以前に初めてのキャンプ用品 その2(ランタン編)でも書いたように、キャンプ用品で悩みに悩んでいたのがランタン。
今回、ひとつの結論(?)として導入したのが、BULINのBL300-F1。
同ブランドは中国のメーカーで、香港や北米のアウトドア市場では、それなりに知名度があるブランドらしい。中国製の火器に不安がないわけではないものの、積極的に海外展開もしているメーカーらしいので、「いかにも」な怪しい製品ではないだろうと。
ただし、この製品は超小型軽量で知られるsnow peak:ギガパワーランタン 天のパクリです。見た目からしてモロです(苦笑)。
もっとも、完全パクリなのはランタン部分だけで、バルブより下部はMSR製ストーブ:POCKETROCKETの模倣品らしく。
そもそも天は、韓国メーカー:KOVEAのOEM製品。POCKETROCKETも韓国製で、実際の製造元はKOVEAらしく。
つまり、上から下までKOVEA? うーん、考え始めるとキリがない。
とりあえず。snow peakとMSRの「いいとこ取り」と考えれば、けっこうイイものじゃん(^^;;
ちなみに、MSR(国内正規品)にはガスストーブの扱いがないため、POCKETROCKETは国内未発売の製品だったり。
【↑ (左)箱の写真でもわかるように、天には付いていない、吊り下げ使用ができるチェーンも付属】
【↑ (右)500mlと250mlのペットボトルと並べてみれば、その小型さが実感できる】
【↑ 取扱説明書は中国語。「功率:1500W」って!? 「尺寸:60*60*102mm」、「重量:140g」とありますが、メーカー公式サイトに記載されているスペックでは「Size:62*62*110mm」、「Net weight:148g」。細かいことは気にしないようにしましょ(^^;;】
実はこのランタン、見た目や大きさは“天もどき”ながら、異様に明るいと一部で(どこで?)評判なのです。
天といえば、何より小型軽量さが要求される登山用としてはベターなものの、通常のキャンプでは「暗すぎて使い物にならん」というのが一般的な評価。ところが、この“天もどき”なBL300-F1は、ガスランタンの定番でもあるプリムス:IP-2245A-Sや、EPI:SBランタンとの比較でも、照度が5倍以上といわれているのです。
しかも、点火系に故障が多発するらしい天と違い、壊れやすい部分はヘビーデューティーなMSRもどきだったりするわけで。
(いや、だから全てKOVEAなんじゃないの?)
試しに室内で点灯してみたところ、めっちゃ明るいのですよ。キャンプでの使用が楽しみ。
これでメジャー製品のように1万円近くもするシロモノなら、失敗した際の後悔も大きいですけれどね。
実売価格は2,000~3,000円程度なので、ダメでも諦めがつくと。(amazonは売価の変動が激しいです)
自分はヤフオクにて、新品を2,000円ジャストで購入。一緒に注文した交換用マントルがまた、3枚200円と激安でした。
ただ、純正マントルは出来が今ひとつらしく、すぐ粉々になってしまうなど、あまりいい評判は聞きません。ま、ダメならダメでsnow peak謹製(笑)の天用マントルを使えばいいわけで。いやー、なんか素晴らしいぞ(^^;;
ちなみに。
ブランド名と昔の人気漫画&アニメ『とんでぶーりん』とは、まったく無関係です。(当たり前)
でもね、「ぶーりん」という言葉の響きが、何か気に入っちゃったわけですよ~、うはは。
*2014.09、追記
初の長期(北海道)キャンプツーリングに持ち出してみました。
驚くべきことに、道内滞在3週間弱でマントルの破損・交換は一度もなし。1回だけ使用のマントルを装着したまま出発し、旅の終盤には若干の破れこそ見られたものの、実用上は支障なく。驚異的な耐久性! サウスフィールドのランタンで毎日のようにマントル交換を余儀なくされたことが、嘘のよう。
移動時の収納は、本体をプチプチ(エアキャップ)で包み、純正ケースに入れるだけ。荷物の中で動かないよう、シュラフや枕など柔らかい物の間に挟むようにはしていましたが、特に何かを意識したわけでもなくて。純正ケースとのサイズマッチングもいいのでしょうね。
明るさに関しては、他のキャンパーから「小さいのに明るい」と驚かれました。
が、小さい=背が低いため、コッヘルやバーナーと同じテーブルに置いて使う場合は、高さ不足が否めず。照らして欲しい物をやや下から照射する形になるため、場内照明がないキャンプ場などで食事中に使う場合は、ヘッドランプと併用する必要があり。置き場所にもう一工夫すれば、単体でもかなり使える?
また、「小さいくせに明るい」=「燃費はあまり良くない」とも言えるわけで、ガス缶の消費は多め。長時間使用の日があったので単純には計算できないものの、230のレギュラー缶で10日程度でしょうか。これまた、使用法を要検討かも。
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