TX100 S1 にビデオカードを追加

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 録画鯖とメインマシンの両方に使ってきた富士通:TX100 S1ですが、やはり、オンボードのビデオ(ATI:ES100)は今ひとつ…。
 フツーに使う分には、特に不都合はないんですけれどね。今回、2DのES100では動かないDirect X 9(Direct 3D)をメインマシンで使う必要が生じたため、面倒だなと思いつつ重い腰を上げました(苦笑)。
 とりあえずDirect Xが動いてくれればいいので、ハードオフでジャンク箱を漁ってみることに。
 (ついでにサウンドカードも。参照:「TX100 S1 にサウンドカードを追加」)
 が、ビデオカードのジャンクは大半がAGPスロット用で、PCI Expressスロット用はごく一部。それも、出力がDVI端子オンリーのモデルばかり。時代錯誤なウチの環境では、未だにVGA(D-Sub15ピン)出力が必要なんだよー。
 で、ようやく1枚だけ見つけたPCI Express/VGA対応カードが、これ。300円。

 ATI Radeon X300 ATI Radeon X300
 【↑ 後に調べたところ、Dell製PCに載っていた製品ではないかと思われ。VRAM:32MB】

 裏面を見ても意味のあるシールや記載はなく、見ただけでは素性もチップも不明。おそらくATI(現・AMD)の古いチップだろうと思いつつ、バクチのつもりでレジへ。失敗しても、300円の損失ですしね。
 装着してみると、やはり同社のRadeon X300(RV370)でした。インターフェイスの主流がPCIからPCI Expressに変わった初期の初期、Direct Xにも初めて対応した頃のチップですね。X1300~かHD2000ぐらいなら大当たりだと思ったけれど、世の中そうそう甘くない(苦笑)。ファンレスのヒートシンクな時点で、あり得ないでしょうが。
 でもまぁ、発熱量が少なくていいじゃん。と、自分に言い聞かせましょ。
 (だから300円で贅沢を言うなって)

 ちなみに、TX100 S1の拡張スロットにはPCI Express ×16など立派なモノ(苦笑)はありませんが、最上段のPCI Express ×1スロットには、最初から切り欠き(切り込み)が入っています。そのため、PCI Express ×16のビデオカードも無改造で挿せます。有り難や。
 Windows7(64bit)でもすんなり認識され、当たり前に映ります。良かった良かった。Direct Xも動く。フツーにtsやmp4などの動画ファイルを再生しても、これまでのようにカクカクと止まったりしないぞ。わーい。

 デバイスマネージャー PC拡張スロット
 【↑ (右)一番上のPCI Express ×1スロットにビデオカード、一番下のPCIスロットにサウンドカードを追加。真ん中2段のPCI Express ×8スロットは未使用。何かカードを挿すにしても、装着に加工が必要で面倒だろうし】

 そうなると、パフォーマンスを調べたくなるのが人の常(笑)。Windows エクスペリエンス インデックス(windows-experience-index = WEI = Windows System Assessment Tool = WinSAT)を走らせてみたところ…。
 完遂しません。「ビデオ再生のパフォーマンスを測定できないよ」と、怒られるばかり。
 ここからが泥沼。
 まずはドライバを疑い、ATI(現・AMD)公式サイトから、最新ドライバを含むインストーラー:Catalyst Software Suite(Revision Number:10.2)を落としてきます。[10-2_legacy_vista32-64_dd_ccc.exe]という実行ファイル名からもわかるように、Windows Vista用。Radeon X300シリーズって、正式にはWindows7サポート対象外なんですね。

 Radeon X300プロパティ Radeon X300プロパティ2
 【↑ (左)Windows7デフォルトのドライバ (右)ちょっとだけリビジョンが上がったATIのドライバ】

 が、ドライバを変えてもダメ。
 検証プログラム: [ winsat formal -restart ](DOSプログラム)を走らせてみると、最後の最後でエラーを吐く。

ERROR: Win32 exception thrown: dsplayer.cpp @ 661 (DirectShow: playback): EC_ERRORABORT event recieved — error in DShow pipeline (code 0x8007007e)

 メモリか? ビデオ再生エラーに関する情報を調べて、コーデックを削ったり、テンポラリの環境変数をいじるなどしても、ダメ。

 winsat画面

 と、文字で書けば数行で済む作業も、実際には「あでーもない、こーでもない」と数時間。こんなところでハマるとは…。
 自作PCが趣味と化していた一昔前ならともかく、すっかりダレてしまった最近は、トラブル=面倒なだけなのにー。
 なわけで、お手上げ。パフォーマンス計測は諦めました(T_T)
 対処法のわかる方がいらしたら、教えていただけると有り難いです。

 *おまけ

 ハードオフのジャンク箱を漁っていて、思わず「エ!?」と声を上げそうになったボードが1枚。
 Kanopus(カノープス/現・グラスバレー)のDV Raptor。500円。。。。。。
 当時の定価は、86,000円ですよ。欲しかったんだよなぁ。高嶺の花で。
 などと書いている今になって、買っておけば良かったかなとか。。(買ってどうする)

参照

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