*栃木・群馬ツーリング1日目からの続き
ツーリング2日目は、前橋南ICから北関東道で伊勢崎ICへ。
朝の通勤時間帯なこともあってか、交通量は多め。この2日間で何度か北関東道を走行した印象は、予想以上に交通量が多いものの、総じて流れが良くて走りやすいと。
伊勢崎ICからは、県道73号で大間々へ。途中で何度か流れが悪くなったものの、心配したほどの渋滞はなく、足尾方面への国道122号に入れました。北関東道のネックは、観光的に群馬南東部のポイントとなる桐生市を通らないこと。桐生中心部や大間々とも高速から遠く、一般道の走行が長くなるので。
時刻は8時頃で、様々な施設が開いていないこともあり、わたらせ渓谷鐵道の上神梅駅に立ち寄り。
映画やドラマのロケでも多用される、いい感じに鄙びた木造駅舎が現存する駅として知られます。
わたらせ渓谷鐵道には旧国鉄・足尾線時代からの木造駅舎が残るため、できるだけ見て回ろうかと。




【上神梅駅の周辺だけ、時が止まったかのような空間に】


【駅舎内に簡易郵便局が併設される沢入駅は、上下線ホームと木造待合室が登録有形文化財に】
渡良瀬川(わたらせ渓谷鐵道)に沿って北上を続け、通洞駅、足尾駅、間藤駅にも立ち寄りつつ、足尾銅山地区の最奥にあたる古河橋へ。
古河橋は明治中期に架設された道路用鉄橋で、繁栄していた足尾銅山を象徴する産業遺産でも。

【後方の遺構は古河機械金属足尾事業所跡と、旧国鉄足尾線(専用線)の橋梁。旅客列車の終点・間藤駅から、同事業所まで専用線が延びていた。いずれも、足尾銅山の隆盛ぶりを現代に伝えるもの。かつては橋脚部から事業所構内の足尾本山駅(貨物駅)跡を望めたのですが、現在は橋脚部も線路跡も立入禁止。(周辺は私有地。反対側からのアクセス路も私道で、関係者以外は進入禁止の表示あり)】

【古河橋も立入(歩行)禁止。見た目にも老朽化が激しく、このまま朽ちてしまうのか…】
再び足尾市の中心地区(足尾駅~通洞駅エリア)へ戻り、かつての銅山(坑道)跡を見学できる足尾銅山観光へ。このテの鉱山跡見学施設は大好物なので(苦笑)、足尾まで来たなら欠かせませぬ。
ただ、見学できる(一般公開されている)坑道はごく一部で(延べ1,200km以上もの坑道が非公開)、ゆっくり見ても60分あれば十分なレベル。同様の施設では一番だと思う秋田県鹿角市のマインランド尾去沢(現・史跡尾去沢鉱山)などに比べると、物足りなさも…。
ちなみに、この日記を書く際に改めて確認したところ、尾去沢鉱山が2026年3月で一般公開終了と知り大ショック…。

【かつての鉱山軌道を活用し、トロッコ列車で坑道内へ入っていく方式は期待度十分なのですが】
【頭を何度もぶつけ、帽子を被っていて良かった(身長180cm)。ヘルメット貸出が必要なのでは?】

【人形や音声案内で採掘の様子を再現する形態は、各地の鉱山観光と同様】
往路と同じ国道122号を下り、何ヶ所か立ち寄りながら大間々方面へ。
やはり木造駅舎が風情を漂わせる神戸(ごうど)駅は、国道から外れた「知る人ぞ知る」的な立地にもかかわらず、観光バスの団体で賑やかなこと…。その後も次々と観光バスやマイカー観光客が現れ、写真撮影にも一苦労。
そのお目当ては駅構内に設置された列車ストラン《清流》らしく、確かに観光ツアー向きなスポットで。かくいう自分も、ここで遅めのランチを予定していたわけで。


【使われていない3番線ホームに旧東武特急車両を留置し、列車レストラン《清流》に(写真右側)】

【テーブルが設置された以外は、ほぼ現役時のままな車内】

【注文した“やまと豚弁当”(店内食は味噌汁付き)。トロッコ列車の利用客用に考案された弁当だけに、トロッコ乗車記念的なわ鐵手ぬぐい付き。他に、幕の内風なトロッコ弁当もあり】
大間々市街地では、黒坂石ダムと高津戸ダムのダムカードを貰うため、渡良瀬発電事務所に立ち寄り。カードは玄関前の無人配布で、遠く離れた(狭路を山奥まで分け入る)黒坂石ダムの写真確認もなく拍子抜け。
その後は快走路の国道353号(あかぎ・風ライン)で道の駅を巡り、道の駅ふじみに併設される富士見温泉 見晴らしの湯 ふれあい館で入浴休憩。さほど広くない内湯浴場は金曜夕方で混雑していたものの、なぜかガラ空きの露天風呂でのんびり。市内・市外在住の関係なく、入浴料が一律520円なことも良心的。(安い)

帰路の長時間走行前に定番な温泉入浴を済ませた後は、赤城ICから関越道で赤城高原SA(下り線)へ。
前日に利用した上り線SAとは行き来できない構造なので、昭和IC出口でUターンして到着。こんな高速の使い方、ツーリングプランでなければ無理(苦笑)。


【青ブタとのコラボキャンペーン対象メニューは、イタリアンレストランのマルゲリータ。味は良好でも、大判ピザを一人で食べていると飽きが…。パスタなら良かったのに】


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