3台目の空気清浄機

[Diary] 花粉症

 花粉飛散のピークが訪れる…と言われつつ、なかなかそのピークにならない東京。
 日増しに花粉が増しているのは感じるけれど、ただでさえ遅い飛散となっている今年は、なかなかそれが「一気に!」とならない。それはそれでイラっとするんですよねぇ(苦笑)。その分、飛散終了の時期も遅くなるわけで。。。
 で、いよいよピークかと思われる時期を迎えるにあたり、3台目の空気清浄機を購入してしまいまつた(^^;;
 たまたま立ち寄ったコジマで見つけた、サンヨー:ABC-A16。週末特価で6,880円は、かなり安いんだもの。会員カードをピッとやると出てくる(抽選の)クーポン割引は100円だったので、6,780円にてゲット。
 他にも日立のEP-BZ30が週末特価7,280円になっていて、ちょっと迷う。リモコン付きだけれど、この程度の売価はけっこうありそうだし。。。また、適用床面積は15畳までで、最大風量は3.2立方メートル/分(50Hz地帯)。西日本の60Hz地帯なら風量が3.4に…。うーん、今どき50/60Hz地帯で性能が変わる家電製品って、どうなのよ(苦笑)。
 いっぽう、ABC-A16のほうは16畳までで、最大風量も3.6立方メートル/分。リモコンはないけれど、パワー差は明らか。50/60Hz地帯でも性能が変わらない=インバーター内蔵=それだけ製造コストがかかってる、ということでは? どう考えてもこちらのほうが“上位機種”っぽいし、この売価はなかなか見かけないということもあって、決定。

 しかし、素朴な疑問。
 同機種のメーカーサイトや取扱説明書を見ても、どこにも「インバーター制御」とは書かれていないんだよなぁ。たいていのメーカーは「インバーター制御で電気代もお安く!」とか宣伝してるのに。
 それとも、電源周波数によって性能が変わらないインバーター制御と、電気代が安いインバーター制御は違うものなの?
 や、その前に、電源周波数の違いによって性能が変わらない=インバーター制御、という考え方が間違ってる? んー、、よくわからん。。。

 ちなみに、部屋には既に、18畳クラス(最大風量3.8)でHEPA(ULPA)フィルター、インバーター制御の空気清浄機が2台(富士通ゼネラル:ACS-18HD、東芝:CAF-38U1)あります。いずれも型落ちを特価品として購入したモノですが(^^;;
 その他に、トイレ+洗面所に置いたり、その都度、使用場所を移動できるような軽量コンパクトのモデルが1台欲しいなとは思っていたので。そうした用途ならリモコンは必要ないし、むしろ邪魔?
 これより小さい、安価な空気清浄機は、実際にはほとんど役に立たないでしょうからね。その意味では、このクラスがもっとも小型で安価なものかと。
 それと、CAF-38U1と比べてどうかな? という面もあって。CAF-38U1は東芝らしい親切設計とでも言うか、風量を切り替えてすぐはMAX運転するものの、10秒ぐらいすると風量がガクンと落ちるんですよねぇ。。おかげで静音&省エネ設計にはなっているものの、スペック上は同じはずのACS-18HDに比べ、明らかに花粉を取ってくれない!んですわ(T_T) 愚直なまでにフル稼働するACS-18HDのほうが、花粉症対策には嬉しいのです。めっちゃウルサいけど。。
 で、ABC-A16の梱包を開けてみたら…小型の安物はそれなりなんだなぁと実感。フィルターが小さいだけじゃなく、薄い…。。なんかオモチャみたい。。。メイン機種には使えないわ、やっぱ。おとなしく洗面所に置こうっと。

 まぁ、所詮は空気清浄機。内部に扇風機のようなファンがあって回転しているだけの、単純明快なメカですからね。そんなものに何万円も出すぐらいなら、小〜中型の特価品を探して複数台置いたほうが、効果大だと思うので。
 そもそも、メーカーパンフレットにあるような、障害物が何もないだだっ広い部屋に置くわけじゃないですからね。いくら高価&大型で風量がデカい空気清浄機を置いても、部屋の隅々まで空気の対流を起こせなければ無意味だもの。
 空気清浄機って、部屋のどこに、どちらに向けて置くかで効果がかなり変わりますからね。


追記

 風力に関しては、スペック上で勝るCAF-38U1より強力ですね。
 CAF-38U1のスペック上の数値は、あくまで運転開始時のもの。10秒以内にガクンと落ちる平常運転になってしまうと、絶えずそのパワーで連続運転するABC-A16のほうが、明らかにパワフル。手をかざしてみて、感じる風量が全然違うんだもの。
 静音性に関しては劣りますが、ACS-18HDよりは静か。けっこうよくできてるかも。
 もう1台導入して、部屋の中に置きたくなってきた。。。(^^;;
 てか、CAF-38U1が中途半端な存在なんだなぁ。考えモノ。

さらに追記

 花粉飛散がついに本格化し、飛散量が連日3ケタ(個数/平方cm)という日々になってくると、ガマンできなくなって部屋内に移動。デスク周りを何とか片付け、座位置からかなり近いデスク上で使うことに。
 こーゆー使い方での花粉取り効果は、かなりのもの。すぐそばで急速フル連続運転しているので、ウルサイのはガマンするしかない。
 ただそうなると、基本運転モードが静音・標準・急速の3種しかないのが不便ですね。標準と急速の中間モードが欲しい。。。このクラスでモードが4種あるモデルは存在しないので、仕方ないのだけれど…。

さらにさらに追記

 CAF-38U1との比較で、やはり花粉を取ってくれる力が段違いだと判明。CAF-38U1だけでは辛い場所にABC-A16を置いてみると、みるみる鼻づまりが解消し、目の周りのチクチク感が消え、気持ちが楽になるんだもの。
 なわけで、両機の役割を入れ替え。ACS-18HDとともに、自室内でメイン機として使用しましょ。
 入浴時には脱衣場に持って行ったりと、ABC-A16はかなり重宝してます。ただし、標準や自動、花粉モードでは正直、(花粉対策には)使い物にならない印象も。ウルサイのはガマンして急速モードで使用するのが前提です。
 このへんは、薄型設計にこだわった弊害が出ているのかも。。。前面パネルとフィルターとの間が密着しすぎていると、吸引力が落ちてしまうようなので。スペック上の風力(噴出力)だけでは、空気清浄機の花粉性能は判断できないということでしょうね。
 いやー、奥が深い。こんなことやっていると、空気清浄機マニアになってしまいそうだ(苦笑)。
 なわけで急速モード・フル連続運転しているため、電気代はかなりかかり。。。そう考えると、大型モデルが欲しくなってくるのだけれど。同じ風量でも、こちらは急速、あちらは標準モードだったりしますからねぇ。当然、電力消費も(スペック上は)半分以下になるわけで…。

東芝CAF-38U1に関する追記

 手動運転時、モード切替後に10秒ぐらいで風量がダウンしてしまう問題。
 ダウン後でも弱<中<強<急速の風量差はあるので有難迷惑な省エネ仕様なのかと思い込んでいたら、故障らしい。。。メーカーのお客様相談室、修理セクションにも問い合わせてみたけれど、そのような仕様はなく、明らかに正常ではないとのこと。
 がーん。そ、そうだったのか。。
 考えてみれば、購入から数年間は自動運転でしか使用したことがなく、手動で使い始めたのは花粉症を発症→悪化した4年前から。その時点で既にこーゆー動作状態だったので、てっきり仕様なんだと…。
 修理すると基盤交換になるそうで、おおよそ1万円程度とも。動かないとか、とりたてて危険な兆候があるようには思えないので、そのまま使って潰したほうがいいのでは…という意図を、修理担当者の言葉の裏に感じました。二言目には「8年前の製品ですし…」とも言われてしまったので。例え基盤を交換しても、駆動系(モーター)は年々ヘタっていくわけで。
 とりあえず使うか。。。

 で、ほぼ同サイズ同スペックなACS-18HDの安いフィルターは使えないのかな? とサイズを比較してみたところ。。

 CAF-38U1内部 CAF38U1とACS-18HDのフィルター フィルターとACS-18HD
 【↑ (左)CAF-38U1の表パネルを外した状態。ACS-18HDやABC-A16にはない、二重のプレフィルター付き】
 【↑ (中)左がCAF38U1、右がACS-18HDのフィルター。左のほうがキメが細かいのは、ULPAとHEPAの違い?】
 【↑ (右)手前がCAF-38U1用、奥がACS-18HD用。CAF-38U1用のほうは枠付きで豪華(^^;;】

 フィルター比較1 フィルター比較2 フィルター比較3
 【↑ (左)左がCAF-38U1用(ULPAのみ)、右がACS-18HD用(HEPA+消臭一体型)。CAF-38U1用のほうが分厚い】
 【↑ (中)左は消臭フィルターもセットしたCAF-38U1用。厚さの違いがさらに広がる】
 【↑ (右)奥がCAF-38U1用、手前がABC-A16用。大きさも厚さも全然違う】

 薄くなって上下に2〜3ミリずつ隙間ができてしまうけれど、実売価格が2,000円以上安いACS-18HDのフィルターで代用できないことはなさそうだなぁ。。
 まぁ、改めて見てみると、CAF-38U1のコストがかかった作りを感じますねぇ。さすが東芝。
 でも、4年前から正常な状態じゃない=購入3年で既に不調だった。それは、さすがじゃないね(苦笑)。

2008.06、追記

 そのまま廃棄処分かと思っていたCAF-38U1ですが、たまたま安く交換用フィルターを入手できたので、交換してみますた。
 と!(驚)
 いきなり、風量(=吸い込み量)が劇的にアップ! 風量切り替え直後に比べ、その後は風量が落ちるのは相変わらずだけれども、その落ち方がわずかなものに。これはひょっとして、不調や故障などではなく、単にフィルターが目詰まりしたすごい状態だったということでは…。確かに、今年の3月頃にフィルター交換ランプが点灯してはいたんですよね。でも、昨年6月に交換したばかりだし…と、使い続けていたわけで。ううむ、そうだったのか。
 同時期にフィルターを交換したACS-18HD(HEPAフィルター使用)は問題ないので、やはりCAF-38U1のULPAフィルターは目詰まりしやすいんでしょうね。特に喫煙環境では、1年どころか半年程度しか保たないと。ULPAフィルター使用の空気清浄機が市場から消え去った理由も、わかるような気がする。。。
 でも、不調の理由がわかったところで、喫煙環境で使えば同じことの繰り返し。結局、洗面所でサブ機的にしか使えないんですよね。これまで通りに。やっぱ、ウチの空気清浄機の中では鬼っ子だなぁ。

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