伊調千春がIrini Merleni(ウクライナ)に敗れて銀。
レスリングにはあまり興味もないしよくわからないんですが、テレビの解説を聞いている限り、おかしな試合なんですよねぇ? 正当な判定であれば負けていなかった、のなら、協会関係者やスタッフはもっと強硬に抗議すべきなんじゃないですかね。試合を中断させるなり、表彰式をボイコットするなり、やることはあるんじゃないのかなぁ。汚いことをやろうが、不公平な判定があろうが、勝ちは勝ち。負けは負け。日本的な“潔し”精神は、勝負の世界ではバカげた行為に過ぎないと思うんですけどね。
「よくやりました」「素晴らしい銀メダル」「内容的には金でした」などと言っているアナウンサーもタコ。おかしな試合であれば、それをもっと主張すべき。本人へのインタビューで「よく頑張りました」的な言葉ばかりを並べ「素晴らしい銀メダル」的なコメントを引き出そうとするアナウンサーもダメダメ。表彰式からずっと憮然とした表情の本人に向ける言葉じゃないだろー。放送する側も“潔し”精神のまんまなのかね。「オリンピックの銀でも嬉しくない」というコメント通り、本人がいちばん“勝負”にこだわっているのだから。
個人的には、昨日でオリンピックも終わりかなぁ、あとは野球だけ…と思ってダラダラ見ていたんですが、なんか無性に腹立たしい。
結局、全4階級で金を…と言っていた女子レスリングは、55キロ級・吉田沙保里、63キロ級・伊調馨の金2個。48kg級の伊調千春が銀、72kg級の浜口京子が銅。安泰と思われた2階級が金で、混戦模様と言われた2階級で金を逃すことに。全階級メダル獲得で満足していたら、次回はやられる…のは、過去の他種目の歴史が物語っていると。
報道では「伊調姉妹が金と銀、姉の無念を妹が晴らした」と美談化されるだけで終わっちゃうんでしょうねぇ。
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