深大寺温泉ゆかり

[Travel] 温泉

 都内の温泉としてはけっこう有名な、深大寺温泉ゆかり(現:深大寺天然温泉 湯守の里)に行ってみました。
 駐車場が施設前を通り過ぎた先にあるため、最初は「どこまで行かせるんだよぉ」と思われされるかも。が、駐車場の裏口(徒歩のみ通行可)から住宅街の路地を抜けると、温泉までは徒歩1~2分。なるほど、これなら便利ですね。
 施設周辺には、しつこいほど「駐停車禁止」の看板も。周辺は住宅街なので、迷惑駐車対策を徹底する必要があるのかと。
 調布駅や武蔵境駅とを結ぶ連絡バスも建物玄関前から発着しているので、なるべくなら公共交通機関を利用して下さい、ということなのでしょう。

 入浴には【カラスの行水券】(在館1時間以内利用の場合)/¥1,000を利用。一日券の¥1,650もありますが、今日は「お試し」のつもりなので、価格の安いコースに。
 しかし、平日の午後だというのに、この混雑ぶりは異常…。
 約50台分の駐車スペースが満車状態だったことから、ある程度は想像できましたが、館内は人、人、人…。男性用は入浴可能なものの、女性用は更衣室ロッカーが一杯で、順番待ちだとか。噂には聞いていましたが、えらい人気ですねぇ。
 廊下やちょっとしたスペースなどにすべてイスが置かれているものの、空席はまったくナシ。仕切られた喫煙場所も、人でいっぱい。2階の休憩室も、出入口まで館内着姿(一日券サービス)の人が雑魚寝状態。一歩も中に入れない。
 とにかく、ものすごい人の数です。完全に、施設のキャパシティを超えてますわ。
 館内は随所に趣向を凝らした造りだし、従業員の態度も良好。更衣室はそれなりに広く、座って鏡を見るスペースには無料ドライヤーも設置。浴室内の洗い場にはシャンプー(リンス)とボディソープが備えられ、気分良く入浴してもらおう、という姿勢は感じられます。

 が、この混雑ぶりでは…。
 浴室内に入っても、10人ほどの洗い場はいっぱい、内湯もどこに入ろうかと悩んでしまうほど。
 なぜか入浴者が浴槽左側に集中しているようなので、比較的空いている右側に浸かります。東京の温泉特有な黒い湯が、けっこう良い湯加減。
 と。何やら湯面に白い粒のようなモノが無数に浮いている。
 どう見ても、温泉成分には思えない…。これ、垢…?
 湯の流れの悪い部分に、この白い粉が溜まってしまっているんですね。湯が黒いため、目立つのなんの。入浴者が浴槽の左側に集中していたのは、湯が流れ込むエリアで、白い粉がほとんどないからだったんですね。
 湯は下部から排水され、流入湯量が浴槽8~9分目を保つように調整されているらしい。掛け流しにすれば、こんなことにはならないのに。湯の循環節約からそうした仕組みにしているのでしょうが、ちょっとねぇ。

 いっぺんに気持ちが悪くなり、外の露天風呂へ。
 この日は雨のため、露天風呂に人は少ない。内湯の混雑ぶりも、雨天の影響なのかしらん。
 都内でこれだけの広さの露天風呂は立派だし、3つの湯船が巧みな庭園風レイアウトに構成され、洞窟風呂などの趣向も面白い。いい感じだね~とのんびりしていれば、こちらの湯面にも白い粉が…。
 考えてみれば、洞窟風呂は湯が循環しないわけで。暗くて湯面はよく見えないけれど、想像しただけで気持ちが悪くなり、すぐに外へ。
 内湯も露天も、湯が流れ込む場所以外は白い粉だらけなんですよね。設備や湯量に比べ、入浴者があまりに多すぎるというキャパシティの問題かもしれませんが。

 ちなみに、内湯と露天では湯の印象が違いました。
 内湯は加水し、湯温を下げているのかも。露天風呂は温度を下げる必要がないためか、非・加水らしく、やや成分が濃いような。

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