カブ用のヘルメットとドライブレコーダー(前編)

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カブにもドラレコを付けたいけれどバッテリー負荷が…

カブにもドライブレコーダーを付けたいと思ったものの、購入店のアライモータースで相談したところ、グリップヒーター(ホンダ純正)を装着しているため、バッテリーに不安ありとのこと。
前後撮影の車載タイプは、想像以上にバッテリーへの負荷が高いらしく。もともとプアで供給量不足気味なカブのバッテリー周りだけに、厳しいかもといわれれば納得なわけで。

簡易タイプのMAXWIN:BDVR-B001ならカブでも大丈夫

USBソケット(キタコ:USB電源KIT)も装着しているので、そこから給電するタイプなら負荷も小さく大丈夫でしょう…とのアドバイスから、ヘルメット(あるいはハンドル周り)に装着する簡易的なドラレコを考えたのが、2023年秋のこと。
そこで導入したのが、MAXWIN:BDVR-B001。前方撮影だけのシンプルな構成ながら、63グラムと軽量で、ヘルメットに装着しても違和感がなさそう。
また、少し高い前後撮影タイプに比べ、画質や暗所撮影性能が(スペック上は)勝っているはず。基本的に事故対策用と割り切り、これで十分かなと。
何より、カブ用ドラレコに何万円も出したくない…が、一番の本音(苦笑)。バイク用ドラレコの高価さ(本体価格+取付工賃)には、勘弁してよと思っているので…。

*購入店:カーパーツ KATSUNOKI国際(楽天市場)
*2023年11月購入時価格:10,980円

MAXWIN:BDVR-B001のヘルメット装着に一苦労

付属のヘルメット取付用マウントがポンコツで、市場に出回る取付マウントをいくつか購入して試すなど、実運用までには手間がかかりました。
いわゆる「ちょんまげ」スタイルは嫌なので、ヘルメットの側面に装着しようと試行錯誤。どうしても曲面(カーブ状)部分になるため、正しい位置なのかどうかが判別しづらい。走行撮影してみなければ映像確認もできず、予想以上に難しい…。
取付ベース用・両面テープは強力で、一度貼り付けると、ちょっとやそっとでは剥がせない。再利用も難しいため、多少の妥協は致し方ないですかね。完璧に装着しようとすれば、(やり直し&やり直しで)取付ベースがいくつ必要になるんだか…。
ご近所用と遠出用のヘルメット2つにマウントを取り付けたものの、どちらも撮影映像は左右斜めに傾き気味。多少の妥協は致し方ない、見られればいいかと、最後は諦めの境地へ(苦笑)。

BDVR-B001には三脚ネジ穴があり、取付用ブラケットがGoProと共通仕様なこともポイント。
そのため、市場に流通する大半の汎用取付マウントを流用できます。要は、千差万別な取付マウントから好きなものを選べると。
いくつか試してみた中で気に入ったのが、GLIDER SPORTS:回転ハウジングマウント付き 曲面マウント(gp92)。(2023年11月購入時価格:1,320円)
GoPro用の汎用マウントとしては高めの価格ですが、作りはしっかりしていて、破損落下しそうにない安心感が。取付角度調整も容易で、使いやすい。
角度固定の留め具がちょっと緩めで、乱暴に扱うと装着したカメラが明後日の方向を向きがちな点は難。走行中に緩むことはないので、メットをトップケースに出し入れする際だけ気をつければ問題なし。

カブ用ヘルメットあれこれ

MAXWIN:BDVR-B001の使用感、問題点などの本題前に、カブ用ヘルメットに関する覚え書き的まとめ。

ご近所チョイ乗り用の格安バブルシールド・ジェット

*ご近所用ヘルメット
石野商会:MAX-308 スモールジョンジェット
(Amazon/2020年購入時価格:3,980円)

オンエア当時から『ゆる△キャン』好きだった身としては、リンちゃん風ヘルメットが第一条件に(苦笑)。(オンエア終了後に巻き起こった、大ブームには驚愕)
といっても痛車的趣味はないため、あくまで「それっぽい」ものをと。で、バブルシールド、SG規格、そして安価との条件から選んだ結果がコレ。
無地にストライプ+バブルシールドの(半キャップでない)ジェットヘルメットは、探すと意外にないもの。少なくとも購入当時は、ほぼ唯一の選択肢だったような。

フリーサイズだけに、被ってみるとユルユル。当たり前に前後方向へ動いてしまうため、アゴ紐をしっかり締めないと意味ナシに。
恐ろしく軽い上に、「乗っけてる」風な浅い被り心地が安物感を醸し出すものの、60km以上出すことは稀なご近所ちょい乗り仕様ならOKかなと。帽体自体はSG規格で大丈夫…と信じましょう(苦笑)。
まぁ、4,000円のヘルメットに注文をつけても…。
(久々にAmazon販売ページを見ると5,980円で驚き)

石野商会ヘルメット

お出かけ用はgodblinc(ZOLTAR):PythonJet2

とはいえ、これだけでは「ちょっと遠出」に心許ない。
四国お遍路の第一弾で、徳島県をカブで巡る機に、お出かけ用のヘルメットを用意しようと。
やはり「リンちゃん風」「バブルシールド」のジェットで考え、選んでみたのが、godblinc(ZOLTAR):PythonJet2。
帽体はABS強化プラスチック製ながら、SG/PSC規格。同社公式サイトや動画を見ても、「売れればいい」安物メーカーとは一味違うんじゃないかと。

*お出かけ用ヘルメット
godblinc(ZOLTAR):PythonJet2
(購入店:アイネット楽天市場店/2023年11月購入時価格:8,580円)

同店で購入した理由は、製品が予めガラスコーティング施工されているため。
それなりのお値段で事後施行する気にはなれないものの、最初から無料(商品代込み)施工なら、お得かなと。
開封後の第一印象も「キレイ!」で、悪くないサービスなのでは。

被ってみた第一印象は、前述のご近所用ヘルメットと雲泥の差。
約1,050グラムの重量感とともに、ヘルメットらしい「包まれている」安心感も。一般道しか走行できないカブ用ジェットなら、これで十分かなと。
縁周りなど細部を見ても、必要十分な作り込みが感じられて。総じて、価格以上のお値打ち品ではないかと。
godblincは新規参入の後発メーカー(ブランド)らしいですが、なかなか良いのでは?

定評あるライズのバブルシールドを別途購入・装着

シールドが付属しないヘルメット単体製品なので、バブルシールドは別途、定評あるRIDEZ(ライズ):Final Bubble Shield(クリア)を購入。
問題なく装着でき、開閉動作を始め、作りもしっかりしていて満足。安価なバブルシールドは「ただの薄っぺらプラ成形板」でサイズも小さいため、多少高くてもマトモなものを買ったほうが良いかと。
シールド自体が大きめなこともあり、PythonJet2に装着すると、顎まできっちり覆われます。
(石野商会のご近所用ヘルメットは、口元ぐらいまでしか覆われない)

*購入店:バイク用品店サイクルワールド(楽天市場)
*2023年11月購入時価格:3,613円

他ショップの販売一覧は下記から。なぜか上記だけが別商品扱いなので。

アクセントのストライプをラッピングテープで

godblinc(ZOLTAR):PythonJet2はストライプ装飾がない無地シンプル仕様なので、ラッピングテープを購入し、自分でストライプ状に貼り付け。それぐらいの手間なら、かけられます(苦笑)。
購入したのは、ハッピークロイツ(楽天市場)というショップのオリジナル商品:テープ式 PVC カーラッピングフィルム(マットブラック/5cm幅×6m)。
(2023年11月購入時価格:1,998円)

カーラッピングフィルムと謳う製品だけに、ヘルメットのような曲面でも吸い付くように貼れてしまい、驚き。何度も貼り直しを覚悟していただけに、あっさり1回の作業で終わり拍子抜けしたほど(苦笑)。
仕上がり感も上々で、上質感が漂う、良い製品なのでは。

PythonJet2ヘルメット

長くなったので、前編・後編に分けます。
BDVR-B001の実使用感や、その後のトラブルなどについては、「カブ用のヘルメットとドライブレコーダー(後編)」で。

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