IC運転免許証と中型免許が誕生

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 2007年1月4日から、ICカード型の運転免許証が発行されるそうな。
 この新免許証は、サイズこそ現行の免許証と同じながら、厚みが数ミリ増し、住所を除く記載事項が埋め込まれたICチップに記録されるというもの。本籍はプライバシー保護のため、このチップ内にのみ記録されるとか。(免許証表面には記載がなくなる)
 ICチップの読み取りには、本人が定めた4ケタの暗証番号が必要。
 目的は偽造防止らしいですが、どの程度のセキュリティをかける気なのかしらん…。
 1月から発行されるのは東京、茨城、埼玉、兵庫、島根の5都県のみ。2008年度末までには、全都道府県で発行予定。

 で。
 IC免許証化に合わせて、更新手数料が450円も値上げされるらしい。
 おいおい。そこが狙いのひとつかよ。

 免許証といえば、07年6月から《中型自動車免許》が誕生するとか。
 従来の普通:大型の中間に設定され、これまで4t車まで運転可能だった普通免許では、3t車未満しか運転できないように。新たな中型免許では3~6.5t車が運転でき、それ以上は大型免許という区分けになるそうな。
 つまり、普通免許で4tトラックを運転できてしまう恐れ多い制度が、ようやく変更されるわけですね。4tトラックにはショート、ロング、超ロングの3種類があり、超ロングになると、大型トラックと全長は変わらない。普通免許で運転できるほうがおかしいので、超・危険です。
 幹線道路や高速を走る際も、なるべく4t車には近づかないようにしていますから。どんな奴が運転しているのか、わかったもんじゃない。

 それはさておき。
 免許更新料が値上げ~免許区分けが増える~免許取得者が増える(天下り先の教習所でも生徒増)~免許更新者が増える=免許証発行と更新手数料が激増。
 いやいや、実に良くできた仕組みじゃないですか(苦笑)。

関連記事
  • <IC運転免許証>1月4日に発行、5都県で開始 (2006.12.28/毎日新聞)
    (旧リンク先=http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061228k0000e040036000c.html)
  •  警察庁は28日、偽造防止などを目的に導入を決めていたICカード型の運転免許証を、来年1月4日から東京都、茨城、埼玉、兵庫、島根の5都県で発行を始めると発表した。08年度末までに全都道府県で発行する予定。
     同庁によると、新免許証はサイズは現行の免許証と同じで厚みが数ミリ増す。埋め込まれたICチップに本人の住所を除く顔写真、本籍など免許証表面の記載事項を記録させる。ICチップの内容の読み取りには本人の定める4ケタの暗証番号が必要になる。
     現行の免許証は身分証としても活用されているが、偽造事件が相次ぎ、01年の道路交通法改正でIC免許証の導入を決めていた。

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