「日本一長い駅名」の座が再び変更

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 島根県:一畑電車の「日本一長い駅名」として知られるルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅が、同美術館の閉園(3月31日)に伴い、5月21日をもって駅名改称となるそうな。
 新駅名は、同美術館に隣接する松江イングリッシュガーデンの最寄り駅でもあることから、松江イングリッシュガーデン前駅に。
 これにより「日本一長い駅名」の座は、同駅が古江から現駅名に改称されるまで最長駅名だった、熊本県の南阿蘇鉄道:南阿蘇水の生まれる里白水高原駅に戻るわけですね。

 *一畑電車・公式サイトより

2007.04.25 ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅の駅名変更について

 いつも一畑電車を御利用いただきまして誠にありがとうございます。
 ご存知のように、松江市西浜佐陀町にございます「ルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅」は平成13年4月のルイス・C.ティファニー庭園美術館のオープンにあわせ、当時の「古江駅」から同美術館の名称を冠した駅名に変更し、日本一長い名前の駅として地元の方々はもちろん、全国の皆様からご愛顧いただいておりました。
 しかし、この3月31日の同美術館の閉館にあたって、従来の名称を使用し続けることは、お客様に誤解を与えかねないこともあり、関係機関とも協議・検討いたしました結果、駅名を「松江イングリッシュガーデン前」と改名することに決定いたしました。
 旧駅名と日本一長い駅名に対する思い入れはございますが、地域に根ざした鉄道会社としての最善の判断と考えておりますので、何卒ご理解と一層のご愛顧を申し上げる次第でございます。

 駅名改称の要因となったルイス・C.ティファニー庭園美術館の閉園(3月31日)は、背景に松江市や現市長との確執もあるようですねぇ。開園を支援していた前市長と、現市長勢力の対立など、かなり焦臭い裏事情もあるようで…。

関連記事・ページ
  • 「日本一長い名前」に返り咲き 南阿蘇鉄道の無人駅  (2007.05.03/朝日新聞)
    (旧リンク先=http://www.asahi.com/life/update/0503/JJT200705030004.html)
  • 「日本一長い名前」に返り咲き=読みで22字、南阿蘇の無人駅-松江の駅名変更で  (2007.05.03/時事通信)
  •  日本一長い駅名の座を6年間奪われていた南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅(熊本県南阿蘇村)が再びトップに返り咲くことが、3日分かった。現在最長の駅の名前が変更されて短くなるためで、同鉄道の津留恒誉専務取締役は「とてもうれしい。営業、地域振興面でも活用していきたい」と喜んでいる。
     「白水高原」駅は阿蘇山を背後に擁し、白川水源など多くの水源を有する風光明美な土地に位置する。1992年4月に無人駅として誕生した際、地域活性化への話題づくりのため、「みなみあそみずのうまれるさとはくすいこうげん」と読み仮名の数で、茨城県鹿嶋市にある駅と並ぶ22字の日本一長い名前を付けた。
     しかし、2001年4月に一畑電車が「ルイス・C.ティファニー庭園美術館前」駅(松江市)を開業。「C」を「シー」と読んで音引きも1文字に数えると23字になるため、「白水高原」駅は1字差でトップの座を明け渡す格好となった。
     しかし、一畑電車は21日、美術館閉館(今年3月)に伴い、駅名を「松江イングリッシュガーデン前」に変更することに。これを受け、南阿蘇鉄道は「日本一に返り咲く予定」などと車内アナウンスを繰り返している。

  • 美術館の閉園及びその原因について/NHK松江放送局の事実と相違する報道
    (2007.01.15/ルイス・C.ティファニー庭園美術館:公式サイト)

2007.06.07、追記

 鹿島臨海鉄道の長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅が「最長駅名日本一」に返り咲いたとして、同社が6月15日から記念乗車券を発売。
 新鉾田から同駅までの硬券乗車券+《マリンライナーはまなす号》写真入り台紙セットで、450円。本社営業促進室、大洗駅、新鉾田駅にて販売予定。

 といった報道を目にして、「あれ?」と。
 そっか、平仮名表記だと、南阿蘇鉄道:南阿蘇水の生まれる里白水高原駅と同じ22文字に。正式表記(漢字使用)だと、同駅の14文字に対し、13文字と負けてしまうのですが。
 その点を考慮してか、イベントなど派手なプロモーションは展開せず、記念乗車券を発売するのみだとか(苦笑)。

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