クロネコメール便と宅配DVDレンタル

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 宅配DVDレンタルで品物が届けられる、ヤマト運輸のクロネコメール便。
 これまでは、配達店に荷物が到着するのが朝8時代。配達完了は遅くとも11時というスタイルだったのだけれど…。10日ほど前から異変が起き始めた。午前中にはまず届かない。早くて12時〜13時、ひどいときは18時近くになることも。
 あまりに突然だったので、配達店に問い合わせてみたところ。。。
 従来、メール便に関しては、宅配便と異なる専門スタッフが配達を担当。受け持ちエリアも小さく、一人当たり100通ほどの配達だったそう。
 それが、ちょうど10日ほど前から、社内通達により専門スタッフ制を休止し、宅配便ドライバーによる配達へとシステムを変更。メール便だけの配達班も編成したものの対応が追いつかず、宅配便と一緒にメール便を配達するケースも多くなったらしい。そのため、一人当たりの配達数は一挙に10倍、1000通以上となり、どうしても配達が遅くなってしまうという。

 そりゃま、そうでしょうね。
 何だかなぁ。
 配達店は申し訳なさそうに説明してくれたけれど、ヤマト運輸側の見解は、「メール便は配達時間を指定できないものなので、配達が遅くなることもあります」というもの。メール便なんだから遅くてもガマンしろ、ですか。
 や、最初からそうなら納得しますけどね。システム変更でいきなり半日も配達が遅くなるって、明らかにサービス低下じゃないの? 要は、コストダウンのために専門スタッフ制をやめたらこうなった、でしょ。

 実はこのメール便、10月から“リニューアル”と称して、サービス形態が変わるんですね。
 今回の配達システムの変更は、どうやらこれを見据えてのものなんじゃないかと。

  • これまでの重量制料金から、サイズ制料金へ。多くの場合は事実上の値下げ。
  • その代わり(?)、翌日配達が基本だった配達日数が、「距離400km以内:3日目、400km以上:4日目」に変更。

 うーん、それって、普通郵便より遅いということなんですけれど…。
 「独自のユーザー調査により、もっとも要望が高かったのは低価格、全国一律料金」とのことだけれど、だからと言って「遅くてもいい」のですかねぇ?
 という意見が殺到したらしく(?)、リニューアル直前になって、今度は《クロネコメール便 速達サービス》を開始するとの発表が。プラス¥100で、「600kmまで:発送日を含んで2日、600km以上:発送日を含んで3日」の配達日数だそう。速達と言っても、従来の配達日数を維持しているだけなんですが…。
 配達店によると、メール便専門スタッフ制を休止する社内通達は、とりあえず9月末日まで有効とのこと。10月以降がどうなるのかは、まだわからないとも。現状では現場も混乱していて、さらに遅配が進みそうな雰囲気ですが…さて、どうなることやら。

ヤマト運輸の関連発表

 ちなみに、宅配DVDレンタル各社は、10月以降も配達日数は変わらないと発表。速達サービスを使うということなのかしらん? 利用料金値上げの話はないので、送料上昇分のコストは…どうしわ寄せが来るのか、これも様子見ですねぇ。

追記
 10月1日以降の発送で届いたDMM宅配レンタルDVDには、“速達”のシールがしっかり貼られていました(^^;; やはり、《クロネコメール便速達サービス》を利用しているのですね。

*クロネコメール便速達サービス 料金:通常プラス¥100。600km以内は翌日、600km以上は翌々日配達。

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