アライ:アストロGXへの道(笑) 前編

[Bike] Misc

新たなメットにアライ:アストロGXを購入(するまで)

初アライ(笑)。
清水の舞台から飛び降りる思いで、アストロGXを買ってしまいました。
にしても、高いわ…。

自分の頭にSHOEIは合わない?

メットはSHOEIを使っていた時期が長かったものの、正直、あまり満足だったとはいえず…。
今回、アライ:アストロGXを購入する際に初めてフィッティング・サービスを利用しましたが、想像以上に自分が日本人頭で、少なくとも、よくいわれるSHOEI頭ではなかったと。そのためか、1時間ほど走行すると絶えず頭痛に悩まされていました。
複数のモデルで同じ現象が起き、「自分の頭にSHOEIは合わないんじゃないか」的な確信が芽生えていったと。

アストロGXの発表に喜んだものの…

で、最後に使っていたマルチテック(システム型)の内装がボロボロになり、いくら何でも買い替えなきゃ…となった際、「次はアライ」と思ったわけで。
が、アライといえば「安全性は高いけれどキツい、使い勝手が悪い」などと、良くも悪くも定評が。なので「うーん…」と悩んでいた頃、ちょうどアストロGXが(海外で)発表されて。

「間口が狭くて着脱しにくい」という声に応えて開発されたニューフォルム。今までのモデルよりも、口元あたりをメインに間口を拡張。前方に5mm、左右それぞれ5mmずつ広げ、脱ぎ被りをよりスムーズにすることを目的に設計されました。アライが初めてのライダーでも、間口のキツさを意識せずに違和感なく着用できます。
(アライ公式サイトより)

てな売り文句に、「これだ!」と。なわけで国内発売を待ちかねたものの、いつまで経っても…。
買い替えを待つうちに、海外発売から1年が経過。いっこうに国内発売の情報が出てこないまま、ますますボロ化した内装が限界となり…。
しかも、ようやく国内向けアストロGXが発表された2021年3月当時は、折しもコロナ禍に巻き起こったバイクブームの真っ最中。メットの入手が、超困難だった頃で。
どこで尋ねても、「納期未定」「いつ入るかわからない」「早くても半年以上は先」。いやいや、もうすぐにでも買い替えなきゃならん状況なのですが。

OGK(KABUTO):シューマへの買い替え

仕方なく即納可能なメットを探し、何とか入手できたのが、2021年6月に発表されたばかりのOGK(KABUTO):シューマ FROZE(グラフィックモデル)だったと。
発売直後だけに、たまたま初期ロット出荷分を持っていたショップから購入できたんでしょうね。同じシューマでも、同年3月発売の単色モデルは市場に皆無でしたから。

初OGK(KABUTO)の良さに驚き

安く買えたし、初OGKはどんなもんかいなと思いきや、これがまた想像以上に良かったと。
何も考えずXLサイズを購入したところ、測ったかのようにシンデレラフィットで。実に被り心地が良く、軽くて、数時間の連続走行でもまったく疲れない。もちろん、頭痛など起こるわけもなく。なんだこれ、OGK凄いじゃん。SHOEIとは雲泥の差で、まさに驚愕でした。
後になって思えば、シューマはコストパフォーマンス重視の下位モデルだけに、帽体が一種類。内装の厚みだけでサイズを変えるシステムが、かえってフィットしやすさを生んでいたのかなと。
ただ、走行音(風切り音)は、やはり下位モデルだけに静かとは…。比較対象が静かさで定評あるSHOEIだけに、尚更ですかね。
もっとも、世の中でいわれているほど、轟音だとか、うるさいとは思いませんが。そもそもインカムやアクションカムを装着しているのだから、空気抵抗も何もあったもんじゃない。
なわけで、新たに発表されたグラフィックモデルのカラーリングが気に入り、同じシューマを買い増そうかと思ったほど。同じメットをもうひとつは能が無いと、踏みとどまりましたが(苦笑)。
気になる点といえば、OGKいわくT.P.S.(高性能サーモプラスチック帽体)と謳う材質が、要はABS樹脂なこと。上位モデルに用いられるA.C.T.(高強度複合素材帽体)がガラス繊維なことからも、やはりその違いは…。
一般道で使用する分には十分だと思いますが、高速走行でどうなのかは、事故ってみなければわからないわけで…。

遠回りの末にアストロGXへ

そんなこんなで、コロナ禍も開けて入手困難ではなくなっただろうアストロGXを、再び考え始めたと。
シューマも使用4年目を迎え、ちょっと飽きてきた…のも、素直なところ(苦笑)。
ちなみに、アストロGX購入後もシューマは手元に残し、一般道走行時などに併用予定。そうそう買い替えられないアライのメットを、長持ちさせる意味でも。

ナップスのセールで10%オフが引き金に

度重なる価格変更(値上げ)で、アストロGXは単色でも6万円、グラフィックモデルだと7万円超…。
かつてはSHOEIのシステムメットでも、セールなら4万円台で購入できたのに。

再び「うーん…」となっていたところで、たまたまナップスの公式サイトを見ると、春のスーパーセールでアストロGXが10%オフに。
(単色モデル:60,500円が54,450円、グラフィックモデル:70,400円が63,360円)
たかが10%とはいえ、6,000円や7,000円割引となれば、けっこうデカい。今やアライもSHOEIと同じく、定価販売のみなので。
とりあえず、ラインナップ中で良さげなカラーリング:SPINE WHITEの実物を見てみようとナップス店頭へ赴けば、なかなかよろしい感じ。
単色のグレー系に、もう少し淡いクリア色があれば単色モデルも考えたのですが。アライのカラバリって、やはりSHOEIやOGKに比べるとセンスが…。

初体験のフィッティングサービスに目から鱗

実物を目にすれば欲しくなるのは当然で(苦笑)、フィッティングサービスを依頼することに。
そこではけっこう、目からウロコな「なるほど」の連続。いやー、やはりフィッティングサービスは受けるべきですね。SHOEIが始め、アライが追従した販売店の公認ショップ化(フォッティングサービス前提の定価販売)にも、納得ですわ。
とりあえず、自分が典型的な(鉢が大きい)日本人頭なことはわかりました。縦(前後)は「59-60」(Lサイズ)で良くても、横幅はもっとも大きい帽体「61-62」(XLサイズ)をベースに調整すべき。「こうだからこう」と、理屈で説明しながら明言してくれるので、わかりやい。
自分で被っただけや、いい加減なショップの雑な店員対応だと、「被っているうちにユルくなるから最初はキツめがいい」などと小さめサイズにするか、調整なしにユル過ぎな大きめサイズにしてしまうなど、後悔することもありそうな。
あとはピンロックシートも同時購入で貼り付けを依頼し、めでたく御成約。

*Arai ASTRO-GX(SPINE WHITE/スパイン・白)
*購入店:ナップス(実店舗)
*購入価格:63,360円+ピンロックシート3,300円

アライのメットは未だに供給不足

SPINE WHITEのXLは、店舗にもナップスのヘルメットパーク(大倉庫的な拠点)にも在庫がなく、他店からの取り寄せに。
以前と違い、今は同じナップスでも、系列店同士でしか取り寄せができない仕組みだそうな。系列ではないナップスにも在庫ありでしたが、取り寄せ不可なので店頭購入のみ。しかもその店舗はアライのプロショップではなく、フィッティングサービスも受けられないとか。ナップス全店が、プロショップなわけじゃないのね。
今回は千葉の系列店に1個だけ(店頭展示品ではない箱入り新品)在庫があり、めでたくお取り寄せに。
てか、要はこれ、たまたまラストチャンスに巡り会えたわけで。少なくとも、アライ・プロショップのナップスでは、SPINE WHITEのXLは新規入荷があるまで購入不可だと。
(首都圏だけの話かもしれませんが)
いろいろ聞いてみると、コロナ禍が開けた現在も、アライは需要に供給が追いついていないのだとか。在庫がなく入荷待ちのモデルは、いつになるかわからない納期未定扱いで、半年やそこら待たされるケースも未だに…なんだそうな。SHOEIやOGKは、ほぼ問題ないレベルまで供給が回復しているようですが。
問題は工場の小規模生産性と、製造工程がほぼ手作りなことらしく。アライらしいこだわりが要因だけに、すぐには改善できなさそう…。

*続き:アライ:アストロGXへの道(笑) 中編

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