AVCREC録画はSDマルチとHDの切替ポイントでブラックアウトする

[Audio&Visual] Misc

 レコーダー(Panasonic DMR-BW830)でTOKYO MXの番組を予約録画した際、番組本編の冒頭が1~2秒ほど欠落(無音ブラックアウト)してしまう現象に気づきました。
 もう何年も使っていて何を今さら…という感じですが、南関東・独立UHF局はテレビ埼玉での受信がメインだったため、受信感度が低いTOKYO MXではあまり録画していなかったんですよね。が、テレビ埼玉が改編の度にアニメ枠を減らすという暴挙に出ているため(苦笑)、嫌でもTOKYO MXに頼らざるを得なくなったと。特に晩夏~初秋の天候が良い日はブロックノイズが出やすく、あまり録画には使いたくないのですが…。

 今のところ、ウチで該当する番組は『鉄腕バーディー DECODE:02』(再放送)と『灼眼のシャナⅢ』の2本。
 そこで、件の症状が発生する条件を整理してみると。。。

  • AVCREC(圧縮モード)録画である。 *DRモード録画では発生しない。
  • TOKYO MX以外の局では発生しない。
  • 該当番組がHD放送の場合、前の番組(時間帯)がSDマルチ編成である。
  • 該当番組がSDマルチ編成の場合、前の番組はHD放送である。

 ここまで考えたところで、TOKYO MXでだけ症状が発生する要因が見えてきますね。
 同局は首都圏で唯一、SDマルチ編成を多用しているため、そのSDマルチ~HD(あるいはその逆)が切り替わる際、何らかの問題が起きているのではないかと。逆に、SDマルチ編成をしていない他局の録画では症状が発生しないことからも、やはり怪しいのはそこ。
 調べてみると、東芝機にも同様の問題があり、メーカーサポートが「バグとして」認めているらしい。(価格.com掲示板より)
 んで、Panasonicのサポートに尋ねてみました。
 ややこしい案件なので、予想通り即答は無理。同様の問い合わせ事例はないと確認した後、折り返し返答をもらうことに。
 その結果は…。

  • 問題の発生源は、SDマルチ~HD放送の切り替えポイントにある。
  • AVCREC録画+HDMI接続の場合、その切り替えポイントで信号がブラックアウトしてしまう。
  • DR録画の場合は信号の変換方法が異なるため、発生しない。
  • TVとの接続がアナログの場合は発生しない。D端子の場合は、D3以上の接続だとHDMIと同様に発生する可能性がある。
  • レコーダーとTV、HDMIケーブルの組み合わせによってブラックアウトする時間の長短は変わるが、原則として発生する。
  • 録画自体は正常に為されている。あくまで再生時の接続に関する問題である。
  • 現行機種でも従来機種でも、同様だと思われる。

 要約すると、こんな感じ。思った通りですね。
 てかこれ、「バグ」というより、「HDMIとAVCRECの仕様」に関する問題であって、改善する方法がないじゃん。。。
 Panasonic機だけでなく、東芝機で同様なのにも納得。おそらく他社機でも同じ? なんでこんな問題が放置されているんだ。

 なわけで、『鉄腕バーディー DECODE:02』(再放送)はDRモードでの録画に変更。『灼眼のシャナⅢ』は、BS11でAVCREC録画することに。アニメの録画はレコーダーでAVCREC→保存はPCのHDDというスタイルなので、タイ洪水によるHDD価格暴騰=HDD難民と化している今、DRモードでの録画は最低限にしたいのに…。
 既知の問題でもあるのだから、SDマルチ編成なんてやめてくれないかな。というか、テレビ埼玉がアニメ枠を減らしていることが、ウチの場合は最大の問題だったりもして。TVKが受信できれば、全て解決するのだけれど。。。

 ちなみに、返答をくれたPanasonicのサポート氏との会話から。

「問題が起きている番組を教えていただけますか」
「アニメの『灼眼のシャナ』と『鉄腕バーディー DECODE:02』です」
「あ、シャナですね。新しいシリーズですよね」

 わ、わかってるし(苦笑)。

 *追記

 別件でTOKYO MXに問い合わせをした際、この件についても尋ねてみました。
 その結果は、同局側も問題を把握しているものの、対処する気ナシ。。。何だかなぁ。
 *TOKYO MXの受信に関する問題(スカイツリーからの試験電波チェックなど)(2012年9月13日の日記)を参照。

コメント

タイトルとURLをコピーしました