*前の日記:RV125JP 始動不能から廃車へ…(その1) 立ち往生でロードサービス
翌日、ショップ(アライモータース)から連絡が。GW10連休中も、前半は通常営業だそうな。
結果は深刻。
エンジン内圧が、6ぐらいまでしか上がらない。
通常は12程度なのだが、10を切ると始動が難しい。
6ぐらいだと、よほど好条件でないと無理っぽい。
うーん、なるほど。
ここ1年ほどは始動が不安定気味だったので、いろいろ納得。要は、ピストンやシリンダーなどエンジンが逝ってしまったと。
対応するには腰上オーバーホールが必要なのだけれど、年数(13年)や距離(48,000km)を考えると…。
さらに問題となったのが、インポーターが変更されたこと。
初めて知ったのですが、SYMのインポーターが2019年春から正式に別業者へと変わったそうな。
SYMの日本市場進出時からインポーター(輸入・販売代理店)を務めてきたエムズ商会が、事業を他業者に移譲したわけですね。
実は2017年頃から販売不振~業務移譲を考えていたらしく、SYM Japan公式サイトも、2017年秋頃を境に更新が滞っているわけで。ショップによると、2018年からは新車販売もストップしていたとのこと。
インポーターとしてのエムズ商会は頑張っていて、国内に消耗品パーツをストックし、整備担当の窓口も設けて販売店対応にあたっていたそうな。が、その整備窓口も2018年には廃止され、担当者が退社するなど末期的な状況に…。消耗品パーツのストックも、減るいっぽうだったとか。
この状況には、事業の移譲先が決まらないまま1年以上が経過してしまった…という背景もあるようです。引き受け手が決まらず、やめるにやめられない状況だったみたいですね。無責任に投げ出さなかっただけ、良心的だと考えるべきかもしれません。
もちろん、既存ユーザーを切り捨てる訳にはいかないという本国の意向もあるでしょうし。
で、ようやく事業の移譲先が決まり、2019年春からの移行準備段階を経て、GW明けから完全移譲…というタイミングで、エンジンが逝ってしまったわけです。
いや、なんだよそれ…。
つまり、ここでオーバーホールをして復活したとしても、今後は消耗品パーツの供給すらおぼつかないことは目に見えていると。
新事業者は「仕方なく引き受けた」的なポジションに過ぎず、既存ユーザーのため、本国との窓口&パイプだけは閉ざさないようにした…という状況らしいです。
パーツの国内ストックなども考えていないようで、今後は消耗品ひとつでも本国へ発注~船便で輸送になりそう。
残念ながら事実上、日本市場からの撤退といってもいいのでは。
なわけで、ショップからも「正直、オーバーホールをしてまで乗り続けることはお勧めしません」。
とりあえずGW期間中は車両を預かっておいてくれるそうなので、どうするか考えなければ。
というか、ほぼ廃車~乗り換えが決定事項なわけで。いや、ちょっと想定外なので。どうしましょ。
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