都内オートバイ駐車場MAP

[Bike] 駐輪場

 都内の駐輪場案内サイト:s-park for ridersを運営する東京都道路整備保全公社が、同サイトに掲載されている駐輪場をマップ化した小冊子『都内オートバイ駐車場MAP』を発行しています。

(財)東京都道路整備保全公社では、オートバイ駐車場の利用促進のため、「s-park for riders」の運営のほか、「s-park for riders」に掲載中の駐車場位置情報をロードマップに落とし込んだ「都内オートバイ駐車場MAP」を作成・配布しています。
大きさも10.5cm×17.5cmと持ち歩くのに便利なサイズで、好評いただいております。
(※販売はしておりません。)

「都内オートバイ駐車場MAP」は、当公社各営業所、区役所、オートバイ販売店、関連イベントなどを通じてライダーの方々に配布しております。
また、当公社広報誌「TR-mag.」の読者プレゼントとしてご用意しております。「TR-mag.」をご一読の上、アンケート・クロスワードパズルにお答えいただき、ご応募下さい。

 とのことなので、これは一冊もらっておこうかと。
 ちなみに、東京都道路整備保全公社とは何ぞや?

 財団法人東京都道路整備保全公社は、東京都における道路行政の推進に貢献するとともに、駐車対策の推進、都有地の有効活用等を通じて、都市再生と都市機能の維持増進に貢献することを目的とした公益法人です。
 公社では、駐車場事業等から得られた収益をもとに、インターネット及び携帯電話で、駐車場位置情報や満空情報(s-park)の提供をはじめ、様々な公益事業を実施しています。
 駐車場事業においては、「利用しやすく、快適で、安全・安心な駐車場づくり」を目指すとともに、パーク&ライド割引実施駐車場の拡充、荷物積替え駐車場の設置、オートバイ駐車場の開設など、東京都のTDM施策等へ積極的に協力しています。
 平成18年4月から導入された「公の施設」の指定管理者として、八重洲・昭和通り5場の東京都駐車場を管理いたします。今回の制度導入を契機に、従来にも増してお客様のニーズの把握に努め、サービスの一層の向上を図るとともに、ITを活用するなど経営効率化と営業活動の強化を推進します。
 また、都市計画道路の用地取得業務、新宿駅西口広場、環状八号線井荻トンネルの管理など、都の道路行政推進にも貢献しています。特に、新たに取り組む電線類地中化事業は、区市町村等への技術支援を行うことで都市再生のスピードアップに寄与するものです。
 財団法人東京都道路整備保全公社は、こうした様々な取組みを通じて、これからも、公益法人として広く社会に貢献していきます。

 事業仕分け等で何かと話題の“公社”ですが、いろいろとあるものです(苦笑)。
 そんな風向きもあってか、対応は親切で。念のため電話で問い合わせてみたところ、「来ていただければ配布できます。用意しておくので、事前に公益事業課まで電話を」とのことで、代表番号とは異なる同課への直通番号を教えてくれました。
 で、改めて連絡すると名前を聞かれ、どうやら予約のような体裁に? 電話に出た担当者は、「用意できるのは09年版(2009年3月発行)なので、年度末(2010年3月)にサイトへの掲載駐輪場を見直し、大幅に増加した分は未掲載ですが構いませんか?」とも説明してくれました。
 それでも良いからと、用意してもらうことに。2010年版の発行時期を尋ねると、製作自体が未定とのこと。どうやら、毎年作ると決まっているわけではないようです。
 西新宿にある公社は、副都心・高層ビル街のひとつ、新宿モノリスビルの26階。受付は無人なので、置かれている内線電話で公益事業課にかけようとしましたが、さらに部署が3つに分かれ、どこに連絡すればいいのかがわからない。しばし悩んだ後、それらしい駐車場対策部にかけてみます。
 すると職員氏が現れ、「担当者が席を外しており、呼んできますからお座りになってお待ち下さい」と、入口横の接客コーナーに通されました。お、お客様扱いだなぁ。さすがに、お茶は出ませんでしたが(苦笑)。
 5分ほどで別の職員氏がやってきて、
 「お電話をされた担当者名はおわかりですか?」
 そんなん聞いてないってば。
 「では、今すぐ持ってきますので」
 へいへい。
 2~3分後、お目当てのマップを持ってきてくれました。
 パタパタと折りたたみ式の簡易的な地図かと思ったら、全120ページ(なぜか見開き=1ページの扱いなので、実際には全240ページ)超の立派なもの。小冊子と言うより、薄手の新書版に近い。これが無料とは、さすが公社(苦笑)。
 再び「少し古い2009年版なのですが」と言われたので、いちおう「2010年版は出ないのですか?」と尋ねてみる。と、先ほどの電話とは違う返答で、「製作中なので、5~6月頃には発行できると思います」。あら、そうなの?
 そんなこんなで、めでたくゲット。行けば受付のおねーさんが「はい、どうぞ」と渡してくれるような、民間企業とは違いますなぁ。何かとお役所的ではありましたが、お役所よりは遙かに親切でした(笑)。

 もらった小冊子をめくってみると、基本は1:6,000~10,000のエリア別マップ。
 地図上には駐輪場の場所と名称だけが記載され、料金や台数、営業時間などの概要は、巻末の一覧で確認する様式。地図上の駐輪場名称に通し番号が振られていて、巻末の一覧表とリンクしているのでわかりやすい。なかなか良くできています。
 肝心の地図も見やすく、交差点名、信号はもちろん、駐輪場以外の公共施設、ガソリンスタンド、コンビニなども掲載。一般的な地図(国土地理院の地形図がベースらしい)に、駐輪場を付記したスタイルですね。
 一方通行が明記されているのも便利ですが、矢印が小さすぎるのは難かも。一方通行が迷路のようなエリアだと、明るい室内で見ても矢印の向きがよくわからない…。
 当たり前と言えば当たり前なのですが、マップは駐輪場があるエリアのみ。つまり、見ているページの上下左右エリアがあるとは限らず、例えば新宿西口が21ページで、代々木や千駄ヶ谷が50ページだったりと、ページ配置もバラバラ。地図として使うには、無理がありますね。
 でも、総じて優れものではないかと。2010年版にも期待しましょう。

 オートバイ駐車場MAP
 【↑ タバコを並べてみると、こんなサイズ】

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