オーストラリアが中国に勝ち、中国との最終戦を残して出場決定。
何はともあれ、おめでとうございます。
残り1枠も、北朝鮮で確定でしょう。そんな状況なのに、オーストラリアがモチベーションを保ちゲームを支配できたことは驚きかも。最終戦まで持ち越すと、何があっても不思議じゃない状況になりそうでイヤだったんですよね。澤や宮間はレーザーの集中砲火を浴びるだろうし…。
しかし、あれだけ開催国特権(?)の恵まれた日程でありながら…。中国の地盤沈下は相当ですね。
さて、なでしこ。ワールドカップを200%の激闘で決勝まで戦い、帰国後は環境が一変して。Jビレッジも使えないし、万全な状態で五輪予選に臨むなど無理な注文。タフなゲームが続く中、クレバーな戦いで出場権を確保してくれました。
ただ、右サイドを使いこなせないというこのチームの課題は、相変わらず。大野がね…。本来のポジションとは違う働きを要求されているだけに、思うように動けないのかなぁ。高度にトリッキーな動きができるはずだし、パワーと鋭さを兼備した、女子では希有のドリブラーだと思うのだけれど。ベレーザ時代からチームメイトの澤や近賀とは息が合っているのだから、宮間が加わったことでそのリズムに乗れないのだろうか。技術云々じゃなく、プレー上でのリズムや波長が合う合わないって、絶対あると思うから。もっとできる選手なので、修正して頑張ってもらいたいところです。
このチームのサッカーは見ていて楽しく、すごく好きなんですよね。だからこそ、より完璧なものを目指して欲しい。
ここで、FIFAランキングと各地域の五輪出場権をおさらい。
なんか意外ですが、女子の場合は1971年以降(つまり40年間)の成績でランキングが決められているんですね。
過去4年間の成績で決められる男子ランキングとは違い、直近の実力が反映されにくい…。
五輪は実力差は関係なく各地域から2カ国が出場なので、FIFAランキング上位15位までに8カ国が入るヨーロッパからも、出場はワールドカップで準決勝まで進んだフランスとスウェーデンのみ。開催国のイギリス(イングランド)が加わるので、実際には3カ国ですが。
で、なんとドイツが出場できない。グループリーグではフランスに勝っているのに、準々決勝で日本に負けたおかげで五輪出場権は逃すわ、地元開催のワールドカップで早々に敗退するわで、ドイツからは恨まれているだろうなぁ。。。
なので、ワールドカップの結果から見ればアメリカ、日本、ブラジルが3強で、フランス、イギリス、スウェーデンの欧州勢が第2グループということに? うーん。。。この6カ国の“六つどもえ”から、アメリカが頭一つ抜けているという見方のほうが正しいか。
今から楽しみですね~。
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