近鉄バファローズ関連の書籍、『近鉄バファローズの時代』(大阪バファローズ研究会編/イースト・プレスと、ムック『サヨナラ近鉄バファローズ』(日刊スポーツグラフ/日刊スポーツ出版社)を購入。
いずれも初版発行日は12月なので、合併問題が生じてから急遽の出版だったと思われ。正直なところ、どちらも作りが雑で、とりあえず作ってみた感は否めない(苦笑)。古くからの、球団に愛着があるファンには物足りない内容かも。
『近鉄バファローズの時代』は、近鉄の歴史的なゲームと、歴代の名選手、記憶に残る選手を各ライターがコラム形式にまとめたもの。別冊宝島的な作りですね。基本的には70年代後半以降を取り扱った、西本監督時代からのストーリー。年表は、各年度の簡単な解説とリーグ成績。
『サヨナラ近鉄バファローズ』も基本的な構成は変わらず、いかにもムック的なまとめ方。石渡VS藤瀬の対談で「江夏の21球」を語らせたり、西本監督のインタビューを掲載するなど、内容だけなら盛りだくさん。1988年10月20日(10.19の翌日)の日刊スポーツ復刻版が付録になっているのは、出版元がスポーツ新聞社ならでは。年表は、年度別成績と年度別ベストオーダー(と、その成績)。
いずれの年表も、資料的価値としては今ひとつ。2シーズン制時代のプレーオフ記録が未掲載なのも、不満ですね。
とは言え、やはり買っちゃうものなんです(苦笑)。再版されるようなものではないし、刷り部数が多いとも思えないので、再入手は不可能になる可能性が大ですからねぇ。
にしても。
思っていたほどは、近鉄関連の書籍が出版されないですね。
需要が見込めないから? 書き手の少なさもネックなのかなぁ。
コメント