2006年にPanasonicがDMR-BW200を発売して以来、次世代の機器が登場したら導入しようと考えていたブルーレイ。
そのパナの第二世代機、DMR-BW900、800、700が11月に発売されたので、価格推移を見守りつつ、もうちょっと安くなったら…とは思っていたものの、そもそも在庫がどこにもないじゃん。。。供給調整などではなく、生産ラインはフル稼働しているのに、需要に供給が追いつかないらしい。
てな状況だった、この日。
たまたま立ち寄ったヨドバシカメラ新宿西口本店で、「本日閉店まで」特価で販売されているのを目にして…
DMR-BW700を半ば衝動買い(^^;;
どこでも予約注文扱いで、年内入手はまず無理…と思っていただけに。。。在庫3台という案内に…。
ちなみに、DMR-BW800、900のほうは既に在庫切れですた。
*購入価格:132,800円 (通常価格は158,000円) *ポイント5%上乗せキャンペーン中
まぁ、手持ちのハイビジョン録画機、DVDレコーダーのSHARP:DV-ARW25、Rec-POTのHVR-HD800Rとも残量が心許なくなっていただけに、ちょうどいいタイミングではあったわけで。
HDDの250GBという容量はいかにも少ないけれど、一時保存→BD化マシンという用途ならいいかと。
その使用感は…
1) 事前に得ていた情報通り、DV-ARW25、HVR-HD800Rとも相互ムーブは問題なし。
2) SHARP機のような派手な発色ではなく、落ち着いた、解像度を感じさせるチューナー&映像出力なのはちょっと意外。
3) リモコン、各種メニュー等のユーザーインターフェイスは最悪に近い。
リモコンはボタン数を減らし、世界のナショナル製品らしく「誰でも簡単に使える」ことを意識した作り。メニュー構成も同様。
が、おかげで各ボタンへの割り当てが多様化し、メニューの階層構造が深くなり、どの機能がどこにあり、どう関連しているのかが初見でわかりづらい。直感的に動作しにくい。。。購入前からわかっちゃいたことだけれど、典型的なナショナル仕様でつ(苦笑)。
4) ディスクへのダビング画面で、選択したコンテンツのタイトル表記がおそろしく短い。
登録されているタイトルの一部しか表示させることができず、例えばシリーズもので「タイトル、回数」の場合、肝心の“第*回”の部分が表示されないこと多し。間違って違う回をムーブしたら終わりなので、何度も確認するなどムーブ時はやたら緊張する(^^;;
単にディスク内のコンテンツを確認する再生ナビ状態なら、サブメニューからフルタイトルを確認できるのに、ダビング画面ではそのサブメニューが効かないと。“親切設計”を押し売りしているくせに、肝心なところが頭悪い。
5) もっとも最悪な仕様だと感じたのは、各チャンネル毎の受信感度表示メニュー。
受信感度表示メニューで、各チャンネルの受信感度を順に見ていこうとすると…なんとそこで、物理チャンネルの手動入力を要求されるんですね。おいおい、“物理チャンネル”なんて、どこで調べるんだよ…。
Panasonicのサポートに尋ねてみると、物理チャンネルは地域毎に異なるので総務省に聞いてくれ、だと。おいおい。。。おたくの機器が物理チャンネルの入力を要求するシステムなのに、不親切すぎないか?
仕方なく、社団法人 デジタル放送推進協会(D-pa)サイト上の《総務省デジタルテレビジョン放送受信相談センター》に電話で問い合わせると、親切に教えてもらえますた。「参考までに、どのような理由で物理チャンネルの問い合わせを?」などと尋ねられたもので経緯を説明すると、「メーカーさんのほうで教えていただけなかったのでしょうか?」。そりゃそうですよねぇ。
ついでに、同協会のサイト上に地域毎の物理チャンネルを記載はしないのかと尋ねてみると、そうした予定はないとのこと。ま、フツーに地デジ受信・録画機器を扱う上で、物理チャンネルを知らなければならないことのほうがおかしいわけで。必要なら各機器のメーカーがユーザーに伝えるべき情報だと、協会側では認識しているそうな。
6) メカ動作のレスポンスが早いのには驚き。。
過去のビデオデッキ時代の経験から、Panasonic製品=メカ動作は緩慢、という印象を抱いていたのですが、意外や意外(^^;; DV-ARW25の緩慢動作に辟易させられていたので、余計にそう感じるのかも。ハイビジョン機だから遅いわけじゃないのね。
(SHARP機も最新機種ではだいぶ改善されているらしい)
ただし、ソフトウェア的な部分、各メニューの切り替え等はトロいです。慣れるまでは、フリーズしたのかと思ったこともしばしば…。
とは言え、(購入から1ヶ月以上経過した時点でも)動作自体は安定。フリーズの多さに泣かされるSHARP機とは、明確な差がありますね。世界の松下だけのことはあるかな(^^;;
7) 早送り、巻き戻しが5段階ある。
しかも、早送りの1段階目は音声も早聞き可能。これは便利。
早送り、巻き戻しとも3段階しかなく、音声の早聞きもできないDV-ARW25(SHARP機全般)とは使い勝手が雲泥の差。
まぁ、ハイビジョンレコーダー同士ということで、Panasonic機とSHARP機を比較している時点で論外なんですけれどね、本当は(^^;; 「どんぐりの背比べ」、「目くそ鼻くそを笑う」てなもんで(苦笑)。
ムーブ=i-link(TS入出力)のことを考えると、事実上、この2社の製品しか選択肢がないですからねぇ。。。
8) AVCRECはなかなか良い。
圧縮とは言えハイビジョン画質なので、その完成度は予想以上。AVCREC搭載第一世代でこれなら、かなり優秀じゃないでそか。
基本技術力は高いですからね、Panasonicも。製品としての完成度が低いだけで(苦笑)。
安価なDVD-Rでお気軽にハイビジョン録画を残せるのは有り難いでつ。DVD-Rに最長HEモードで100分という録画時間は、微妙と言えばビミョーだけれど。。
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