅間が開業時、高蔵寺駅-多治見駅間の庄内川(土岐川・玉野川)の渓谷地帯は14箇所のトンネルがあり、この工事には多くの犠牲者がでたという。これらのトンネルは廃線となり、保線用道路などにも使用されている。
2009年(平成21年)2月に「旧国鉄中央線の隧道群」として近代化産業遺産・続33に認定されている。現存するトンネルは13ヶ所(春日井市側に6基、多治見市側に7基)。(Wikipediaより引用)
コメント