兵庫県三木市の三木と、加古川市の厄神(JR加古川線と接続)を結ぶ三木鉄道が、2008年3月をもって廃止されると決定。
廃止は時間の問題かと思われていましたが、4月26日の同社臨時取締役会議で、正式決定に至ったそう。
近年の利用者は年間約18万人、累積赤字は2億5,000万円。国鉄三木線から第3セクター化された際、約52%を出資した三木市からの赤字補填は毎年6,000万円程度。市民アンケートでも約7割が廃止に賛成だそうですから、廃止も致し方ないのかもしれません…。
路線長にしても、旧国鉄から第3セクター化された路線では最短の6.6km(第3セクター最短は芝山鉄道)。長距離で複数の自治体に跨がる路線ならともかく、事実上、三木市民のための路線でもあったわけですから。未だに公式サイトがなく、列車時刻表が三木市サイトに掲載されていることからも、同鉄道の置かれていた立場が伺い知れます。
その地元からも見放された状況では、もはや存在価値が失われてしまったということなのでしょうね…。
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