東北楽天ゴールデンイーグルス、参入決定

[Sports] BaseBall

 プロ野球オーナー会議で、パ・リーグの新規参加球団を《東北楽天ゴールデンイーグルス》とすることが決定。
 新規参入は、1954年の高橋ユニオンズ(パ・リーグ)以来50年ぶり。当時の高橋ユニオンズは、球団増でリーグ繁栄を目指すという経緯から無理矢理に新設されたらしく、事情は大きく異なりますね(苦笑)。

 阪神・久万オーナーのフライング発言からもわかるように、大方の予想通りの決着かと。会議議長の(巨人)滝鼻オーナーいわく、「楽天の経営体力がライブドアよりも勝っていた」そうですが、んなことは最初からわかっていたでしょ。経常利益が150億円の楽天に対し、livedoorは50億円ですし。livedoorのほうが、金融情勢の影響を受けやすいという点は、確かでしょうが。

 パ・リーグ各チームの経営赤字は、平均で35億円なのだとか。お世辞にも、褒められたものではないはず。
 その各球団に、「経営体力を見て」新規参入球団を「審査」する資格など、あるんですかねぇ。結局のところ、「何か面倒なことをやらかしそう」なlivedoorを落とし、「適度に(既存球団と経済界の縛りで)操れるだろう」と思われる楽天を入れた。そんな風にしか見えなかったりも。
 多かれ少なかれ、「どっちもどっち」という見方が主流なのでは。新たな期待感を持つほうが、間違っているとも。個人的にも、楽天を批判するわけでもなく、livedoorが好きなわけでもないという立ち位置ですかね。
 ただ、ヴィッセル神戸のように、「一見さんファンは増えても熱心なサポーターからは見放される」ようなチーム作りだけは、しないで欲しいものです(苦笑)。

 楽天市場では、「プロ野球参入決定記念」と称し、各種セールや東北大物産セールなどを実施中。なるほど、チームの成績次第では、今後もこうした小売りバーゲンが展開できるわけですね。会員数激増も間違いない?
 また、球団公式サイトも参入決定の当日夜に早速オープン。
 「田尾監督のサインボール10個プレゼント」だそうな。
 監督はともかく、ヘッドコーチが山下大輔とは、どうなんでしょ。前年に他チームを率いた監督が、翌年は別球団のヘッドコーチだなんて、あまり耳にしない話ではありますが(苦笑)。


 今回の審査6項目を、覚え書き用にメモ。

  • 参加申請書の妥当性(例えば球団経営の継続性や発展性)
  • 現行野球協約との整合性
  • 専用球場施設の能力、野球観客需要
  • 選手、コーチ陣の確保の見込み
  • 親会社と球団の経営状況の分析
  • 公共財としてふさわしい企業、球団であるか

 うーん、結局のところ、よくわかりませんね。
 今回は二者択一のような状況なので結果が出たものの、これが単一球団の可・不可審査なら、どうだったのか。その基準は、曖昧なままで…。

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