taspo申し込み、その後

[Diary] Misc

 運転免許証による成人認証認可について報道されたのが、4月19日・土曜。
 それに気づかずtaspo申込書を投函したのも、同4月19日。

 *2008.04.18の日記 「taspoを申し込なきゃだわ」参照

 その件について、日本たばこ協会taspoダイヤル問い合わせたのが、4月21日・月曜。

  1. 運転免許証による認証システムが導入されるそうだが、そうなればtaspoは不要ではないのか。
  2. taspo申込書を投函し、今日(4月21日)に届くと思われるが、申し込みキャンセルは可能か。
  3. taspo申し込みに関する個人情報は、ピデルを運営管理するJCBに無条件で渡るのか。

 基本的に上記3項目を質問してみたところ、返答は…。

  1. 運転免許証による認証システムは、taspo(日本たばこ協会)とは無関係の「別会社」が運営設置するもので、詳細はわからない。
  2. 申込書が到着すると自動的に発行手続きに進んでしまうので、投函後のキャンセルは受け付けられない。
  3. 個人情報は日本たばこ協会が管理し、ピデルの不正利用などのトラブルが起きた場合に限り、JCBからの要求で渡すことがある。

 順番が前後しますが、(3)に関しては納得。よぉ〜く規約を見ると、確かにその通り記載されていました。
 で、(2)は。規約のどこを見ても、「投函後のキャンセルは受け付けない」とは記載されていないし。尋ねてみても、そうした規則はないものの、「できない」の一点張り。要は作業手順上の問題らしい。膨大な申し込みの中から特定の分だけをストップすることができないと。個人情報を提出した本人が「頼むから作らないでくれ、個人情報を返してくれ」と言っているのに、無理矢理に個人情報を管理し、カードを作るのか?

 そこまでゴネることになってしまったのは、(1)の返答があったから。「別会社」って何? たばこの自販機は全て、日本たばこ協会が管理しているのではないのか?
 どうも違うらしい。日本たばこ協会が管理していない自販機に関しては、知らぬ存ぜぬという態度。いやちょっと待て。
 それはつまり、運転免許証により成人認証が認可される以前から、taspoがあってもたばこが買えない自販機が存在する、ということではないのか?
 taspo申し込み案内のどこを見ても、
「日本たばこ協会が管理していない自販機では、taspoがあってもたばこが買えないこともあります」
 などとは記載されていない。もちろんWEBにも、そうした案内はない。
 誰だって、
taspoがあれば全国どこの自販機でもたばこが買える」
 と考えるんじゃないのか?
 そもそも、申し込み前に問い合わせた際は、
taspoが3月から導入された鹿児島県・宮崎県はもちろん、5月から導入される第1次エリアは5月1日以降、全ての自販機でtaspoが稼働します」
 と返答しているじゃないか。「全て」って、嘘じゃん。運転免許証による認証システムが認可された途端に、返答を変えるわけ?
 で、そうした自販機はtaspoだけしか使えないのか? 運転免許証による認証システムは既存の自販機に後付け可能な装置だと報道されているが、taspoと両方が使えるようになるのか? その割合はどれぐらいなんだ?
 買う側からすれば当然の疑問。
 にも関わらず、それらすべてに「わからないので、追って返答します」。
 まぁいいけど。
 ただ、「追って返答する」間に、勝手にtaspoカードを作ってしまうのは困ると、念を押しておく。作るかどうかは、あくまで返答次第のつもりだったので。この件に関しても、追って返答するとの回答。
 
 が。それから2日、3日、4日…返答が来ません。
 しびれを切らして、25日の金曜にこちらから再度の問い合わせ。
 「そのような問い合わせに返答する対応は記録されていないのですが…」という答が。
 ブチ切れますわ。ええ加減にせいや。人の個人情報を何だと思っとるんじゃ。
 仕方なく、1から話をし直し。ここでも前回同様の押し問答が繰り返され、再び「改めて、本日中にご返答差し上げます」ということに。

 で、今度はちゃんと返答が来ました。

  • 日本たばこ協会が管理する、JTブリティッシュ・アメリカン・タバコフィリップ・モリス・ジャパンの3社が運営する自販機に関しては、成人認証はtaspoで行う。
  • 上記3社が運営する自販機で、運転免許証による成人認証システムを設置する予定はない。
  • 運転免許証による成人認証システムは、上記以外の自販機で設置される可能性がある(他社のことなので詳細はわからない)。
  • 4月25日現在、運転免許証による成人認証システムが導入された自販機は1台もないと聞いている。
  • 3月末現在で、全国の全ての自販機の83%がtaspo対応となっている。現在ではもっと増えているはず。
  • taspo対応の自販機と、他の成人認証システムを装着する自販機との正確な割合(シェア)は不明である。

 要約すると、こんなところ。
 業界内のシェア争いとか、覇権・派閥争い的な臭いがプンプンしてきます(苦笑)。
 結局のところ、その利権絡みで財務省が別会社にも異なる成人認証システムを認可し、それが混乱を招いた…というのが実態かもしれない。理由はいろいろ後付けしてますが。
 何にせよ、taspoがないと大半の自販機でたばこが買えない…というのは確かなよう。運転免許証により成人認証システムが既存の自販機に後付けできる装置だからと言って、taspo対応の自販機にも後付け装着されるとは限らないわけだ。
 この点は、報道がちゃんと伝えていないことにも責任がありますね。

 で、もうひとつの返答が。。。

お調べしたところ、お客様のtaspo申し込みは、既にカード発行手続きがされているためキャンセルできません。本日、発送手続きに入っています。今回の場合は事情も鑑みて、配達記録郵便での受け取りを拒否され、お申し出いただければ、カードと個人情報はこちらで破棄します。

 おいおい、なんだそりゃ。結局、勝手にカードを作ったのかよ。
 3週間かかるんじゃなかったのかよ。
 要約しましたが、この返答に至るまで何度も保留、再返答を繰り返されてるのよね。
 もう、いいよ。疲れた、面倒くさい。おたくらの、何が何でもtaspoを国民に持たせたいという意気込みだけはわかったよ。
 喫煙する限り、持たなきゃならないことは渋々でも納得したから。受け取り拒否なんて怖いことはしませんよ。と答えたら、「ありがとうございます」と言われましたわ。礼を言われる筋合いはないんだが(苦笑)。

2008.04.29、追記

 カードが手元に届きました。
 当たり前ですが、磁気面などはなし。

 taspo表面 taspo裏面

 クレジットカードなどのようなプラスチック製カードを想像していたのですが、実際には、表面をコーティングした紙製ですね、これ。ポイントカードなどによくありそうな。環境を考えて? 強い力が働くと折れてしまいそうで、ちと気を遣いますねぇ。

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