死んだ藤井寺球場

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 プロ野球選手が作る「同年生まれの同期会」《40年会》《48年会》と言えば、40年会にヤクルト・古田、48年会には(元)近鉄・中村や磯部が所属する。その同期会が、12月最初の週末(3、4日)に藤井寺球場で開催される予定だったらしいのだけれど、突然、会場がヤフーBBスタジアムに変更されたのだとか。
 藤井寺球場を管轄する(していた)近鉄球団側は、球団消滅というイレギュラーな事態も配慮し、球場使用を承諾していたらしい。が、近鉄バファローズ球団が存在するのは11月末日まで。12月1日からは球場管轄権が近鉄本社に移り、使用許可も本社の意向で判断されるという。
 で、その結果、「使用は許可できない」。
 同期会側は、会場変更を余儀なくされたそうな。
 しかも、変更された会場がオリックスの本拠地:ヤフーBBスタジアム(グリーンスタジアム神戸)とは。
 いやもう、元・近鉄ファンの神経をどこまで逆撫ですれば気が済むんですかね。デイリースポーツがソースなので内容を100%鵜呑みにはできないとしても、近鉄本社の体質や意向が見え隠れするようで、嫌な話題に。

関連記事
  • 近鉄いやがらせ 藤井寺使うな  (2004.11.17/デイリースポーツ)
    (旧リンク先=http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20041117&a=20041117-00000026-dal-spo)
  • 今オフ、藤井寺球場で開催予定だった「プロ野球40年、48年会(昭和40、48年生まれの選手の同期会)」が、近鉄本社役員の意向で会場変更に追い込まれたことが、16日までに分かった。
    近鉄消滅という事態を考慮し、球団側は主催者に球場の使用を了承。だが、本社サイドの“いやがらせ”とも取れる行為で企画の路線変更を余儀なくされた。
    円満に解決するはずだった。「40年会」に所属する労組選手会長の古田はもちろん、「48年会」には、まがりなりにも消滅する近鉄のスターとして貢献した中村、礒部も名を連ねる。
    彼らの思い出が詰まった藤井寺球場を会場に選び、企画は詰めの段階まで進んだが、目前でなごやかムードが一変した。
    「40、48会」が行われるのは12月最初の週末に当たる3、4日。この日程がネックだった。近鉄バファローズが存在するのは11月30日まで。この時点までは、近鉄球団の判断で藤井寺球場の使用を許可できる。
    だが「12月1日からは近鉄本社の管轄下に置かれるため、藤井寺の使用許可などの判断は本社側が決める」(近鉄本社関係者)ためにストップがかかり、ヤフーBBスタジアムを使用する運びとなった。
    「40、48年会」のメンバーには、さらに大リーグ、マリナーズ・イチローや、今季三冠王のダイエー・松中、日本ハム・小笠原、ロッテ・小坂ら各球団の選手会長も多く含んでいる。
    それだけに、近鉄本社が球界全体の心証を悪くしたことは間違いない。
    使用目的が不適当とは考えられないが、近鉄本社サイドから出されたNO。
    「40、48会」の出席予定者も「もう関係ないから、どうでもいいってことでしょ」とあきれ顔だった。どの選手も釈然としないまま進められた球団合併と同様に、近鉄本社の選手への配慮のなさが浮き彫りとなった。

コメント

  1. 匿名 より:

    藤井寺球場が閉鎖

    近鉄の本拠地だった藤井寺球場が、来年1月いっぱいで閉鎖されるらしい。
    学生時代よく、野茂対清原のガチンコ対決を藤井寺まで足を運んで見に行ったものだ。狭いグラウンド、暗く汚いスタンド、座りにくいシートとお世辞にもいい球場とはいえなかったが、「大阪の下町

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