10月28〜30日の3日間、JR四国管内で久々にSL列車が運行される。列車名はSL急行 讃岐路義経号で、大河ドラマ『義経』由縁(屋島合戦)の予讃線高松駅と、四国鉄道発祥の地でもある多度津駅間(32.7km)を1日2往復する。高松駅にSL列車が発着するのは、昭和44年以来、36年ぶりなのだとか。
当日はセレモニーが多数準備され、中には四国アイランドリーグ:石毛代表の一日高松駅長(10月30日)、なんて企画も(^^;;
牽引機は、梅小路蒸気機関車館で動態保存されるC56160号機(C56ラストナンバー)。JR西日本管内では、C571号機とともに本線運転が可能な機関車として貴重な存在。最近はC57の不調からJR山口線《SLやまぐち号》牽引機をピンチヒッターで務めたことも。本来の仕様であるJR北陸本線《北びわこ号》が今春の福知山線事故の影響から運転休止されているだけに、余力のある時期にJR四国へ貸し出された、という経緯でしょう。状態の良い動態保存機が減ってきているだけに、今後はさらに活動の場が広がるのでは。
しかし、C56が牽引する急行列車なんて、SL現役時代に遡ってみても記憶にないのですが。。。そもそも、優等列車の走る線区にはほとんど配属されていなかったわけだし(^^;;
なお、今回の客車は14系客車3両(スハフ14-1、オハ14-1、オハフ15-1)。
*2005.11.10、追記
『昭和30年代の国鉄列車愛称板』(RM LIBRARY 45&46/ネコパブリッシング)という本を眺めていたところ、1950年代には、C56の牽引する快速《ちどり》が木次線内を走っていたと判明(芸備線内はC58牽引)。なるほど、木次線の《ちどり》にSL牽引時代があったとは気づきませんでした。ちなみに、1959年には準急昇格と同時にキハ55系での運用に。
コメント
「しおかぜ」岡山−松山 リニューアルグリーン車(予讃線)
岡山から瀬戸大橋線を経由し愛媛県松山とを結ぶ特急「しおかぜ」号。一部は松山を通り越して、宇和島まで直通する列車もありますが、大部分は松山発着です。
これは宇和島までは電化されておらず宇和島行きの列車は気動車による運行ですが、松山行きは四国では数