小一時間も乗っていれば尻痛でどうしようもなくなるカブのシートに、クッションを装着してみました。
いわゆる“ゲルザブ”系の安物で、「ゲルクッション」などと銘打っていますが、実際にゲル状素材が用いられているわけではなく。ゴム(?)のような素材がハニカム状に構成された、要は「単なるクッション」ですね。
同様の製品は大量に市場流通していて、「ゲル」を宣伝文句に入れるのも常套手段なんでしょう。
でも、「本物のゲルザブ」は1万円以上するので、3,000円程度で購入できる「紛い物」と同じわけがない(苦笑)。作りも素材も価格も違いすぎる(ほぼ100%)大陸製なので、そこらへんは無法地帯化しているような。
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とはいえ、1万円以上となれば、例え効果があったとしてもコストパフォーマンス的には微妙な。そう思って、これまでゲルザブは未使用だったわけですが。
それに、盗難が怖いですよね。出先での駐輪時、1万円以上するものを「欲しけりゃ持っていけ」状態で放置するのは…。
それなら、2,000~3,000円の紛い物を試してみようかと、貧乏性で「安物買いの銭失い」な本性が…(苦笑)。
楽天やAmazonを見れば大量に販売され、ショップによって売価もまちまち。その中でも最安値を探し、購入価格は2,200円。他のモノと同時購入したため、送料は無料。そーゆー買い方をするものでしょうね。
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(おそらく同じ製品ですが、ここでコレを買ったわけではなく)
(販売価格が頻繁に変わり、取り扱い自体がなくなるケースも少なくないため、リンクは参考までに)
で、結果的には、当たり?
片道1時間40分ほどのプチツーリングに出てみたところ、1時間ぐらいまでは問題なく。それだけでも、未装着状態とは雲泥の差。
1時間を超えると多少の痛みが感じられ始めたものの、コストパフォーマンスは高いかと。
ハニカム構造が生み出すクッション性で、乗り心地も悪くない感じ。シートに厚みが生まれ、沈み込んだ尻が固定された状態になることから、直立気味になりがちな乗車姿勢をどう捉えるかでしょうね。人によっては、好き嫌いが分かれるかも?
全体の形状・サイズ感は、まるでカブ専用品かと思うほど、純正シートにフィット。走行中のズレも大して感じず、思ったほど違和感はなく。
【▲ 裏面は、滑り止め用の小さな突起が全面に。意外なほど効果あり?】
【▲ 厚みは想像以上だが、座るとズブッと沈み込む】
レビュー等を見ると耐久性は疑問ありなので、1時間以上の連続走行が見込まれる際のみ、装着することに。
柔らかく沈み込むことで効果を生み出すハニカム構造だけに、使用時間とともにヘタるのは当然。内部が崩れてハニカム状でなくなれば、それこそただの尻敷きなので。
普段から装着しっぱなしだと、盗られる機会も多いでしょうしね。
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