WordPress5.0の新エディタ「Gutenberg」がダメすぎる

[Blog] Word Press

数日ぶりにサイトの管理ページにログインしてみると、「WordPressの最新バージョン(5.0)があるから更新しろ!」というメッセージが。
そうですかそうですか、はいはいわかりました。12月7日にリリースされたらしいです。
で、更新してみると、投稿(編集)画面がまったく別物に。こいつが、恐ろしいほど使いづらい!
調べてみると、ニューバージョン「5.0」の目玉が、この新たな投稿用エディター:Gutenbergらしい。

Gutenberg は単なるエディターではありません。現在はエディターに注力していますが、このプロジェクトはパブリッシング体験全体に影響を与えるものです。今後はカスタマイズに注力していく予定です。
WordPress が他のシステムと異なる点は、思い描いたとおりのリッチな投稿レイアウトが作成可能な点です。ただし、HTML や CSS の知識があり、カスタムテーマを作成できる場合に限ります。エディターを、リッチな投稿と美しいレイアウト作成ツールとして考えるなら、他の人も使っているから WordPress を使うのではなく、ユーザーが好きで WordPress を使うことになるでしょう。
Gutenberg はエディターを単なる入力欄と考えるのではなく、10年ほぼ大きな変更がなかったレイアウトを見直します。これによって、今どきの編集体験を全体的にデザインし、未来への基礎を築きます。
単なる入力欄ではなく、編集画面全体を考慮している理由は以下のとおりです:

ブロック
ブロックは複数のインターフェイスを統一します。既存のインターフェイスの上にブロックを追加すれば複雑さを取り除くどころか、逆に増やすことになります。
インターフェイスを見直し、使いやすさとシンプルさにこだわり、新旧双方のユーザーに利益をもたらすことにより、執筆、編集、公開の体験を現代的にします。
単一ブロックインターフェイスが中心になれば、開発者にはショートコードやウィジェットよりも優れた素晴らしいブロックを開発する明確なパスが提示されます。
インターフェイス全体を考慮することは、次に注力する領域 (サイト全体のカスタマイズ) への確固たる基礎につながります。
全体の編集画面を考慮することは、ベースから大幅に現代化し、WordPress REST API をフル活用した、より流動的で JavaScript に富んだ未来への一歩を踏み出すことができます。
ブロックは、今まで異なる方法でカバーされていた「ショートコード」「埋め込み」「ウィジェット」「投稿フォーマット」「カスタム投稿タイプ」「テーマオプション」「メタボックス」その他のフォーマット要素などを統一的に進化させたものです。 ユーザーは、WordPress でできる幅広い機能を、明快で一貫した方法で利用できます。
例えば「従業員」というカスタムブロックを想像してください。アバウトページにドラッグすると、自動的に写真、氏名、プロフィールを表示できるとします。この世のすべてのプラグインが、同じ方法で WordPress を拡張することができ、メニューやウィジェットもシンプルになります。ユーザーは簡単に WordPress と大方のプラグインを理解して使用することができます。これによって簡単にサンプルのような美しい投稿を作成できます。

互換性
投稿には後方互換性があります。ショートコードもそのまま動くはずです。高度にカスタマイズされたメタボックスについては継続して調査中で、単純に Gutenberg を無効化するプラグインから、Gutenberg のロードの可否を自動で検出するソリューションまで幅広く検討しています。執筆から公開に至る新しい編集体験を確実にユーザーフレンドリーなものにしたいと考えている一方、高度にカスタマイズされた既存サイトに対しても、良いソリューションを見つけることをお約束します。

GUTENBERG のステージ
Gutenberg では3つのステージが計画されています。WordPress 5.0 への同梱を予定している最初のステージの目標は投稿の編集体験とブロックの実装で、このフェーズではコンテンツ第一主義を唱えています。ブロックを使用することで、既に述べたようにユーザーはコンテンツがどのように表示されるかに集中でき、その他の構成オプションを気にする必要はありません。結果的に、すべてのユーザーがコンテンツを魅力的に、直接、ビジュアルに伝えられるようになるでしょう。
これら基本的な要素が来年に予定されている2番目、3番目のステージへの道を開き、最終的にはページテンプレート内での投稿を超えた、完全なサイトカスタマイズへとつながります。
Gutenberg は大きな変化です。ショートコードやメタボックスなど既存の機能が引き続き動作することを確認できるよう、開発者には効率的な移行に必要な時間と経路が与えられています。最終的にプラグインやテーマ開発者は、コアのサポートするツール群の利点を活かした魅力的で、ビジュアルな体験をこれまで以上にユーザーに届けることができるでしょう。

いや、わからん。てか、知らんわ!
10年も変わらなかったということは、それだけ完成度が高かったことに他ならないわけで。「より流動的で JavaScript に富んだ未来への一歩を踏み出す」って何? あり得ないんですけれど…。
ちなみに、WordPressの新しい Gutenberg 編集エクスペリエンスページでは、以下のように。

私たちは新しいエディターを Gutenberg と呼んでいます。メディア重視のページや投稿向けに、すべてのコンテンツ編集エクスペリエンスを再構築しました。初めてサイトを構築している方も、仕事としてコードを書いている方も、ブロックがもたらす柔軟性を体験してみてください。
ブロックは、人を引き付けるコンテンツを構築するためのすばらしい新ツールです。ブロックを使うと、わずかな技術知識だけでマルチメディアコンテンツの挿入、並べ替え、スタイル設定ができます。カスタムコードを使う代わりに、ブロックを追加してコンテンツ作成に集中できます。
単体のブロックは信頼度が高く、明確かつ明瞭です。自分の考えに合わせて、メディアとコンテンツを並行して使うための柔軟性もあります。
Gutenberg は単なるエディターではありません。WordPress のカスタマイズとサイト構築に革命を起こす基礎でもあります。

Gutenberg は現在プラグインとして利用できます。近い将来に、WordPress バージョン5.0ではデフォルトになります。必要な場合は、旧エディターもプラグインとして利用できます。

はい、バージョン5.0ではその通り、デフォルトになってしまいました。
何でしょ、これは。WordPress利用のキモでもあるエディターを、ここまで改悪しますか? 「単なるエディターではありません」じゃなく、「単なるエディター」としての完成度が重要なんですよ。
エディタに付随したプラグインも軒並み死亡で、対応できていないらしい。これでは、使い物にならん。
なわけで検索してみると、出るわ出るわ。「使いにくい!」「使えねー!」「やめてくれ!」など阿鼻叫喚の地獄絵図(苦笑)。

で、「必要な場合は、旧エディターもプラグインとして利用できます」とあるプラグイン:Classic Editorを導入。
めでたく従来のエディタ画面に戻ったわけですが、旧エディタが利用可能なのは2021年まで。期間限定らしい。エ、何それ?
ちなみに、Gutenbergを無効化するDisable Gutenbergというプラグインもあるようです。こちらも期間限定なのかどうかは不明。

というか、わざわざプラグインで基本機能を変更しなければ使い物にならないソフトウェアって、何?
WordPress様って、そこまでして「使わせていただく」もの?
2021年までにGutenbergがどう改良されていくかは不明ですが、このままだと「WordPressをやめる」という選択肢が現実味を帯びてくるかも…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました