2004年9月から栃木県の牧場で休養していて、事実上の引退状態だった高知競馬のヒロイン(?)・ハルウララの競走馬登録が、10月1日付けで正式に抹消。これで完全引退ですね。
地方競馬全国協会には、「1年以上出走していない競走馬については、4月と10月の年2回、関係者に現役続行の意思があるかを確認する」規定があるそうで、馬主・安西美穂子さんと宗石大調教師とが相談の上、引退を決定したとか。
また、地方競馬では、一定期間以上の長期不出走馬が出走登録をする際には、能力検定競走(能検)で基準タイムを上回る必要があるんですね。高知競馬の場合は、150日以上出走申し込みがない場合。よってハルウララも、復帰するためにはこの能検を受けなければならなかったわけですが、高齢になった同馬が能検をクリアできる可能性は…限りなくゼロに近かったでしょうから。
もともと2005年3月での引退が発表され、秋には引退レースをという話もありましたが、放牧を巡って馬主と調教師サイドの確執がクローズアップされるなど、すったもんだ。話題になったことで、金銭面の問題が裏にあるのでは…などと推測されたもの。そのまま話題は忘れ去られ…。
あれだけ話題になったにもかかわらず、引退レースやセレモニーなど、何のイベントもないまま引退というのも寂しい気はしますが…。
もっとも、このほうが自然なのかもしれないですね。ある意味、妙なカタチで話題になりすぎたわけですから。もともとその存在は競馬好きの間では知られていましたが、映画『ハルウララ』が製作されるなど、一時期の話題沸騰や大騒動は異常でしたから。。。
コメント