BMW325i 車載オーディオ交換

[Car] BMW325i

 車載オーディオを、ビクター(JVC):KD-SH919-B(ヘッドユニット)+CH-MP100(CDチェンジャー)に交換。
 希望条件は、1DIN(欧州車では必須)、MP3対応、漢字ROM搭載(CD-TEXT、ID3-Tagとも日本語対応)。
 この条件に見合うヘッドユニットは限られ、他にはKENWOOD、カロッツェリアの数機種のみ。SONYのHDDユニットもあるとはいえ、高価すぎて。さらにCDチェンジャーもセットで考えれば、ビクター(JVC)しか選択肢がなかったと。
 カーオーディオの遅々とした進化は、今に始まった話ではないですけれどね。イルミネーションやデザインの派手さ、装飾機能ばかりが優先され、肝心の音質面や実用的な機能はおざなりにされてきたわけで。ユーザーレベルがホームオーディオとは雲泥の差なので、その欲求に合わせれば致し方ない面もあるでしょうが。
 
 日本のカーオーディオ・シーンでは地味な存在のビクター(JVC)ですが、ホームオーディオの世界では、デッキやCDプレイヤーなどの駆動系機器に名機を輩出し、音質面へのこだわりは他社以上だとも。ただ、商売は他社より遙かに下手で(苦笑)。
 最新カーオーディオに関しても、同社製品の素晴らしさは際立っていましたね。ヘッドユニットは希望条件を全て満たした上で、外部入力付き。CDチェンジャーを接続した際の日本語表示も、完璧。そのCDチェンジャーには、24bitのD/Aコンバーターを搭載(驚)。他社製品はコスト最優先の1bitばかりで、音質など二の次といった有象無象な製品ばかりですからねぇ。コストパフォーマンスは、抜群。
 もちろん、デジタル接続をするなら話は別です。でも、購入コストを考えると現実的じゃない。デジタル接続のためにDVDチェンジャーやプレイヤーを最新トップモデルで揃えさせようとする、各メーカーの思惑にはうんざり。その点、アナログ製品だけでも高音質モデルが揃うビクター(JVC)のラインナップは良心的です。(だから商売下手なんだって)
 落ち着いた雰囲気のデザインも、悪くない。ブラックモデルとオレンジ照明の組み合わせは、国産車には地味でも、欧州車ならベストフィットなので。余計な装飾機能は少なくとも、その分、音質面にコストを掛けているというこだわりが感じられるのもマルです。

 にしても、純正オーディオの取り外しと、社外品の装着には苦労しました。
 6,500円もする取付キット(国産車用の倍額以上!)が必要な上に、特殊仕様のカプラーは外すだけでも一苦労。装着時には、あちこちをヤスリで削る必要まで…。
 このときだけは、「国産車ならなぁ」と思うわけで(苦笑)。
 チューナーユニットを社外品に交換すると、AMラジオの感度が悪くなるのも欧州車(特にドイツ車)の問題点。アンテナとのマッチングが特殊なのか、原因がわからないので、対処のしようもないんですよね。

 *購入先:マサニ電気 KD-SH919-B:38,500円/CH-MP100:19,600円(税別)

*2004.03.11追記

 CD-TEXTが曲名とアルバム名しか表示されず、アーティスト名は無視されてしまう(T_T)
 カロッツェリアと同じ仕様なのね。
 やはり、CD-TEXT規格にフル対応しているのはKENWOOD製品だけなのか…。

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