BMW325i ETC装着

　以前から関心はあったものの、領収書が発行されない、カード払いでは仕事先の経費精算ができない（税務処理上の問題らしい）などの理由から拒絶反応気味だったETC。助成促進キャンペーンに乗っかるのもイヤだと、これまでは導入を見送ってきたわけで。
　が、日本道路公団の深夜割引が昨年11月1日から、早朝夜間割引が今年1月11日から開始されたことで、ようやく（プライベート移動時限定で）使ってみようかという気に。
　とはいえ、ETCの利用メリットに疑問を感じているスタンスは変わらず。根本的な料金体系や料金所システムの見直しだけで、改善できる点は多々あるはずなので。「公団」という本来の性質を考えれば、懐にお金が入らない改善でも積極的に実施すべきなんですけれどね。各種の割引制度にしても、そもそも高すぎる料金を、値下げしないための口実にされかねない。

　などと文句ばかり言っていても、現状では割引制度の魅力に勝てないなと（苦笑）。
　12月には、手持ちのクレジットカードにETC版を追加。販売店の各種キャンペーンは新規作成なので、カードが増えてしまうのがイヤ。
　でも、そうなると、装着費用が高くついてしまう。何かいい案はないかと考えていたところ、たまたま立ち寄ったドライバースタンドのお正月新春セールで、三菱電機のEP-232（アンテナ一体型）が8,980円で売られているのを発見。後継モデル：EP-233との違いは利用履歴検索が可能かどうかだけなので、安くていいんじゃないかと購入することに。
　アンテナ一体型はセキュリティ面が難点と言われるけれど、分離型も車上荒らしに遭えば同じこと。価格の安い一体型で十分だし、このモデルはフロントガラス貼り付け型なので、ダッシュボード上がウザくなることもないなと。

　当然のことながら、ORSE（財団法人道路システム高度化推進機構）に支払われるセットアップ料金2,625円は必要。
　しかし、これって実にふざけた手数料じゃないかと。
　昨年11月1日～今年3月31日までは、「セットアップ情報発行料金」分が還元される《平成16年度ETC普及協力キャンペーン》により、本来の3,150円から525円引き。
　いや、何なの、その「発行料金」って。そんなものをユーザーに請求すること自体、間違いでしょ。儲けすぎだと各方面から叩かれ始めた途端に、キャンペーンの名目で割引し始めるんだものなー。

　さて、購入したドライバースタンドで取り付け料金を尋ねてると。5,000円！
　こっちもいい商売するなぁ（苦笑）。電源とアースを取るだけでしょ。
　アクセサリーポジションという便利なものが存在しないBMWでは、電源をバッテリーから直の主電源で取るしかない。そのままでは常時通電になってしまうため、スイッチを間に挟むことが必要に。「スイッチは別途、ご購入下さい」。なら、いいです、自分で取り付けます。
　BMWの場合、ボルト類の大半がカバーで隠れた位置にあるため、アースが取れる場所も限られる。上記の電源問題もあり、電気系パーツの組み込みは面倒なのだけれど。
　まぁでも、他機器用に装着してあるスイッチ付きソケットを使えば簡単かな。幸い、ソケット口が一つ余っているし。
　と、ここからが泥沼に。

　ETCの配線先端をソケット加するため、加工用ソケットも合わせて購入。
　が、帰宅してパッケージを開けると、ハンダ付けが必要らしい。うーん、面倒くせー。端子部分は細くて固定しづらいし、手持ちのハンダごては調子が悪く、うまく熱が伝わらないため悪戦苦闘…。
　なんとか加工し、ソケットに刺した途端、バシッ！　う、なんか火花が散ったぞ。
　調べてみると、スイッチ付きソケットなどでタコ足配線化された、大元の4連ソケットが死亡（泣）。ハンダが外れてショートし、4連ソケット内部のヒューズが飛んでしまったらしい。
　面倒だからとバッテリーを繋いだままで作業した、自分が悪い。などと泣いても後の祭り。
　仕方なくヒューズを変えようと、4連ソケット接合部にドライバーを突っ込んだところ、バリッ。今度はソケット自体が割れちゃった（再泣）。

　全てをやり直すしか手がなくなり、ホームセンターでハンダごてを購入し、近くのオートバックスで新たな4連ソケットを探していると。
　すぐ横に、＋－配線も接続済みのソケットが売られているじゃないですか。そんなの、あるのかよー。ドライバーズスタンドには、売ってなかったぞ。これなら、ハンダ付けも不要じゃん。
　なわけで、上記のソケットも購入し、ETC側の配線とギボシ端子で接続。
　アースは、他機器用に取ってあった配線に共有して。（厳密には、やっちゃダメ。自己責任）
　壊れた大元の4連ソケットも交換し、カパッと挿せば。
　「ピピッ、カードが入っていません」
　やり直し作業は、わずか10分で完了。

買ったもの