北海道キャンプ場ガイドと北海道キャンピングガイド

[Bike] キャンプツーリング[Camp] キャンプ用品

 *加筆修正しました

 北海道のキャンプ場ガイドブックとして定番なのが、北海道キャンプ場ガイド北海道キャンピングガイド。いずれも「親子の代で愛される」をモットーに、創刊から20年以上も毎年リリースされてきたロングセラーです。毎年、何かしらの改良を重ねながら進化し続けているのもすごいですね。
 出版元はどちらも地元・北海道の出版社で、大手出版社の全国版ガイドとは一味違う、キメの細かい作りになっているのが特徴でしょう。
 と同時に、両書を比較するとそれなりに異なる個性があります。どちらがいいかは迷うところなので、ちょっと比較してみることにしました。自分も毎年、どちらを購入するか悩まされるので。。。
 ちなみに、最新版の発売は概ね4月末~5月頭ですが、発売当初は北海道内の書店販売と出版社からの直販が中心で、amazonや楽天ブックスなど外部通販の取り扱いは遅れるのが通例かも。
 (2014年は消費税率アップの関係なのか、北海道キャンプ場ガイドが3月末に、北海道キャンピングガイドが5月末に発売)

  • 北海道キャンプ場ガイド (出版元:亜璃西社
    • 判型が小さい(四六判)。350ページ程度。実際の厚さは、北海道キャンピングガイドとほぼ同じ。
    • 写真は小さくなるが、記事や場内MAPなど情報量は北海道キャンピングガイドと変わらない。判型が小さい分、レイアウトがギュッと凝縮された感じなので見やすさはやや劣る。イラスト場内MAPなどで見た目にアクセントを付け、文字だらけの印象にならないよう工夫されているので、見辛いわけではない。
    • 本格アウトドア派なキャンプ好きにも視点が向いていて、実用主義に徹している感じ。ファミリー向けオートキャンプ場と小規模なキャンプ場とでも、扱いに大きな差はない。ソロ・キャンプツーリングで好まれるマイナーなキャンプ場の場合、情報量はこちらのほうが充実しているケースも多い。
    • 読み物記事は、オマケ程度。割引クーポンなどの付録はない。
  • 北海道キャンピングガイド (出版元:RISE
    • 判型が大きい(A5版寸延)。320ページ程度+付録。
    • 写真が大きく情報量も多く、見やすい。
    • どちらかと言えば、構成も記事もファミリー向けオートキャンプやキャンピングカー利用のユーザー向け。大がかりなキャンプを想定した内容が多い。立派なオートキャンプ場と、キャンプツーリングで使うような小規模のキャンプ場とでは、扱いや情報量に差が目立つ。
    • とは言え、やたら派手な作りで「ファミリーでのオートキャンプしか眼中にない」一般的な大判ガイドブックとは違い、「キャンプが本当に好きな人向け」な熱意は伝わる。
    • キャンプ入門書的な、初心者向けガイド記事や読み物も多い。
    • 観光施設や温泉、店舗の割引クーポンなど付録も多い。

 どちらがいいかは趣味の問題ですが、オートキャンプ場など利用しないソロ・ユースのキャンプツーリング限定で考えるなら、北海道キャンプ場ガイドのほうが向いている気もします。シンプルにキャンプを楽しみたい人向けという意図が、誌面からも伝わってきますし。個人的にどちらが好きかと問われれば、こちらを選ぶかな。クーポン類にもあまり興味がないし(^^;;
 逆に、クルマでのオートキャンプも利用するし、キャンプ自体を目的にファミリーでも楽しみたい層には、北海道キャンピングガイドがお勧めでしょうね。若い頃からアウトドア派のソロキャンパーだった人が、家庭を持つようになって家族キャンプへ…といった読者層が見えてきます。掲載されている広告にも、キャンピングカー関連がやたら多いですし。 

 この両書のいずれかと、ツーリングマップル、0円マップは北海道キャンプツーリングの“三種の神器”ガイドブックだと思うので、手持ちの4冊でその大きさを比較してみました。

 大きさ比較
 【↑ 北海道キャンピングガイド(左)、北海道キャンプ場ガイド(中)と、比較用に文庫サイズのプロ野球選手名鑑(右)を並べる】

 大きさ比較2 大きさ比較3
 【↑ ツーリングマップル&0円マップと、北海道キャンピングガイド、北海道キャンプ場ガイドをそれぞれ並べる】

 ツーリングマップルは2009年版。書き込みや貼り付けが多く自分用ガイドブックと化しているため、なかなか買い換えられない(^^;;
 こうして比較すると、0円マップの大きさを感じますね。もうちょっと小さくしてくれると嬉しいのですが、ただでさえ見づらいマップがさらに小さくなると…。根本的な構成や縮尺、デザインを変更しないと無理か。ちなみに、0円マップは《まっぷる》《るるぶ》などと同じ判型です。

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