DVD宅配レンタルサービス

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 最近、耳にすることも多くなってきた宅配DVDレンタル。月額¥2,000程度でDVD借り放題&返却期限ナシというのが売りで、自分の周囲にも「入会してみよっかなー」という人間がちらほら。
 実は6月から、大手3社(TSUTAYA DISCAS、ぽすれん、DMM)のサービスを比較利用してみたのですが……それぞれ一長一短で、決め手に欠けるというのが正直なところ。

 まずは各社サービス内容を比較してみると。。。

  • TSUTAYA DISCAS
    • 総タイトル数:41,704/総枚数:577,888枚
    • 借り放題(Mプラン)料金:¥2,079
  • ぽすれん
    • 総タイトル数:47,971/総枚数:非公開
    • 借り放題(スタンダードコース)料金:¥2,079
  • DMM
    • 総タイトル数:63,524/総枚数:非公開
    • 借り放題(シングルパック)料金:¥1,980

 と、料金はほぼ横並び。いずれも一度に2枚ずつレンタルするプランで、それが返却確認されると次の2枚が発送されるというシステム。同時に4枚レンタルできるオプションプランなども用意されているものの、基本はこれ。
 次に、意外に差がある総タイトル数。これだけ見ると、DMM>ぽすれん>TSUTAYA DISCASのように感じますが、要はAV関連のタイトル数の違いでしょう。もともとアダルト系ブロードバンド配信で躍進したDMMだけに、他サービスではレンタル不可なインディーズメーカーものを独占レンタル契約するなど、AV関連は相当充実している…と思われ(あんまり詳しくないんで…)。
 なので、一般的な洋画、邦画、TV番組などにおいては、この総タイトル数比較は意味なし。経験上、ほとんど変わらないですね。ただ、ある程度の傾向はあるようで、例えば洋画に強いTSUTAYA DISCAS、邦画&国内ものに強いぽすれん、その中間的な色合いのDMMといった印象も。ごく希にですが、このサービスにはあるのに他社にはない、という作品も存在します。
 そうしたタイトルの検索機能は、TSUTAYA DISCASに一日の長あり。タイトル検索なら問題ないですが、人名やタイトル名の一部での検索をかけた場合、他社では(レンタル作品があるのに)漏れたり、余計なものが出てきすぎるなどのケースも。


 で、利用し始めてもっとも気になるのが「借りやすさ」。
 これはTSUTAYA DISCASの完敗。知名度が高い分、おそらく会員数もいちばん多い? 需要と供給のバランスが崩れていて、月額借り放題のMプランで話題作を借りるのが相当困難orz また、定額制プランでは新作をレンタルできないシステムなのも…。
 つまり、新作や話題作を借りたければ枚数制限のあるプランにということ。逆に言えば、レンタル本数より新作・話題作のレンタル優先なら、他サービスより借りやすい? ぽすれんの運営元はlivedoorだし、DMMはアダルト系の印象が強い…となれば、TSUTAYAブランドがいいという考え方もあるでしょうね。

 そうした縛りのない他2社の比較だと、ぽすれんは厳しいですねぇ。新作や話題作を借りるには、絶えずレンタル可能かどうかをチェックする忍耐力が必要。それでも、レンタルできる確率はかなり低い。
 いっぽうのDMMは、新作&話題作でもそこそこ借りられる印象…だったのですが、8月頃から状況が変わってきましたねぇ。積極的にTVスポットを打ったりして会員数が増えているんでしょうか、かなり借りにくくなってきたようにも。8月下旬以降にレンタル開始となった作品をリストの上位10位までに入れているのですが、9月18日までに借りられたのは1本だけ。ちなみに、同10タイトル中、ぽすれんで借りられた作品は0、ナシ(T_T)

 まぁ、定額制の利点は、特にTVシリーズなど、レンタル本数が多くなるものを低料金で借りられることでしょうからね。新作や話題作は運良く借りられるのを待つと。『24』や『LOST』、『プリズンブレイク』などの超人気作品は枚数が多く、意外にフッと借りられたりもするので。どうしても早く見たい新作は、地元のレンタル店で借りるなど割り切るのも一つの考え方かと。

 さて、レンタル方法にも各サービス毎に違いがあるわけで。。。
 TSUTAYA DISCAS、ぽすれんは、レンタル候補としてリストアップした作品の中から、手動でその都度、レンタル可能作品から希望を選ぶのが基本。ぽすれんにはリスト内のレンタル可能作品を自動発送するサービスがあるものの、どの作品が選ばれるかはランダム。これでは使いづらい。
 また、TSUTAYA DISCASは15時までに選んだものが当日発送されるものの、ぽすれんは13時がタイムリミット。借りにくい作品をレンタルするためには、午前中に何度もサイトをチェックしなければならないと。ただし、ぽすれんは携帯サイトからもリストを参照→レンタル作品を確定することができるので、ここは一長一短かも。
 DMMは、あらかじめ希望順位のリストを作っておき、その上位からレンタル可能作品が自動発送されるシステム。順位はいつでも入れ替えられるので、慣れてくるとこのほうが便利かも。
 
 もう一つ気になるのが、月定額制でどれぐらいレンタルできるのか。
 おおよその目処ですが、レンタル→返却を絶えず繰り返したとして、TSUTAYA DISCASやぽすれんならMAXで1ヶ月20本程度、DMMは16本ぐらいかなと。
 発送は各サービスともクロネコメール便で、東京の場合、発送翌日の午前中には届きます。

 ぽすれん封筒 DMM封筒
 【↑ 発送、返送ともに使用するビニール封筒。自分の宛名部分を切り取ると、返送先の宛名が現れる仕組み。切手は最初から貼られている】
 【↑ (左)ぽすれん (右)DMM(TSUTAYA DISCASもまったく同サイズ、同スタイル)】

 ぽすれん・ディスク DMM・ディスク
 【↑ 封筒の中身はディスクだけ】
 【↑ (左)ぽすれん、TSUTAYA DISCAS (右)DMM。ディスクの袋がペラペラな代わりに、ダンボールの補強材で包まれている】

 が、問題は返却。TSUTAYA DISCASは発送&返却拠点が川越・大阪にあり、ぽすれんは千葉・大阪。発送時と異なり普通郵便を使用するため、東京→川越、東京→千葉の場合、17時までに集配郵便局が受け付けていれば、翌日返却→当日発送に間に合うと。町中のポストでは集配して本局へ持ち帰る時間も必要なので、お昼過ぎには投函しないと無理でしょうね。集配郵便局前(あるいは内部)ポストなら、基本的に17時の集配があるはずなので、それまでに投函すればOK…のはずなのですが、返却が翌々日になることがけっこうあり。
 当方の場合、管轄のA郵便局前ポストから17時までに投函した場合、翌日返却される率は4割程度。が、バイクで10分足らずのお隣エリア・B郵便局前ポストからだと、それが9割に。隣接する管轄で、集配局から先のルートは同じはずなのに、この差は何なんだ(苦笑)。普通郵便のいい加減さを、身に染みて感じますねぇ。

 さて、ここで問題なのがDMM。拠点が石川県にあるため、返却に日数がかかるんですねぇ。やはり夕方17時前に投函した場合、翌日返却は100%不可能。翌々日、あるいはさらに一日(つまり中2日)かかることもしばしば。
 各サービスとも、朝に返却された(到着した)ものを受け付け、新たなモノを当日発送へ…という流れ。DMMの場合、翌々日になって「夕方分(16時頃の配達分)での返却のため(次の作品を)発送できませんでした」云々のメールが届くこともしばしば。そうなると、投函して次作品の発送されるのが3日目、到着は4日目。週に1回しかレンタルできないことに_| ̄|○
 普通郵便、遅すぎ。
 これには、TSUTAYA DISCAS、ぽすれんが私書箱返却なのに対し、DMMが配送センター返却なことも関係しているでしょうね。集配局(私書箱)までならその日の朝に届いても、配送センターまでの配達で半日遅くなる→次の発送が翌日になる、ということ。
 最近のDMMが借りにくい要因は、会員数増加と遅い返却(回転の悪さ)のバランスが崩れかけているためなのかも。

 なお、問い合わせ等へのサポートの早さは、DMMがいちばん。24時間体制のサポートですからねー。深夜早朝4時頃に問い合わせフォームから送信して、朝5時や6時に返信が来ているのには驚き。他2社の返答は、概ね1〜2営業日後ですね。

 とまぁ、まさに一長一短、どのサービスを選ぶかはその人次第、でそか。
 特にシリーズ物などの場合、あるサービスでは虫食い状態(一部レンタル中)なものが他サービスでは楽にレンタル可能、などということが起こりますからね。
 そのへんは各サービス毎に枚数の違い、登録ユーザーの嗜好などケースバイケースなので、まずは無料お試し期間+1ヶ月程度契約してみて、自分にあったサービスを選択するのがベターかと。

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