*その1からの続き
これで決めるつもりの翌日、池袋へと行ってみる。アクセスが面倒なので避けていたけれど、価格はやはり池袋…らしいので。
ビックカメラ。「お待たせしました、485番の方どうぞ」という店内アナウンスからもわかるように、販売員との対応が順番待ちらしい。なるほど、噂通りだ。面倒なのでスルー。ビックなんて滅多に使わないから、ポイント込みの価格を出されても魅力薄なんだもの。LABIとの対抗価格を出して欲しかっただけなので、順番待ちまでしたくない。
で、本命のLABI日本総本店池袋。すごい店名だよなぁ(苦笑)。
テレビ売り場に行ってみると、何やら長蛇の列ができている。エスカレーターを囲むように、どこまで伸びているんだ、この列は…。
ひょっとして、これ…。
最後部の警備員に尋ねると、「販売員の対応待ちの列です。並ばないと販売も説明もできません。今なら約1時間待ちだと思います」。
平日の午後でこれですかー。休日や夜はどんな状況になるのだろう。想像しただけで恐ろしい。あり得ないよ、異常事態。
そのまま帰ろうかとも思ったけれど、せっかくなので並んでみる。やはり自分も、小市民である。
ここで気になったのは、並んで順番が回ってきた際、メーカー派遣の販売員に当たったらどうするのだろう? という素朴な疑問。SHRAPやSONY、東芝の派遣員と、プラズマの話はできないぞ。ヘタに液晶を勧められるのなら、1時間も並ぶ意味がないじゃん。
が、心配は無用でした。見ていると、担当する販売員はすべてヤマダの店員。メーカー派遣員しかいない他店が嘘のよう。ひょっとして、この総本店用に都内他店の販売員までかき集めているのだろうか? だから他店にはメーカー派遣の販売員しかいない? だとすれば、ちょっと問題じゃないだろうか…。
唯一見かけたSONYの派遣員は、列を回りながら「ソニー製品に決めている方はこちらへどうぞ」と声を掛けていた。なるほどね~。ソニー限定で買う人は待たずに済むわけだ。ある意味、頭がいい(苦笑)。
警備員氏の予想は的確で、1時間と10分ほどで列の先頭に。やってきた販売員は、ちょっと話しただけで接客販売のプロだなと感じるお人。良かった良かった。これでダメ販売員に当たったら、泣いちゃうよ。
最初から「プラズマ42インチで」と候補機種を挙げ、とあちこち回って最終判断なことを告げると、向こうもド素人じゃないとわかった様子。交渉はてきぱきと進む。
S2、G2、V2が並んで展示されていたため、同じ大相撲中継にチャンネルを合わせ、見比べてみる。と言うか、「同じチャンネルに合わせるので見比べて下さい」と言われた罠。お勧めされた(売りたいらしい)G2は、確かにコストパフォーマンスが高い。S2との差は歴然としていて、見比べるのがイヤになるほど。両機種のコントラスト比をここまで顕著に感じるのは、大相撲中継という落ち着いた色合いの放送だからだろうか。他店で色鮮やかな背景ばかりのバレー中継を見た際には、それほどの差を感じなかったのだけれど。
逆に、G2とV2との違いは、価格差ほどとは感じない。「V2は高すぎると思います」という言葉に、嘘はないようだ。
ただ、日立機(XP05)をまったく勧めてこないのは不自然で、よほどG2を売りたいらしい。最初に提示されたG2との価格差は、1万円ちょっと。それでHDD内蔵なら、黙っていてもXP05のほうが売れるでしょうしね。でも、録画環境が揃っているこちらは少しでも安いほうがいい。録画したコンテンツを取り出せない内蔵HDDとレコーダーで、録画対象を使い分けるのも面倒と言えば面倒だ。その意味では、両者の思惑が合致している。てか、見透かされている(苦笑)。
結局、G2に絞って最終交渉へ。
110000円+ポイント23%、クレジットカード払いならポイント21%。当初の提示額は116000円ぐらいだったので、端数をカットした金額に。110000円というキリのいい数字を出されると、こちらもそれ以上の交渉がしにくくなるじゃん。そこまで計算尽くとは、さすがプロだな。
本当はコジマの売価に近い105000円+ポイント20%(=実質:84000円)を目処にしたかったのだけれど、難しいようだ。試しに「100000円は無理だよね」と言ってみると、「それはもう、何とかカメラへ行って下さいと言うしかないです」とのこと。
最終的に、「カード払いでもポイントを22%にします」となったところで購入決定。
110000円+ポイント22%(24200円分)→実質:85800円。
*ポイント20000円分ちょっとを購入に充てているので、実際の購入金額は90000円弱。
*5年間保証、配送設置料無料。
同店では以前から110000円+ポイント23%(現金払い)という売価が出ていたようなので、おそらく、ここまでは出してもいいという最低ラインなのでしょう。現状の超売り手市場を考えれば、それでも妥当な線かと。てか、いい加減に疲れていたので…。
しかし、買い換え対象となる29インチ以上のテレビを2階から下ろす場合、別途1050円の手数料が必要というヤマダ独自のルールは…。配送設置料が無料というお題目から、外れるじゃん。他店ではそんな別料金、不要だぞ。
その分の割引を交渉してみると、ポイント1%アップ分とほぼ同額なので勘弁して下さいとのこと。なるほど、それも計算済みか…。
なわけで、久々に買い物交渉的なことをしてみましたとさ。
納期は12月2日(これが最短)。
エコポイントが予算枯渇で早期終了となっても、間に合うでしょう。異常とも思える爆発的なテレビ販売量を考えれば、早期終了があってもおかしくないですからね。日本の歴史上、2010年11月がもっともテレビの売れた月となることは間違いない?
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