その昔、DVキャプチャをしようかと思ったまま使わずに、もう5年間もPCIスロットに刺しっぱなしだったRATOCの安物IEEE1394カード:REX-PFW4WDV。AV環境のPC化構築の一環として、こいつを使ったDVキャプチャに(今さら…)トライしてみました。
要は、再生可能なうちに(機器が修理対応可能なうちに)DVとDijital8の資産を保存しておこうという考えですね。DVデッキの修理対応が怪しい今、DVスタンダードカセットにLP録画してあるコンテンツなど、いつ再生不能になってもおかしくない状況ですから…。
キャプチャに使用したソフトは、フリーのArea61 DVビデオキャプチャと、WinDV。
一般的にはArea61 DVビデオキャプチャが定番となっているようですが、これだと、キャプチャしたコンテンツが無条件で連続する1ファイルになってしまう。テープ1本に1コンテンツならそれでもOKですが、複数のコンテンツがある場合、キャプチャの間はずーっと待機していて1コンテンツ毎に操作するか、キャプチャ後に分割するしかない(これがまた面倒くさそうで…)。
いっぽうのWinDVは、ソースの録画切り替わり部分を自動検知して、それぞれを各ファイルに分割保存してくれる。これは便利。テストしてみると検知精度も悪くないようなのでなので、こちらをメインに取り込んでみることにしました。
で、それなりにうまくはいったのですが、問題も発生。
一部のコンテンツでは、途中の決まった時点から無音になってしまう…。どちらのソフトを使っても結果は同じ。設定をどういじってもダメで、どうやら録画時の問題でその部分がエラーを吐いているらしい。。。大元のDV録画時のエラーなのか、そこから(キャプチャに使用した)Digital8へのダビング時に発生したエラーなのかは、DVソースが残っていないので解明できず。Digital8がLP録画なのも、問題な気がします。
DVのエラーには、DVデッキをメイン使用していた頃から散々泣かされましたからねぇ…。メーカーと、どれだけやりとりしたことか…。民生用DV規格は非常に不安定で、と言うか、民生用DVスタンダードテープの品質に問題があり、磁性体をヘッドやピンチローラー等にまき散らす不良品が少なくなかったんですね(←メーカー検証による)。その結果、デッキが不調になってしまう。クリーニングテープ程度では直らず、メーカー整備を何度も行なうハメに。DVデッキを使わなくなった最大要因は、そこにあります。ミニカセットだけを使用する分には、ほとんど問題は発生しないんですけれどね。。。
なわけで、早くも目論見が挫折気味。
まだテスト的に、Dijital8を数本しかキャプチャしていないのに。
PCとDVデッキを接続できるような長めのIEEE1394ケーブルが手元にないため、もっとも肝心なDVスタンダードテープからのキャプチャは検証できないまま。IEEE1394ケーブルって、最近は売っているところが激減しているんですよねぇ。長めのものや延長ケーブル等で安価な製品がなかなか見つからないこともあり、他の作業を優先している状況です。
ううむ、先は長い。。。
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