RV125JP 駆動系、フロントベアリング修理

[Bike] SYM RV125JP

 先の北海道ツーリングで、約3,500kmを走ってきたRV125JP。年間の平均走行距離が約3,000kmなので、それ以上を一気に2週間で走ってしまったことになる。
 そもそも道内を走り始めてすぐ、「これは駆動系の耐久テストをやっているようなものだなぁ…」という感覚はあったんですよね。前部フラットフロアにパンパンになったドライバッグ(容量33リットル)を積み、メットイン、リアボックスとも荷物満載の状態で、平均70km強で流れる北海道の道路を走りまくったのだから。。。
 旅の終盤にはリアから異音がし始め、駆動系にガタがきていたことは明白。さらに帰宅後に前部フロアの荷物を下ろすと、ハンドルがガタガタなことにも気づく。走行距離は17371.6km。
 いつものワールドスクーターズ(アライモータース)に持ち込むと、フロントは「よくこんなになるまで放っておいたねぇ」と言われるほどベアリングがガッタガタ。や、大荷物で上から抑え込むような状態になっていると、気づかないんですって。結局、フロント部はステアリングステムの総バラシ→調整という大事に。ベアリング自体は調整で再利用OKとのことで交換なし。
 いっぽうリアの駆動系も重傷。ミッションのベアリングを交換、カシャカシャという異音の源だと思われるクラッチもダメで、クラッチウェイトの交換。ドライブベルトも交換。ウェイトローラーは減ってはいるらしいものの、とりあえず現状維持。そして再調整と、トータルで4万円近くかかる大修理に。。。
 走行距離を考えれば、2万km近くなったところで駆動系のメンテナンスが必要なのは致し方ないところ。フロントの痛みは早いけれど、事故や転倒などが重なっていたこともあり、全体に痛みの進行が早まったのでは、とのこと。1年間分の走行距離を一気に、それもノーメンテナンスの状態で稼いでしまったのだから、1年間分の痛みが一気に出たという見方ができなくもない。
 逆に言えば、荷物満載の北海道ツーリングが直接の要因でイカれた部分はなし。バイク自体の耐久性は、125ccにしてはかなりのもの、というのが結論なのかも?
 また、エンジンオイルの交換も。出発前のメンテで交換してから4,000km近く走っているので、当然ですね。

 メンテ後は、まるで別の乗り物のように「シャンとした」いうのが第一印象。「かなり固く感じるはずだから」と言われたフロントは遊びがまったくなくなった感覚で、慣れるまでは怖かったほど。バイク自体がとにかく真っ直ぐに進もうとする印象で、超低速だとバランスが崩れた状態をハンドルの微調整でごまかす…ことができない(^^;; 路面状態にもよるけれど、ハンドルが動かないんだもの。バイクのほうから「もっとちゃんとした姿勢とバランスで乗れ」と苦言を呈されているような感じ(苦笑)。
 リアの駆動系、エンジン周りからはメカニカルノイズが消え、驚くほどアイドリングが静かに。。。ウェイトローラーの交換以来、スロットルを開けると絶えず感じられていた不快な騒音も、あまり気にならなくなったような。
 言ってみればこれが“正常な状態”で、そうであればよくできた代物だと実感もさせられる。ただ、それを維持するのが微妙な、シビアな面を持ち合わせているとも。放ったらかしのノーメンテでも緩〜く乗っていられる国産車とは、やはり根本から違うんだろうなぁ。。。

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