長野ツーリング2日目(2025.10.03/金)

[Bike] V-Strom650XT[Travel] Diary

長野ツーリング1日目からの続き

ツーリング2日目は、前日に時間切れでまわれなかった木崎湖を一周し、鬼無里から筑摩山地界隈を走って帰京の予定。
ただ、前日からのプランが狂った分、計画通りに回れるかどうか…。

まずは、宿から徒歩1分の木崎湖園地へ。
『おねがい』聖地として超メジャーなスポットですが、同シリーズを知らない人には、ただの小さな公園です(苦笑)。
文字通り“木崎湖畔の園地”で、湖畔から木崎湖を望むベンチや、『おねがい☆ツインズ』で登場キャラが描かれた遊具(滑り台とブランコ)も、作品イメージのまんま。ファンなら、間違いなく想いに浸れるかと。

木崎湖園地

木崎湖園地2

木崎湖園地3

木崎湖園地4

【写真2枚目のベンチは、位置こそ変わらないものの、実はアニメ制作後に老朽化のため交換されたモノ。制作当時のベンチは、宿泊した山正旅館が引き取り、敷地内に移設しています(許可を得て撮影)】

木崎湖園地5

【山正旅館に移設されたベンチから木崎湖方面を見れば、目の前が木崎湖園地(写真でもブランコが見える)】

では、木崎湖一周(『おねがい』聖地巡礼)に出発。
数分でJR大糸線・稲尾駅に到着。『おねがいツインズ』での名シーンが、この駅を舞台に描かれました。

稲尾駅

稲尾駅2

一津踏切

【国道148号沿いの稲尾駅から白馬方面へ走り、昨日訪れたYショップを過ぎてすぐの一津(いっつ)踏切。『おねがい☆ティーチャー』の劇中や『おねがい☆ツインズ』オープニングでお馴染み】

海ノ口駅

海ノ口駅2

海ノ口駅3

【JR大糸線・海ノ口駅も重要な聖地。待合室内には『おねがい』コーナーも】

その後も、海ノ口上諏訪神社など木崎湖畔をウロウロ。『おねがい☆ツインズ』ファンには“3人の家”も欠かせない聖地ですが、一般の方が居住されている私邸なので、道路沿いから眺めただけで通過。
そのまま湖畔を一周し、木崎湖キャンプ場跡へ。キャンプ場は今年1月に閉鎖され、建物も解体。ただ、周辺は再整備待ちらしく、物語の舞台となった林間や桟橋もそのまま残されています。

木崎湖キャンプ場

木崎湖キャンプ場2

木崎湖キャンプ場3

【キャンプ場前の道路沿いにあった『おねがい』飛び出し坊やは、残念ながら撤去。引っ越されたキャンプ場の元管理者さんから、グッズ等と一緒に譲渡されたファン代表の方が、別の場所で公開展示などを準備されているとか】
(その話を山正旅館の女将さんからお聞きして現地へ向かいましたが、「定休日」の看板が掲げられ、人の気配もしなかったので、訪問は遠慮しました)
*参照リンク:北アルプス聖地巡礼ミュージアム NOSTALGIA17

信濃木崎駅

信濃木崎駅2

【JR大糸線・信濃木崎駅の待合室も、『おねがい☆ツインズ』ファンには欠かせない場所】

これでひとまず、『おねがい』聖地巡礼は終了。
大町から中山高原~美麻へと快走ルートを辿り、噂通り酷道風な国道406号で奥裾花・鬼無里方面へ。
(各地の酷道に比べれば可愛いもの)

白沢峠

白沢峠3

【誰もいなくて、うっかり通り過ぎそうになった白沢峠(白澤洞門)。なかなかいい感じに撮れず、残念。どう撮っても画角に入る、目立つ場所の落書きにも閉口。近年は有名な撮影スポット化しているらしく、立ち去ろうとした頃に車が2台やってきました】

奥裾花

奥裾花2

【奥裾花ダムから奥裾花自然園へは渓流沿いの快走路ですが、落石がゴロゴロし、細かい砕石や砂で滑るコーナーもあって要注意】

鬼無里の手前で国道を外れ、奥裾花ダム~奥裾花自然園方面へ。
地域の観光情報サイトに「10月の1ヶ月間だけ手前の奥裾花観光センターから自然園への道路が通れるように」的なことが記載されていて、「おぉ、それなら」と行ってみたものの、奥裾花観光センターに到着すると「この先は一般車通行禁止」。「んん?」と訪ねた観光センターも無人で困っていると、たまたま居合わせた関係者らしき方に声をかけられ、事情が飲み込めました。

  • 土砂崩れで道路が不通となり、9月末までは奥裾花ダムの手前から通行止めだった(ダムへも行けなかった)
  • 10月から道路が復旧開通し、同時に奥裾花自然園の秋シーズンが開園(11月3日まで)。
  • 今年の紅葉は、まだまだ(全然)
  • 観光センターから自然園までは、開園時期でも車両通行禁止。徒歩で30分ぐらい
  • 自然園内の散策はルートによって30分~90分を要する。現時刻の14時半からでは、帰路が日没時となりお勧めしない。行かれた人も、もう皆さん帰られた(観光センター駐車場に停まっている車は、その方の1台だけ)
  • 遭遇するかどうかは別にして、エリアに熊は生息している

こうした事情をわかっていれば「なるほど」なのですが、知らない人が観光サイトを見ると、10月だけ車(バイク)で自然園へ行けるようにも思えてしまう。ちょっと書き方が悪いのでは…。
てな会話に、その方も「確かに…。伝えておきます」。その間にも、登ってきて通行禁止表示前でUターンしていく車が何台か。皆、自分と同じ勘違いらしく。
そのためかどうかはわかりませんが、現在の同サイトでは、記載の仕方が変わっています。

そんなこんなで、大人しく山を下りることに。
再び国道406号に戻り、鬼無里の中心地へ。道中にポツンポツンと現れる集落は、いずれも山深い山村で(失礼ながら)「こんなところに住民が…」。
今でこそ長野市に合併されているものの、かつての鬼無里村には信号が1ヶ所しかなく、平家の落人や鬼退治、鬼女など様々な伝説も残っていたとか。山深い信州の、さらに奥地といった光景や風情には、それも納得で。

白馬側から鬼無里の中心部に入ってすぐ、観光客向け拠点・旅の駅に隣接するのがいろは堂・鬼無里本店。長野県の方が「おやきが名物な長野でも、あそこがいちばん」というほどの、有名&人気店です。

いろは堂

【鬼無里でいちばんの観光スポット? 平日午後の空いている時間帯でも、途切れることなく観光客が】

いろは堂2

いろは堂3

【服装からバイクだとわかったらしく、「バイクの方にプレゼント」な創業100周年記念ステッカーもいただきました。(今年が100周年なのだとか)】

本店限定メニューなどお試し的に4個ほど頼んでみると、確かに美味。善光寺前などでおやきを食べて、「まぁ名物だしな」程度に思ったことが嘘のよう。4個は多いかなと躊躇したしたものの、オマケだという半個分も含め、4.5個をペロリ。遅い昼食には十分でした。
大満足だったので、普段はあまり考えない親戚縁者への土産にも箱詰めを注文・発送。クール宅急便なので、送料はややお高め。常温だと、賞味期限が当日中だそうな。

その後も相変わらず道の駅スタンプやら旅行貯金やらで時間を費やすうち、そろそろ時間切れに。
計画していた筑摩山地の快走路巡りや、篠ノ井線旧線跡遊歩道などはパスし、帰路の安曇野方面を目指す。国道19号は金曜夕方遅くにもかかわらず快走路で、意外なほど順調。さすがに市街地まで来ると、交通量や信号待ちが急増しましたが。
安曇野ICから長野道に乗り、梓川SAで夕食。お目当ての『青ブタ』コラボメニューが完売だと困るので、19時頃には到着するよう、道の駅・信州新町(長野市内)から走り続けてきました。

梓川SA

梓川SA2

梓川SA3

【ボロネーゼ 青ブタスペシャル。2,200円のパスタとは「なかなか」ですが、お味も創意工夫もボリュームも予想以上。梓川SAのレストランは、高速SAには珍しく良さげかも】

梓川SAで時間調整したため、岡谷JCT付近のリニューアル工事渋滞に捕まることもなく。梓川SAに着いた頃は、塩尻から岡谷JCTまで渋滞30分以上の表示でしたが。
プランが狂って筑摩山地エリアで温泉入浴できなかったため、岡谷ICで高速を降り、美肌の湯ロマネット(岡谷市)に立ち寄り。一日走り回った後なので、温泉で足の疲れを癒やしておかないと、高速の長時間走行で膝痛&ふくらはぎの攣りが…。
初利用の同温泉は、情報通り浴槽が深い。中腰状態でないと沈んでしまうスタイルは、慣れるまで大変かも。浴槽が円形なので、嫌でも他人と見つめ合うカタチになってしまう一面は…うーん。
とはいえ、22:30までの営業は有り難く。諏訪エリアだと諏訪市の片倉館(千人風呂)がお気に入りなものの、閉店が19:30と早く、利用しづらいので。

帰路は、7月末に開通したばかりの諏訪湖スマートICから中央道へ。
日中夕方は流れが悪い諏訪湖西岸の県道16号も、22時過ぎなら快走路。闇夜なので、諏訪湖はまったく望めませんが…。

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