HDD節約のため、PT2で録画したままになっていたtsファイルのMP4化(エンコード)作業を続けていました。
エンコードの方法に関しては、以下のサイトを参考に。とてもわかりやすいです。
で、以下は実際に作業した際の諸々。
結果的には、溜まっているtsファイルのうち正常にエンコできたのは4割ほどでした…。
PT2での録画は、すべてPtTimerを使用したもの。録画ソフトがTvRockだと事情も違うのでしょうが、使ってないのでわかりません。
- tsファイルのCMカット(部分編集)でも書いたMurdoc Cutterで部分編集したtsファイルは、ToWaveで音声変換する際にエラーが出てしまう。変換中は青色の帯が表示されるはずなのに、帯が赤色になったり、途中で止まってしまう。
- ToWaveで生成されるはずの「(DELAY 0ms)」の音声ファイルも、生成されたり、されなかったり。生成されたとしても、その後にAviutlでエンコードすると音ズレしまくったMP4ファイルができてしまう。
- 上記の時点で、CMカットをした民放の録画ファイルはほぼ全滅。
- TsTimeKeeperをかけるなどいろいろ試してみたがダメ。
- CMがないNHKの録画ファイルに関しては、前後をMurdoc Cutterでカットしてあっても大丈夫。途中でのカットがなければいい。
- が、NHKの録画だけ「冒頭の本編が始まる時点で再生時にフリーズする」現象に悩まされていた時期のNHK録画tsファイルは、編集の有無にかかわらずToWaveでエラー(帯が赤くなる)が出てしまう。このフリーズ現象が、送り出し側(NHK)の問題だったのか、録画に使用したPtTimerのバージョンによる問題だったのかは未だに不明。現在は解消されている。
- 同時期でも、民放を録画した未編集のtsファイルは問題なし。
- 録画時期に関係なく、「マルチチャンネル放送(SD)から非マルチチャンネル(HD)に切り替わるポイントが含まれる」TOKYO-MXの録画tsファイル(例えば深夜0時30分からのアニメ枠)は、DGIndexで分離する際に正常動作しない。途中で止まってしまう。
- 冒頭の切り替わりポイントより前を、余裕を持って、あるいはギリギリなどいろいろ試しながらMurdoc Cutterでカットしてみると、DGIndexは動作した。が、やはりToWaveでの変換時にエラーが出てしまう。
- 上記のファイルにTsTimeKeeperをかけるなど試してみても、やはりダメ。
以上から、
「本編の開始点で再生に問題があった一時期のNHK録画tsファイル」
「マルチ~非マルチの切り替わり点を含むTOKYO-MX録画tsファイル」
は、すべてエンコードできないという結果に。
NHKの問題は解消済み(原因は不明)なのでいいとして、TOKYO-MXのマルチチャンネル編成は勘弁して欲しいですよねぇ。一般的な各社BDレコーダーでの圧縮(AVC)録画も、マルチ~非マルチの切り替わり点でブラックアウトしますし。
で、肝心の出来上がったMP4ファイルは…。
Aviutlの設定をいろいろ試してみましたが、アニメに関しては、デフォルトとも言える「プロファイル=アニメ(高画質)」で問題なし。
ファイル容量は1割程度にまで減ってしまい、不安になるほど(苦笑)。CPUが低スペックなので、30分番組でエンコードに3時間ほどかかりますが。
いっぽう、実写番組に関しては画質面で問題が。。。
例えばプロファイル設定が「アニメ(高画質)」だと、設定品質(crf)は20、チューニングは「アニメ」。プロファイルが単なる「高画質」だと、crfは21、チューニングは「none」。なのでチューニングは「none」とし、crfを20ないし21で試してみると。
ダメですねぇ。かつてのVHS3倍速録画を見ているよう。
実写番組の場合、crfが19~19.5程度なら妥協できるかなというレベルでしょうか。crfをそれ以上に上げると、ファイル容量が大して圧縮されなくなるためエンコードする意味がない。。。crf:18だと、エンコードに20時間も要してしまいますし。
crf:19~19.5で1時間番組だと、当方の環境でエンコードに要するのは7~8時間ほど。ファイル容量は元tsファイルの30~40%。画質とのバランスも考え、このへんが妥協点だろうと落ち着きました。
いずれにせよ、実写番組のエンコードは画質劣化を否応なしに意識させられるので、エンコードするかどうかをソースによって考慮すべきでしょうね。
エンコ派な方の大半がアニメファンなのも、納得できました(^^;;
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