目(耳)から鱗? ポータブル用ヘッドホン

[Audio&Visual] Misc

 ポータブル機で以前から使用していたヘッドホンは、ビクターのHP-AL300という製品。耳掛式アームレスタイプで、ダブル巻き取りコードなやつ。
 オーディオに凝ったのも昔の話、近年は、少なくとも車内や電車内ではMP3で十分という結論に達してしまっているので、ヘッドホンにも特にこだわらず、単に耳掛式のが使ってみたくて買っただけの製品。ソニーやオーディオテクニカの製品はドンシャリ傾向強しという話を聞いていたので、比較的ナチュラルなビクター製品にしたと。もちろん、音質に満足していたわけじゃありませんが。
 しかし最近、肝心のプラグ部が変形してしまい、接触不良を起こすように。思い当たるフシはあり(持ち歩き方が悪かった)、フツーに壊れたわけじゃありません(^^;;

 で、なんかないかなーと思いつつAmazonなどを見ていると、Rio LIVE gear PHP-200Kという製品が目に止まる。レビューを見ると、おそろしく良さげなことが書かれていうる上に、売価がなんと¥980! 本来は¥3,980の製品で、RioのMP3プレイヤー事業撤退に伴う処分価格らしい。既にシルバーやチタンカラーは完売していたので、唯一残っていたブラックを試しに購入してみることに。ダメなものだったとしても、¥980ならね(^^;;
 届くと早速エージングに…と、なんとまぁ、盛大な音漏れ。HP-AL300比40%増、てな感じ。耳掛式オープンエアタイプなので音漏れが宿命とは言え、さすがに、これを電車内で使うほど迷惑者にはなれないですねぇ(苦笑)。

 なわけで、再検討。候補に考えたのは、SENNHEISER(ゼンハイザー)のMX400とMX450、AKGのK12Pという、(廉価製品としては)音質に定評のあるインナータイプの定番モデル。インナータイプは長時間装着していると耳が痛くなるから…という理由で耳掛式に移行したのに、結局、逆戻り(^^;;


 いろいろ調べていくと、いずれもフォスター電機(フォステクス)のOEM製品らしい。さすがに音の味付けはオリジナルで、両社の上級シリーズ製品の特性が象徴されているらしいのは面白い。まぁ、こんな廉価版が自社製品だとは思わなかったけれど、なるほど、フォステクスね…。
 しかも、SHARPのMDには同じOEM品が純正ヘッドホンとして付属するらしい。。。って、あれ? 持ってるじゃん、これ(苦笑)。あんな使えねーモノが同等品…? だとしたら、MX400なんか買う意味ねーじゃん。
 で、さらに調べてみると、とあるページに引っかかる。

これら新機種には、ゼンハイザー社のMX400イヤホンがバンドルし(700,800については512MBと1GBがMX400で下位モデルは既存のクレシンのイヤホンがバンドルする)、
ネックストラップもクリップの付いた新しいものが付属する予定だ。

 はぁ?
 これ、iriverの公式サイト内、《サポーターズコラム》というコーナーの[iFP Series] iFP-700.800+1000(サンプル) レビューに記載されているもの。自分が使用しているMP3プレイヤーこそ、そのiFP-700:1GBモデル、iFP-799なんですがー。
 しまい込んであった箱を探し出し、中を見てみると…ビニール袋に入ったまま未開封の付属ヘッドホンが。よーく見ると、まんまMX400じゃん(苦笑)。うーむ、灯台下暗しとはこのことか(^^;;
 しかし、iriverのiFP-700製品情報ページを見ても、「MX400が付属」とは書かれていないんですよね。単に、パッケージ内容に“イヤホン”と記載されているだけ。気づかなかったーー。
 同社の直販サイトでは、そのMX400をネックチェーンスタイルにしたiriverバージョン(付属品と同製品)も販売されていて、相性がいいということなのかしらん。ちなみにこのMX400ネックチェーン版、SENNHEISER(本国)ではMX400RCとしてラインナップされているもの(国内正規販売はナシ)。

 というわけで、今度はSHARPのMD付属品と、iFP-700付属品とを聴き比べてみる。後者はエージングも何もしていない状態だけれど、音質は雲泥の差。同じOEMでも、こんなに変わるものなのか!?
 もっとも、そのiFP-700付属MX400(ややこしい)にしても、単独での売価¥2,000程度なら大したもの、であっても、決して「すげー!!」と驚愕するようなものではないと(苦笑)。かつてオーディオの泥沼にハマりかけたため、不幸にも耳は肥えてしまっているもので(苦笑)。
 ま、何はともあれ、当分こいつを使ってみますか。慌ててMX400やMX450を買わないで良かった(^^;;

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