旅にっき 【2003.09.20-27/福山〜久留米〜宮崎】

 2003.09.20

 有明フェリーターミナル

 福山へ向かう前日の9月20日、東京は台風接近で暴風雨の悪天候。
 当初は翌日のフェリーを予定していたのだけれど、台風で欠航とのことで、急遽この日の便を予約。有明を目指してバイクを走らせるも、大雨&強風のレインボーブリッジは怖かった…(T_T) 新門司行きのオーシャン東九フェリーが出港する有明フェリーターミナルに着いた頃には、全身ずぶ濡れ。特にポンチョだけの上半身が…まともなレインジャケットを買おう(^^;;
 ターミナル2階のカウンターで無人車航送の申込書を記入すると、いちおう“乗船券”が手渡される。バイクの無人航走で人間は乗船しないのに、ヘンな感じ? フェリーにバイクを積むのは初めてなので、ちと緊張。。
 「行けばわかりますよ」という窓口嬢の言葉を信じて船のほうへと近づくと、もうバイクの列ができている。その後で待っていると「無人の方はこちら」と言われて別の列へ移動し、すぐに乗船開始。そっか、無人車のほうを先に(奥に)載せるわけね。バイクを置いたら、クルマが出入りするデッキから徒歩で降船。バイクの無人車航送は2台だけで、有人車は10台ほど。経由地の徳島行がほとんどらしい。


【↑ 125cc以下のバイクは原付扱いで航送料金が割安。我がリード90も、50ccの原チャと同料金(^o^)】

 フェリーターミナルから最寄りの りんかい線(東京臨海高速鉄道)・国際展示場駅までは、歩き。1年前までは出航時間に合わせて都バスもあったのに、利用者が少なく廃止されてしまっている。最寄りと言っても徒歩20分だからなぁ…送迎車があれば利用者も増えるんじゃない?
 フェリーターミナル付近の道路はトレーラーの路駐がいっぱいで、申し訳程度の街路灯に照らされた歩道は真っ暗で荒れ放題。舗装は痛んでいるわ、背丈以上の雑草が生い茂っているわで、ここは本当に東京か? こんなとこ、歩く人はほとんどいないでしょうねぇ。ここで何があっても、発見されるまでに数日かかるな、とか思ってしまう(^^;;
 ようやく有明埠頭橋までたどり着くと、遠くにお台場やパレットタウンの明かりが見えてきてホッとする。橋を渡るとすぐ、ゆりかもめが高架を走っていくのも見える。オーシャン東九フェリーの公式サイトには最寄り駅:国際展示場になっているけれど、実際にはゆりかもめの国際展示場正門駅のほうが近いですねぇ。帰りの便を考えて、りんかい線まで歩いたけれど。


 2003.09.21

この日の行程

 東京→福山

 
【↑ (右)キップは翌日、郵便局に行くため松永を再訪した際のもの(^^;;】

 既にバイクは太平洋上(^^;; 自分はお昼の《のぞみ》で西へ向かい、敢えて新大阪で《ひかりレールスター》に乗り継ぎ。《のぞみ》用ノーマル700系の貧相な座席に4時間も座り続けるなんて、忍耐以外の何物でもない。。。
 新幹線を降り立ったのは、福山。これまで何度か訪れているものの、いつも青春18きっぷなので、新幹線で来るのは初めて(^^;; 福山での常宿と化してきたサンホテル福山にインし、一休みしてから山陽本線で2駅、松永へと向かう。

 
【↑ (左)駅前広場がそのままイベント会場に (右)翌日、仮設ステージが撤去された駅前は何事もなかったかのように平穏…】

 松永では、年に一度のお祭り【ゲタリンピック】を開催中。これが今回のお目当て。下駄製造の全国シェア60%を占める“下駄の街”松永では、商店街活性化事業の一環として、その下駄を使った【ゲタリンピック】が1993年から開催されている。地元ではすっかり定番のイベントとなっているようで、駅を降りた途端に街全体の熱気が伝わってくるほど。想像以上の盛り上がりでした。

 イベント終了後はJRで福山に戻り、駅近くのお好み焼き屋で夕食。味は…ごく並。。。
 福山の街を歩くのは3度目だけに、駅周辺の道をすっかり覚えている自分が怖い(笑)。