*静岡・山梨ツーリング:1日目(2025.06.12)(半ば『ゆるキャン△』聖地巡り)からの続き
2日目の6月13日(金)は、枕が合わなかったのか早朝4時に目覚めてしまう。
もともと早朝のうちに薩埵峠へ行くつもりだったので、予定より早く、日の出時刻を待って5時過ぎに薩埵峠へ。
が、天気予報通りに曇天。空には雲がびっしりで、無風なためピクリとも動かない。おかげで、富士山は雲の中…。
驚いたのは、5時過ぎの駐車場に車がいたこと。すぐに走り去りましたが、すぐにもう1台やってきて、徒歩2~3分の展望台で撮影している最中にも数組が。駐車場へ戻った5時20分過ぎの時点で、既に3台ほど駐められていました。7~8台ほどでいっぱいな駐車場だけに、昼間は駐められないかも? ましてや、週末の混乱ぶりは想像に難くない…。
薩埵峠へのルートも狭路と聞いていたので、敢えて訪問者が少ない早朝に訪れたわけで。
興津側からのルートは離合困難な狭い区間こそあるものの、そこまでタフではなく。サンデードライバーのアルファードでも来ようものなら、困るでしょうが。
ストリートビューだけで恐れをなした由比側のルートは、そんなもんじゃないはず。車1台がやっとで離合困難な急勾配区間が延々と続き、ましてや上りは左側がガードレールなしの崖。対向車は一見さんの観光客となれば、バイクでは絶対に走りたくない…。
【展望台へは、駐車場奥の石碑とミカン直売小屋の間を下りていく】
【小路を徒歩2~3分、仮設パイプ組みの展望台が見えてくる。その先は東海自然歩道だが、もはや藪に近い】
【雲がなければ、△印の辺りに富士山が(浮かぶように)見えるはず】
いったんホテルへ戻り、朝食後に出発。
旅籠屋の朝食は、クロワッサンにコーヒー、ジュースだけとシンプル。個人的には十分で、少なくとも、豪華「無料」朝食分が宿泊費に上乗せされるよりはマシ。
昔の東横インがおにぎり数種と味噌汁の朝食サービスを始めた頃は、それだけでも満足だったわけで。
以前から走ってみたかった山梨県方面への国道52号は、信号も少なく、なるほどな山岳快走路…なのだけれど、とにかく大型トラックが多い。もともと静岡-山梨のメインルートな上に、新東名の新清水ICと接続し、周辺にトラックターミナル的な物流拠点が生まれたためでしょうね。
運が良ければ快走路でも、大型トラックが数台連なる後ろにつけば苦行でしか。
昨日以来の山梨県(笑)に入り、まずは南部町の外れにあるキャンプ場:Black Smith Outdoorfield Sanogawa Baseへ。
到着すると、平日10時半頃にもかかわらず、ゆる巡りスタンプの先客が(苦笑)。オーナー氏いわく、スタンプ設置から1ヶ月で(スタンプ目的の人だけで)400人超が来訪したとか。
コミック『ゆるキャン△』第1巻に登場する、ふもとっぱらキャンプ場の移動式トレーラートイレがこちらに移設され、敷地内で存在感を放っています。オーナー氏からも絶賛オススメされたので覗いてみれば、確かにキレイ。移設の際に内部をリニューアルしたそうで、あれなら女子ソロでも安心?
【件のトイレ。出入口には、コミックス第1巻の該当ページ(コピー)が貼られて(笑)】
続いて、富士川対岸の道の駅とみざわへ。4月にも訪れていますが、そのわずか1週間後に、新たなスタンプ設置場所となったわけで。
富沢ICから中部横断自動車道の無料区間に乗り、身延へ。ゆるキャン△聖地エリアは(ほぼ)無料区間なので、有り難く使わせて貰いますわ。
4月訪問時は定休日だった身延駅前の山梨水晶堂本店に立ち寄りつつ、同じく定休日だった身延山の武州屋(4月までの冬季だけ木曜が定休日らしい)さんへ。お店のおばぁさんと談笑しつつ、いろいろ買いまくりで大散財…。
同じく身延山久遠寺参道沿いの、園林さんでは遅めのランチ。噂通り、店内はゆるキャン△だらけ。入店して間もなく地元の常連客らしき方々が来店し、あまり落ち着いて過ごせなかったのが残念。
【山梨水晶堂本店にはビーノが。店内の8割がゆるキャン△グッズ(と身延饅頭や湯葉など土産品)で占められ、本来の水晶製品や印鑑類は片隅でひっそりと「コンニチワ」…】
【武州屋も店内の4割近くがゆるキャン△グッズ。他店で見かけないグッズや、同店プロデュース製品もあるため、見ていて飽きない。ゆるキャン△関連品以外にも、干し椎茸などオリジナル商品を購入】
【賞味期限が6月30日に迫る、きのこ帝国(しいたけ炊き込みご飯の素)&ゆば丼(各トレカ付き)は半額300円。帰宅後に食べてみると激ウマで、300円ならもっと買っておけば良かったと後悔】
【「園林」と書いて「おんりん」。リン仕様ビーノも店頭に】
【店内はジオラマ仕立てのフィギュアなど可愛い装飾が随所に。劇中でなでしこが考案したぶどう牛乳を再現したメニューもあり、注文して合言葉「ゆるキャン△応援しています!」をいえば、オリジナルステッカーが貰える。地元のお客さんもいて気恥ずかしく無言でいると、マスターから「合言葉は?」と促され(苦笑)】
【園林の本業はカレー店。名物の(あfろ氏も来店時に食べたらしい)サクサク焼きカレー丼を注文。うまー。過去には、劇中でリンやなでしこが作ったカレーの再現メニューもあったらしく(完売)】
久遠寺に参拝後は、身延山ロープウェイ乗り場にも立ち寄り。時間がなくて、ロープウェイには乗車せず。乗客は皆無だったようで、「乗りますか?」と尋ねられた係員(お姉さん)の視線が痛い…。スタンプを押すだけでは申し訳ないなぁと急いで退散したため、スタンプと同デザインのステッカーを購入し忘れ(泣)。
最寄りのせいしん駐車場は、バイク1日300円。1時間300円の車と比べれば安いものの、久遠寺参詣だけなら1時間以内に済むわけで、事実上、車とバイクが同料金。しかも、バイクはトイレ脇の余剰スペースに並べて駐めるだけ。前下がりの場所に「前向き駐輪」を指示されるのもイマイチで、あまり再訪は…。ロープウェイに乗車するにも、駐車場からは石段をけっこう上らなければならず…。
後で調べると、山腹を迂回する形で行く久遠寺の駐車場は無料らしく。が、ロープウェイ駅とは久遠寺境内を挟んで反対側なので、ちょっと歩くことに。ステッカー買い忘れは、痛恨かも。
【せいしん駐車場は久遠寺とロープウェイ駅の直下。無料の斜行エレベーター(乗客が自分で操作)で上って降りれば、目の前が境内。ロープウェイ駅へも石段を使わずに行ける】
なわけで、身延町の中心部だけで4ヶ所のスタンプを捺印。なかなか忙しい(苦笑)。
再び無料高速で、旧・下部町エリアへ。
4月訪問時は闇に近い時刻だった下部温泉で、ゆる巡りスタンプ設置の和菓子店:ニュー梅月さんへ。
下部温泉入口にあるしもべの湯は4月に入浴しているものの、身延線を越えた下部温泉郷は、小学生の頃に宿泊して以来。風情は当時と変わらなそうだったので、どこかの宿に投宿してみたいところ。
【ニュー梅月さんでは、店頭に並んでいた温泉饅頭や最中などオススメ品を1個ずつお買い上げ。ウマウマ】
同じく闇だった常磐地区の常幸院、その上に建つ旧・下部小中学校(廃校/ゆるキャン△メンバーが通う本栖高校のモデル)も再訪。
学校跡では、自分と入れ替わりに来訪者が。キャリーケースを引いていたので、甲斐常葉駅から徒歩? 大陸か島の方かも。学校下の坂道では京都ナンバーの車ともすれ違い、聖地らしさを実感。
ただ、学校敷地内は車両侵入禁止で、学校前も駐車禁止。坂道を登って行った京都ナンバー・エルグランドは路駐だろうけれど、地元の好意で成り立つ聖地だけに、身勝手な迷惑行為は遠慮願いたいところ。調べてきているのだろうから、車は常幸院の駐車場に駐めることぐらい知っているはず。
【常幸院の駐車場横に設置された自販機ラッキードリンクショップ(山梨の名物?)も、ゆるキャン△仕様】
【常幸院の駐車場は、本栖高校への聖地巡礼者にも開放。自分も参拝~学校往復の間、バイクを置かせてもらいました。ただ、出入口が坂で、駐車スペースは砂利敷きなので、バイクには優しくないかも】
【常幸院前の坂道を登ると、本栖高校のモデルとなった旧・下部小中学校】
【最寄りの甲斐常葉駅から、随所にこうした案内板が】
【校門前の掲示板にも、ゆるキャン△ポスターが。銀色のロッカーには、交流ノートや松ぼっくりが。おひとつ頂き、お持ち帰り】
【当日は作業のため開放されていましたが、通常は校門に車止めが】
【校舎内はイベント時のみ公開ですが、窓から校舎内を覗くと、巡礼者向けサービスの装飾も。野クルのサークル部屋も扉付近だけ覗けますが、まともな写真撮影は困難】
【甲斐常葉駅側から常幸院や旧・下部小中学校へ向かう途中にある富里郵便局は、ガラス外面や局舎内に『ゆるキャン△』装飾が。(許可を得て撮影)】
やはりスタンプ設置場所で、常幸院のステッカーも販売する道の駅しもべまで往復し、(スタンプ設置場所の)三沢屋石油・下部SSで給油。
さらに町中まで下りて、川窪書店さんで今回最後のスタンプを。
同書店はリンがバイトしていたモデル店だけあって、広くない店内の1/3程度をゆるキャン△コーナーが占める聖地ぶり。コミックス単行本を始め、各種ゆるキャン△本や芳文社きらら系雑誌が所狭しと並んでいました。お店の方も親切でノリが良く、ステッカーしか買わずに申し訳ない…。次に欲しい関連本が発売されたなら、機会を作ってこちらまで買いに来たいほど。その頃には、ゆる巡りスタンプの新規設置場所も増えているでしょうし。
これで、ゆる巡りスタンプは15個目。
2025年5月現在のスタンプ設置ポイントは19ヶ所で、スタンプ帳には28個分のページがあるため、まだまだ増える!?
4月は下部から本栖湖・河口湖へ抜けたため、今回の帰路は甲府方面へ。
高速無料区間の六郷ICから県道9号~4号~金川曽根広域農道を快走し、みはらしの丘みたまの湯で温泉入浴。そのまま高速に乗っても小仏トンネル渋滞に捕まるため、時間調整の意味も。
甲府盆地を見渡せる露天風呂の景観が人気らしく、金曜夜なこともあって駐車場は7~8割が埋まる状況。バイク駐輪スペースが他に1台だけだったのは、意外? 館内も混雑していましたが、浴場は広く、芋洗い状態にまでは至らず。ドライヤーが有料だったりもせず、特に減点項目がない、人気のほどに納得な温泉施設でした。
ただ、館内レストランは今ひとつ。畳敷き大広間形式なので、膝プロテクター入りライディングパンツでは足を伸ばしにくい…。座布団だけで背もたれもないため、どうにも落ち着けず。メニュー内容や料理のレベルもそれなりで、再訪するなら入浴だけですかね。
【実はここも聖地(『へやキャン△』第11話)ですが、館内利用客にそれらしき方(苦笑)は皆無。露天風呂に浸かる野クルメンバー3人をあしらった、オリジナルタオルも販売中(お買い上げ)】
みたまの湯へのアクセス路となる、金川曽根広域農道の快走路ぶりには驚き。甲府市郊外の道路はどこも流れが悪く走りづらいため、できるだけこのルートを使いたいかも。全国各地で広域農道=税金の無駄遣いと感じる機会が少なくないものの、ここは大満足(苦笑)。
同広域農道を使えば甲府南ICまで30分かからず、ちょうどいい時間帯に中央道へ。21時前後の小仏トンネル付近は快走状態で、スムーズに都内へ戻れました。
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