さて、先日購入した2TBのHDD、サムソン:HD204UI。
静かで熱くならない上、速度的にも満足していたのですが。。。
何気なくこの型番を検索してみると、とんでもないことがわかりました。いや、ネットではかなり有名な話らしいのですが、全然気づいていなかった(購入前にチェックしていなかった)もので。。。
- AHCIモードである
- NCQが有効である
- HDDの書き込みキャッシュがONである
- 書き込み中にSMARTのデバイス情報取得コマンド=IDENTIFY DEVICEが送られる
以上の条件が揃うと、必ずではないものの書き込み中のデータが破損するというバグ。
ハードウェア的な依存で発生しないケースもあるらしく、また、USB-SATA変換で発生する場合もあるとかないとか。
なんだそりゃ。致命的な欠陥じゃないの。
しかも、大々的に発表されているバグではなく、FAQにちょろっと載っているだけ。対応ファームウェア(Samsung HD204UI_JP.exe Firmware Patch/Update)もアップされているので、自己責任で更新してくれということらしい。
欠陥自体はともかく、その対応はどうなんでしょうね。出荷停止→対応後に再販などの手法はとらず、売るだけ売ってユーザーの自己責任でファームをアップデートしろって…。韓国メーカーを意味なく中傷する輩はともかく、この対応は批判されて当然なのでは?
当方の環境は上記条件に該当しないものの、気分がいいわけはないのでファームをチェックしてみることに。
末尾が「1AQ10001」または「1AQ10002」だと、バグに未対応なファームらしいのだけれど…。
うぁぁ。
12月上旬に対応ファームウエアがリリースされているのに、2月中旬に購入したHDDでも未対応ですか。
ファームウエアのアップデートは、以下の手順で。
- ダウンロードしたアーカイバ:HD204UI_JPを解凍。
- HD240UI_JP.EXEファイルを、8文字以下の適当なファイル名、「hd240.exe」などにリネーム。(MS-DOS上で使うため)
- MS-DOSが起動できるFDDかUSBメモリを用意する。
- FDDを外してしまったのと、Windowsの起動ディスクが見当たらないため、USBメモリでMS-DOSの起動ディスクを作ることに。
- 参考サイト
- 「Virtual Floppy Drive」と「HP USB Disk Storage Format Tool」、2つのユーティリティソフトが必要。
- 先ほどリネームした「hd240.exe」ファイルを、作成した起動用USBメモリにコピー。
- 該当HDDのデータをバックアップ。
- 該当HDD以外のデバイスを外す。
- BIOSの設定で、起動デバイスをHDDの中で選択できるUSBメモリにしておく。
- 作成したUSBメモリから起動したMS-DOS上で、リネームした「hd240.exe」ファイルを実行。
- 数秒程度でアップデートが終了。
で、こうなりました。
ファームウェアの末尾が、「1AQ10003」に変わっています。
ふぅ。ったく、いろいろやらせてくれますねぇ、初サムソンは。。。
ここまでの作業にべらぼーな時間を要したのですが、それはまた別の話。
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