キャンプ用のクッカーは、基本的にSnow Peak:アルミパーソナルクッカーセットと、EVERNEW:チタンシェラカップFDだけでやりくりしてきました。耐熱プラスティック製コップや、アウトドア用のプラスティック小皿とも併用しながら。
これだけでも何とかなってしまうものですが、もうちょっと何か欲しいと思っていたのも確か。かといって、高価なモノは買いたくないし…。
で、試しに入手してみたのが、EPI:アルミ3点食器セット C-5201。わずか1,000円ほどで買えてしまう、激安のクッカーセットです。
さて、届いたブツを見てみれば。
なるほど、安物だけのことはあるなと(苦笑)。いや、ホントに安っぽい…。正直、使えりゃいいという、割り切りが必要な製品ですね。個人的には問題ない考え方ですが、新品の段階で既に小傷だらけとは。。。アルミ製なので、傷がつきやすいのは仕方ないか。
驚くほど軽いものの、強く押すと凹んでしまうようなヤワさはなし。意外に丈夫そう。
登山用に特化した、良くも悪くも使い捨て感覚の製品なんでしょうね。傷ついてボロボロになったり、紛失してもすぐ買い直せる。ある意味、厳しい環境での使用を前提とした製品だとも言え、こーゆーポリシーは嫌いじゃないかな。実用主義のEPIらしい製品です。
【↑ 何の飾りっ気もない、白箱入り。大きさ比較のためタベコと並べて】
【↑ クッカー大と小のスタッキングは、ほぼスッポリ。小を取り出しにくいようなことはなく、カタカタ動きもしない、絶妙なサイズ】
【↑ 皿を兼ねるフタは1枚のみという、必要最低限のセット。中身が空の状態だと、クッカー小は自立できない。大のほうは大丈夫】
【↑ フタをハメる際は、(左写真の)フタの丸い突起部を、(右写真の)クッカーの縁にある切り欠き部に合わせて重ね、少し回す。突起部が縁に固定されるため、フタが外れたりズレたりしない仕組み。安物なのに、細かい点までよく考えられていて感心】
とまぁ、「へぇ~、ほう」と頷ける製品ではあるものの、大きさ(容量)が中途半端な面は否めないかなと。
クッカー大は、ソロユースなら炊飯も何とか可能なサイズ。そこそこ使い道はありそうだけれど、炊飯にはスノピのほうが便利なはず。
クッカー小は、大きさも容量もシェラカップとほぼ同等で、用途が被ってしまう。どちらを使いたいかといえば…。空の状態でも自立できるシェラカップに比べ、C-5201のクッカー小は倒れてしまうことも難点。
また、手持ちの他クッカーとスタッキングを試してみると…。
スノーピーク:アルミパーソナルクッカーセットのクッカー大に、C-5201のクッカー大は収まる。つまり、C-5201の大・小とも、スノピのクッカー大にスタッキング可能。ただし、フタを付けると無理で、スノピのクッカー小も行き場を失ってしまう。
スノピのクッカー小に、C-5201のクッカー小をスタッキングすることも可能。が、この場合は、C-5201のクッカー大が宙ぶらりんな存在に。シェラカップも収めることができず、スタッキングする意味があまりない。
C-5201とシェラカップとの組み合わせだと、下写真のような感じ。この場合、C-5201のクッカー小は行き場がなくなる。
【↑ EPI:REVO-3700入りシェラカップを、C-5201のクッカー大に重ねる。フタも閉まるが浮き気味で、やや斜めになってしまう】
どうしたものか結論が出ないまま、2013年の北海道ツーリングには、スノピのクッカーセットにシェラカップをスタッキングし、C-5201を別に持っていくことに。結果、C-5201の出番は、お皿として数回のみ…。意味ないなぁ。
改めて、スノピのクッカーセットが使いやすいサイズなのだと実感しました(^^;;
結局のところ、C-5201を他のクッカーと組み合わせようとすればするほど、中途半端な存在になってしまうんですよね。
やはり、これだけの最小構成でも何とかなる登山用品と割り切ったほうがいいのかも。本来は、そうした用途の製品なわけですし。気軽に入手できる価格な分、他のモノと組み合わせられないかと考えてしまうんですけれどね。。。
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