本家ジープ、ラングラー試乗

[Car] Misc

 Jeepラングラー・アンリミテッドの試乗車(メーカー広報車)を運転する機会がありますた。
 と言ってもオンロードをちょこっとだけで、走破性を試すとか、このクルマの“らしさ”を感じるような機会はありませんでしたが…。
 ぶっちゃけ感想は、「Jeepもフツーのクルマになったんだなぁ」と(^^;; 音も静かで、オンロードでの乗り心地もいたってフツー。アメ車らしいソフト&フワフワ感とがいいバランスで、一般的なSUVよりは安心して乗れる印象。SUVなのにタイヤからの接地感が失われていないと言うか。当たり前にSUVとして使えて、でもいざとなれば…という部分なんでしょうね、クライスラーの方向性&売りとしては。
 なので正直、期待していたほどの面白さはなかったかも。。
 まぁ、面白い=普段使いの実用性に難、ということなので、それはそれで良しなのかな。
 意外なほどにドライブフィールが悪くないし。四駆らしい接地感とトラクションの高さもあってか、走らせる楽しみも感じられて。このへんのドライバー意思とのダイレクト感は、さすが本家ジープの血筋を引くだけのものはあります。

 しかし、あのアクセルペダルの深さとブレーキペダルの浅さは何なんだろう。。。アクセルからブレーキへ踏み換える際には、意識して足を持ち上げるようにしないとブレーキペダルに足がかからない。要するに、ブレーキが踏みにくい。おかげで、急ブレーキを使う事態に備え、思うようにアクセルを踏み込めないんですねぇ。右ハンドルのせいなのだろーか?
 右ハンドルらしい仕様と言えば、左足元の窮屈さにも閉口。輸入車の右ハンドル車は、たいていこの傾向がありますねぇ。元々が左ハンドルとして設計されているのだから、右ハンドルにした際の左足元、センタートンネル右側の形状なんか考慮されていないわけで。平均的体型の日本人ならそれでもいいのかもしれないけれど、身長180cm超の人間にとっては、ちょっと辛い。
 てか、なんで右ハンドルしかないんだ。
 それでもベタ踏みに近い感じで踏み込んではみたものの、加速感はやはり重い。鈍重と言うよりも、単にパワーが足りないなぁという印象。何と言うか、6気筒エンジンがベースのクルマに4気筒エンジンを積んいるような感覚? 昔のスカイラインとかにあったよなぁ。
 V6の3.8リッターにしては、エンジンフィールにがさつな感じもあるし。このがさつ感をトルクのモリモリ感で消してしまうのがアメ車OHVエンジンの特徴なはずなのに、このエンジンはトルク感が細いため、フィールのバラつきだけを感じてしまうと。。
 あとは。
 ハードトップを外すのはけっこう大変。重いし、一人ではキツイな。
 後席は狭い。プラス2的なものだと考えたほうがいいかも。

 4ドアじゃない、2ドアのラングラーだと、また印象が違ったのかな。。基本はそっちですからねぇ。

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