北海道のぬかびら温泉(旅館組合)が、全国で7番目の【源泉かけ流し宣言】を行いました。
温泉再生に向け、様々な取り組みを進めてきた印象も強い同温泉だけに、この宣言で衰退に歯止めがかかると良いですね。
夏場は各施設とも加水しているそうですが、加水せずに湯温を下げる技術も研究していくそう。
まぁ、必ずしも加水がダメで、「かけ流し」が最上級のものだとは限りませんが…。同じ「かけ流し」でも、その装置・施設によっては、浴槽の湯が源泉とかけ離れた泉質になってしまうケースもあるようですから。
*参考:かけ流し神話の虚構を衝く・関温泉と川湯温泉の試みと意義 (日本温泉総合研究所)
なお、これまでに【源泉かけ流し宣言】を行った温泉は、以下の6か所。
(列記は宣言順)
- 奈良・十津川温泉郷 (2004年6月)
- 新潟・関温泉 (2004年9月)
- 北海道・川湯温泉 (2004年9月)
- 大分・長湯温泉 (2006年5月)
- 北海道・摩周温泉 (2006年6月)
- 長野・野沢温泉 (2007年5月)
「なるほど」と思える温泉地ばかりですね。
ただ今後、宣伝目的で「宣言」をする温泉が出てきたりすると…。ちょっと興醒めですね。
本当の意味で温泉を大事にしていく、意欲と姿勢を持つ温泉地のみが、その対象になって欲しいところです。
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