HDD増設に伴い、録画鯖の富士通:TX100 S1でHDDの構成変更を行ったわけですが…。
ここで、あまりに痛すぎるアクシデントが発生したたため、その顛末を。
やったこと。
- 3TBとしては2台目になるHDDを増設。
- 6台搭載しているHDDのうち、システム用だった160GBを外し、データ用2TBのうち1台をシステム用に変更。データは他HDDへ移動し、OS(Windows7 Home Premium/64bit)を再インストール。
- HDDの構成を変更する必要があり、一部のHDDを抜き差し。(S-ATAポートも変わる)
- 各HDDの分類を見直し、必要に応じてデータを別ドライブに移動。
これだけのことで、数百にも及ぶ録画ファイルが破損し、再生不能になってしまいました(T_T)
OSの再インストール自体にはさほど時間がかからないものの、大変なのはその更新。数時間も要するWindowsアップデートの遅さにイラつきながら、その間にドライブ間のデータ移動をしていたわけです。
と、一部のファイル移動にエラーが。
何だ? と思いつつ見ると、別ドライブに移動した録画ファイルの「長さ」(録画時間・分)表示がおかしい。
Windowsの更新がようやく終わったところでDLNA関連の設定を済ませ、PS3経由で再生したところ。。。「ファイルが壊れています」が出まくり、再生できたファイルもまったく別の番組が途中からだったり、あるいは途中で切れたり、ぐちゃぐちゃで…。
PC上で再生しても、症状は同じ。再生不能か、ぐちゃぐちゃか…。
何が起こっているのかわからず、一時はパニックに。
調べてみると、これまで使っていた3TBのHDD(Seagate ST3000DM001-9YN166)から別ドライブに移動させたファイルと、ST3000DM001-9YN166に置いたまま移動も何もしていないファイルの一部だけが、おかしくなっている。。。他のHDD上にあるファイルは、問題なし。
となれば、疑うべきはST3000DM001-9YN166。つい先ほどまで問題なかった同ドライブが、いきなり壊れたのか?
HDDの状態をチェックしようと、CrystalDiskInfoを起動させてみたなら。。。
なんと、容量800GBとしてしか認識されていないぞ。はぁ?
その容量からして、完全に「2.2TBの壁」ってやつです。
でも。OS上では、エクスプローラーはもちろん、「ディスクの管理」画面でも、きちんと3TBとして認識されているのに。
要するに。
- 実際には800GB分しか認識されていない3TBドライブが、OSでの見かけ上は3TBとして認識されていた。
- その「見かけ上の3TB」を前提に、他ドライブへのファイル移動を行った。
- 結果、データがぐちゃぐちゃになった。
ということですね。
でも、なぜ?
ここで思い当たるのは、作業前に該当ドライブを外し、位置を変えたこと。つまり、別のS-ATAポートに接続し直したこと。
TX100 S1には計6つのS-ATAポートがあるため、3TBドライブをひとつずつ接続して試したところ、驚愕の事実が判明したのです。
6つのポートのうち、S-ATA:4の1ポートだけ、3TBのHDDを正常に認識できない。
そんなバカな。これって、仕様なの?
これまで、3TBの同ドライブは問題のポートとは別のS-ATAポートに接続していました。新規に増設した3TBも同様。それを付け替えでたまたま該当ポートに接続し、問題が生じているのに気づかずファイル移動を行ったため、データが破損した。
いや、あり得ないでしょ。。。(T_T)
容量認識がおかしいことに気づかなかったのは仕方ないとしても、ファイル移動ではなくコピーにしておけば…。認識がおかしいことにはやがて気づくだろうし、HDD自体が壊れたわけではないので、元のデータさえ無事なら問題なかったのに。
そこは反省なわけですが。。
バックアップの重要性は以前から感じていたものの、少なくとも10TB分のHDDと、もう1台のサーバーが必要になりますからね。円安でHDD価格が高騰している中、そう簡単には実現できない…。
破損したファイルは復旧できず、数百もの録画データが消えました。
立ち直れん。。。
コメント