旅にっき 【2004.07.23-08.02/九州→四国→静岡】 *PART1

 長崎(STL長崎)、鹿児島(アクターズスクール鹿児島)、名古屋(キャレス名古屋校)、徳島(ココナッツJr.)、掛川(ORANCHE)、浜松(T.C Sprout)でイベントを見るため、各地での観光を交えつつ、飛行機&青春18きっぷを利用して長期遠征へ(^^;;


 2004.07.23(Fri)

 東京→佐賀

この日の行程

 飛行機の特便割引が特割7、特割1に分かれてしまって以来、羽田−福岡便はひじょーに使い辛くなってしまった。以前の特割と特割7がほぼ同額で、1週間前までに予定が立てられなければ(かなり)割高な特割1しか選択肢がなくなってしまう。
 なわけで、直前まで予定が決められなかった今回、福岡便はパス。この日の目的でもある長崎でのイベントは夜で、幸いにして時間に余裕があるため、初めて山口宇部空港を利用してみようかと。この路線は特割が特割1で、前日まで広島便などとほぼ同料金で予約できる点が嬉しいところ。青春18キップのシーズンなら九州への足にも使えるはずだと、以前から考えていたプランでもあるので。

 JAL1641便の使用機体はMD90。JALの地方便はほとんどがMD系の機体なので、イマイチなんだよなぁ。オーディオがあるだけ、MD90はマシだけれど。

 初めて降りる山口宇部空港は、ローカル空港にしてはなかなかの設備&広さ。
 にしても、暑い! 猛暑の東京を離れて、さらに暑いエリアへ行こうとしているのは酔狂としか言いようがないとも(苦笑)。。。
 1641便を降りた客の大半は駐車場へと向かい、一部が乗り込んだ下関行、新山口行のバスはそこそこの乗車率。いっぽう、宇部新川行のバスはガラガラ。山口宇部空港とは言っても、実際には“山口空港”なのだなぁと実感したり。そんなバスの発車を見送りつつ、こちらはトコトコと歩き始める。目指すは宇部線の宇部岬駅。空港の最寄り駅は一駅隣の草江駅で徒歩10分ほどのはずだけれど、調べてみると郵便局がないため、局のある宇部岬駅を目指そうと(^^;; 地図で見る限り徒歩15分強だと思うのだが…。
 空港前の国道をずーーっと(まっすぐ)歩いて20分弱、汗だくヘロヘロになってきた頃、周囲がようやく市街地らしい雰囲気に。そろそろのはずだけれど…とは思うものの、郵便局も駅も所在がさっぱりわからない。おかしいなと思いつつ道路工事の人に尋ねてみると、たぶんそっちに行ったほう…とのことで、脇道に入ってみると、あったあった。旧道のような古い商店街(と言っても数軒)の一角に、郵便局がひっそりと建っている。国道沿いに案内標識ぐらい出して欲しいなぁ。
 宇部岬駅はなおも路地を進んだ突き当たり、住宅の真裏にあたる位置に、さらにひっそりとたたずんでいた(苦笑)。すぐ近くまで来ていてもわからず、歩いていた人に尋ねたほどわかりにくい場所。まさかこの先に駅があるとは…という雰囲気なだけに、知らない人はまずたどり着けないだろうなぁ。ま、地元の人しか利用しないので問題はないのでしょーが。
 古い木造駅舎の前には小さなロータリーがあり、“夜間立入禁止”の看板がうるさいほど立っている。深夜にクルマを乗りつけて騒ぐ輩が多いと思われ。。どこへ行っても、地方の駅はヤンキーのたまり場になるんだなぁ。


【↑(左)宇部岬郵便局 (中・右)宇部岬駅】

 宇部線は平日の昼間にしては利用客も多く、地元の足としてそれなりに機能しているよう。ただ、隣の草江駅が空港アクセスに使われるケースはほとんどないでしょうね。宇部新川から先は運転本数が一気に減ってしまうので。。。全国でも屈指の“鉄道アクセスの良い空港”なのに、もったいないこと。まぁ、空港から宇部市内に用がある乗客は、バスに乗ったほうが便利で早いですからね。
 ロングシートを適度に埋めていた乗客も大半は宇部新川で下車してしまい、車内はガラガラに。宇部市の中心は山陽本線・宇部駅ではなく、この宇部新川なんですね。宇部線の乗客も宇部新川を中心に推移しているようで、ダイヤが同駅で分断されていることにも納得。その宇部新川では停車時間が約15分あるものの、郵便局が遠いことはわかっているので大人しく車内で待つ(^^;;
 で、あらためて車内を見回してみると、この日は期末試験なのか、昼間から高校生が目立つことに気づく。それもなぜか女のコばかり。しかも皆、可愛い(爆)。うーん、さすが、西村知美や吉本美代子、最近では道重さゆみを沿線から生んでいる路線だ(笑)。


【↑(左)宇部線105系 (右)宇部新川駅(ホーム側)】

 宇部新川を発車した頃はガラガラだった列車は宇部駅が近づくにつれ乗客が増え、さらにその大半が山陽本線・下関方面の列車に乗り換えていく。やってきた編成は115系ロングシート(T_T) 小野田、厚狭などで弱冠の乗り降りはあるものの、ロングシートがほぼ埋まった状態の乗客は、ほとんどが下関まで乗り通す。やはり、このエリアの中心は下関なのか…と思っていると、けっこうな人数が門司・小倉方面の列車に乗り換え。なるほど、北九州文化圏は宇部周辺まで伸びているんですねぇ。
 小倉では2分の接続。山陽本線が遅れ、その接続待ちで下関からの列車も遅れ、さらに小倉での接続は…と思いつつ、約5分遅れで小倉に到着。すると、隣のホームには乗る予定だった列車がまだ停車中。が、すぐに発車ベルが鳴り出し、ひぇ〜っと跨線橋を駆け上がって(駆け下って)飛び乗ることに。こちらも5分遅れの発車なものの、接続待ちではなく、鹿児島本線の慢性的なダイヤの乱れによる遅れらしい(^^;; 鹿児島本線の列車は、基本的には本州からの遅れを引っ張らない決まり? なよう。

 その後はウトウトしながら、鳥栖まで乗り通し。駅すぐ横に巨大な鳥栖スタジアムが偉容(笑)を放つ光景は見慣れていても、鳥栖で降りるのは初めて。長崎本線への乗り換え時間に、歴史のある名物駅弁かしわめしを買おうと改札口周辺をのぞいてみると(ホームでは販売されていない)、存続が危ぶまれるサガン鳥栖のシーズンシート募集チラシが…大量に、ホコリをかぶってました(^^;; 果たして、地元でどれだけの認知を得ているんでしょうねー。鳥栖は佐賀県とは言え、完全に博多文化圏ですからねぇ。佐賀が本拠地ならまだしも、鳥栖では存続も難しいのでは。。。


【↑(左・中左)鳥栖駅 (中右)鳥栖駅前にて (右)サガン鳥栖シーズンシート募集チラシ】

 さて、入線してきた列車はJR九州ご自慢の新造近郊型電車817系2連。転換クロスシート材質にはむきだしの白木が使用され、クッション部は黒色の本革という、およそ近郊型らしくないハイセンスな車内には目を奪われるばかり。座り心地も思ったほど悪くなく、モケットシートの811系や813系より快適かも。軽快に飛ばす雰囲気も新型軽量車両らしく、騒音の大きさもまた同様(苦笑)。九州の高校もやはり期末試験なのか、車内は高校生でかなり混雑。かしわめしを広げて食べるのが恥ずかしー(T_T) 駅毎に高校生が入れ替わるものの、混雑したまま佐賀へ到着。


【↑(左)817系 (中・中右)かしわめし

 まずは、駅から徒歩3〜4分のサガシティホテルへイン。荷物を預けて、ちょっとした市内観光でもしてみよう。駅へ戻って観光案内所でマップなどをもらいつつ、レンタサイクルの店を教えてもらう。店は駅から歩いて4〜5分の距離に2軒。少し近そうな北口側の店に行ってみると、フツーの自転車屋じゃん。。。声を掛けると、かなりガタついた自転車を貸してくれました(^^;; 観光客の利用なんて少ないのかと思いきや、住所氏名を書き込む名簿を見ると1日5〜6組は借りているよう。やはり、関西方面からの利用者が多いらしい。JR九州が展開する電動自転車レンタサイクル“楽チャリ”が、佐賀駅にないのは残念だなー。


【↑(左)佐賀駅 (中)ホームにて (右)駅前にて】

 しかし、佐賀の街は予想以上に広い。。。佐賀城址、柳町の街並みなどを眺めつつ、次から次へと郵便局が現れるものだから、寄り道に時間がかかって仕方ない(苦笑)。
 そのため、旧長崎街道の趣深い道筋をたどりながら、佐賀市歴史民族館に着いた頃にはもう夕方近く。旧古賀銀行の、ノスタルジーを感じさせる大きな吹き抜けや東西に伸びるカウンター、三層の塔屋や外壁に貼られた茶褐色のタイルなど、大正期の洋風建築らしい風情は立派なものだけれど、落ち着いて見ている余裕がない(^^;;
 おまけに、ヒマを持て余しているような係員の方がとても親切に解説して下さるものだから、こちらは時計が気がかりで…せっかくの親切を無碍にすることもできず、参ったなぁ。隣接する古賀家(明治期の代表的な和風建築)、旧牛島家(今宿町に残る佐賀・旧城下町でもっとも古い町家を移築復元)、旧三省銀行(明治時代設立の伝統的な蔵造り建築)、旧福田家(近代和風建築の技と芸術が見られる大正建築物)の見学を熱心に勧めてくれるものの、時間がないのでパス。館内には他に来場者もなく、1日に何人の観光客が訪れることやら。。。せっかく整備されているのだし、もう少し観光地としてスポットを浴びてもいいような。
 このあたりは城下町らしく路地が入り組んでいて、ちょっと道に迷いながらも大隈重信旧宅・記念館にたどり着く。が、記念館は改装中とのことで、実質、旧宅(生家)のみが公開中。そのため入館料は無料ですた(^^;; 生家はまぁフツーの旧宅なので、資料館が見られずに残念。


【↑(左・中)市内・松原川通り周辺は川沿いに公園や公衆トイレなどが整備される (右)佐賀城址・鯱の門と続櫓】


【↑(左・中)佐賀市歴史民俗館(旧古賀銀行) (右)大隈重信・旧宅】

 その後は旧長崎街道の反対側に位置する、築地反射炉跡、のこぎり型家並みを目指してチャリを飛ばすものの…これが遠いのなんの。結局、途中で時間切れとなって戻ることに(残念)。いい加減に戻らないと、長崎でのSTL長崎のイベントに間に合わない。

 駅に戻って、17:06発の長崎本線〜佐世保線直通・佐世保行(またも817系)に乗り込み、イベント会場最寄りの大塔駅で下車。上下線が交互に作られたホームは、国道と線路との間の狭いスペースに無理矢理作りました、な感じ。駅舎などは一切なく、ホームの先はそのまま国道を渡る歩道橋に繋がっているという、路面電車の駅のような作り。
*詳細はこの日の小娘にっき参照。


【↑大塔駅 (中)佐世保方面 (右)早岐方面】

 イベント終了後は、バスで一駅隣(佐世保寄り)の日宇駅へ。
 佐世保市内の住宅地に建つこの日宇駅。すぐ前を走る国道からは、商店街の路地の一本を入った奥の、一見すると店舗裏の小さな駐車場=デッドスペースのような、うっかりすると見過ごしてしまいそうな場所にひっそりと作られている。駅舎は待合室のようなオープンスペースの小屋のみ。線路は築堤上なので、そこから地下道+階段でホームへ上がっていくという、何とも仮設駅のような作り。ところが、調べてみると駅の開設は1910年(明治10年)なんですね。1948年に駅舎が火災全焼し、1949年に再建されたそうですが、まさか、その“再建”がこれじゃないですよねぇ。現在の簡易駅舎もかなり年数が経っているようで、相当早い時期に無人合理化で今の形になったんでしょうね。何にしても、あまり見ないスタイルかも。。


【↑日宇駅。(左)駅に向かう乗客と、駅舎(?)ベンチに座る乗客とが正面から見合う珍しいスタイル (中)ホームから駅舎(?)を見下ろす】

 日宇からは20:53発・早岐行に乗り込む。早岐方面、佐賀まで行ける列車は、なんとこれが最終で、車内はほぼ無人(^^;; 佐世保線の普通列車には佐世保−早岐間の区間運転が多く、佐世保市内の通勤通学用という位置づけなんでしょうね。早岐を境に乗客が大幅に入れ替わるようだし。
 その早岐では30分ほどの待ち合わせで、鳥栖行に乗り換え。その間、到着した特急《みどり》、大村線列車などを眺めつつボーッと過ごす。車両形式の宝庫だなぁ、ここは。


【↑(左・中)佐世保線キハ200系 (右)大村線キハ67系】


【↑特急《みどり》(旧・特急《ハウステンボス》用)783系】

 佐賀に到着したのはもう23時近く。その時間でも開いている、駅からいちばん近い飲食店の筑豊ラーメン山小屋佐賀駅前店で食事。“筑豊ラーメン”がどの程度のオリジナル食文化なのかは知らないけれど、長浜ラーメンよりもややこってり気味な味。チェーン店だけに万人向けな味なのか、ちと物足りない感じもするけれど、まぁまぁかなぁ。


 サガシティホテル

 この日の宿泊はサガシティホテル。巨大なマンション風の建物は、どうやらその半分ほどがウィークリーマンションになっているよう? 部屋は狭いものの、まぁ問題なし。無線LANもOK。大浴場があるのは、真夏の猛暑で汗だくになった身体には嬉しいですねー。広くて快適だし。ただ、一般入浴もできる(銭湯のようなもの)ため、ロビー風な大浴場フロアは外部からの客が目立つ。宿泊客にとっては、浴衣姿で行ってもいいものかどうかなど、ちと落ち着かない雰囲気…なのは仕方ないところか。駅南口からは徒歩2〜3分だし、これでシングル\4,725ならお得でしょう。
 まぁ、ここに限らず佐賀はビジネスホテルの相場が安いんですよねぇ。長崎のように行き止まりの場所でもなく、博多からの距離やアクセスを考えると、相場を下げないとやっていけないんでしょう。各ホテルの利用率はなかなかのようで、福岡方面への利用にも佐賀のホテルは穴場的な存在なのかも。


 2004.07.24(Sat)

 佐賀→人吉→隼人

この日の行程

 サガシティホテルには無料朝食があって、コーヒー、パン、カップ麺が無料。ただし、パンの提供は07:30-09:00まで。07:15発の列車に乗りたいので、せめてコーヒーとカップ麺だけでも…と思ったけれど、時間がなくてコーヒーを半分飲んだだけ(T_T) 今日は列車に乗りっぱなしだし、どこで食事をできるかなぁ…。
 佐賀07:39発でも八代から同じ列車になるものの、八代での接続時間がほとんどなく座れない可能性が大。いっぽう、07:15発で行けば、佐賀、鳥栖とも始発列車な上に、八代での座席確保も大丈夫だろう…と、辛くても早出したことが、後にやはり正解だったと思うことに。。しかし、予想していたとは言え、鳥栖から八代までの2時間半を815系ロングシートで過ごすのはしんどかった〜。あわよくばクロスシートの415系が来ないかと思ったのだけれど。。。
 途中でほぼ100%の乗車率となった列車は、熊本で乗客の大半が入れ替わる。その後はロングシートがさらりと埋まる程度の乗車率で、新八代へ。九州新幹線(新八代−鹿児島中央)開業後に来るのは初めてなので、興味津々にキョロキョロしていると(笑)、その降車客の多さに驚き。普通列車で、八代より新八代の降車客のほうが多いとは…八代駅がすっかり寂れたようにも感じられました。単なるローカル線乗換駅に成り下がってしまったような。。。


【↑(左)熊本駅で見かけた特急《リレーつばめ》787系 (右)八代駅で名物“日奈久ちくわ”を購入、小腹の足しに(^^;;】


【↑八代駅にて】

 肥薩線列車を待っていると、肥薩おれんじ鉄道へ直通する水俣行(新八代10:29始発→八代10:36着)からの乗換客で、アッという間にホームが人、人、人な状況に…。1227Dの入線はその直後で、並んでいたおかげで何とか座席を確保。大牟田方面からの列車(10:38着)で着いた乗換客は、満員の車内に呆然としながら通路に立つことに…やはり、早く来たのは正解だった。。
 この日は夏休み最初の週末(土曜)ということで、車内は家族連れや旅行客でいっぱい。普通列車のダイヤが07:53発〜14:07発まで空いてしまう時間帯なので、この列車が混雑することはわかりきっているはず。キハ31の単行は辛いだろーと思うけれど、増結はしない方針なんでしょうね。混雑がイヤなら特急に乗れと。数少ない地元の用務客らしい人たちも、あまりの混雑ぶりに困惑顔…ふだんの平日なら、ガラガラなんでしょうけれど。
 で、走り出してすぐ、車窓右側に球磨川の流れが寄り添い、その車窓を眺めて…と、ここで気づく。しまった〜、肥薩線のこの区間は、(人吉方面)進行左側の車窓がいいんだった…。つい、一人掛け座席の進行右側(左側は二人掛け)に座ってしまった…。途中からは球磨川が進行左側に移り、景勝地はそこから先なのに。まぁ、ダム建設でかつての急流は消え、それほどの景勝地ではなくなったとは言え…やはり残念。遠足らしい小学生の団体が降り、途中から“座席がほぼ埋まる”程度の混雑にはなったものの、座席移動ができるほど空いてはいないんだなぁ(T_T)

 さて、二度目の人吉だ。
 昨年訪れた際は、台風による土砂崩壊のため吉松−人吉間が不通となり、タクシー代行のお世話に。おかげで《いさぶろう・しんぺい》号に乗り損ねたので、今度こそ…と思っているうち、九州新幹線の開業とともに車両がキハ31からキハ140(キハ40を展望車両に改造)に変わってしまった。《いさぶろう・しんぺい》用キハ31はボックスシートに畳を置いたアイデア車両で、一度は乗っておきたかったのに。
 また、現行《いさぶろう・しんぺい》のキハ140は基本的に指定席車両&超人気なため、指定券がなかなか取れないらしい。確かに今回も指定券は取れず、どうなることやら。

 まぁ、考えていても仕方ない。人吉では1時間ほど待ち時間があるし、せっかく温泉街の人吉へ来ているのだから、温泉に立ち寄り一浴びしたいところ。前回はタクシー代行のため予定が狂い、入浴時間がなくなってしまったので…。
 で、まずは駅前の青柳温泉(青柳旅館)をのぞいてみるも、日中はお休み(午後の営業は14時から)とのこと。あまり時間もないのでわかりやすいところへと、駅前からまっすぐ7〜8分ほど歩いた人吉橋手前を、右に(球磨川沿い)入ってすぐの人吉温泉へ向かう。

 ここは人吉旅館が(宿泊客用とは別に)立ち寄り湯として営業している温泉で、建物は旅館に隣接しているものの、入口は別。更衣室も浴槽も数人でいっぱいになってしまうような、街の温泉銭湯といった風情ですね。ただ、この真夏の猛暑の中、しかも昼間から温泉に浸かる酔狂な客は地元にはいないらしく(笑)、無人。番台も無人なので入浴料\300を置いて、勝手に入ることに。湯は無色透明で、ほのかに硫黄臭がするかも? サラサラでもヌルッでもない、適度にサラッと、適度にヌルっとした湯触りがなかなかいい感じ。泉質は微弱アルカリ炭酸泉。人吉市内の温泉は場所毎に源泉が異なるので、今度は時間を作ってハシゴしてみたいですね。市内近郊の観光も兼ねて、のんびり過ごしてみたい街なので。
 なお、昼は14:30まで、夕方は17:00〜の営業との案内に、確か06:00〜22:00のはずでは? と思ったところ、「温泉の湧出量が減少しているので節約にご協力下さい」といった内容の張り紙が…。うーむ。

 ま、何はともあれいい気分。さぁ駅へ戻ろう。。と歩き出した途端、汗が身体中に吹き出してきて“うげ”(T_T)
 駅へ戻ってみると、駅前には観光バスが停車し、改札口付近は人、人、人の大混雑。慌ててホームに向かうと、ほどなく《いさぶろう》号が入線。
 吉松寄りの先頭キハ140は指定席で、人吉寄り後部の(フツーの)キハ31が自由席。ホームも人でいっぱいなのに、乗車案内は指定席客向けのみで、自由席車の併結が前なのか後ろなのか、乗車位置はどこなのかなどの案内はまったくない。それらしき目印の近くに立っていたので座れたけれど、指定券を持たない多くの乗客はホームを右往左往したあげく、座れないことに。ひでーなー。
 にしても一般客ばかりだなーと思ったら、鉄ちゃんの多くはキハ140のフリースペースに移動し、吉松まで独占していたよう。フリースペース=自由席扱いなので問題はないものの、展望スペースという意味合いもあるだけに、こーゆーところでも“鉄”の良識が疑われるわけで…。
 全席指定では閑散時のキハ140単行運転時に地元利用客を無視することになるし、キハ31を絶えず併結するわけにもいかないだろーし、難しいところですね。観光列車化したのはいいけれど、あまりにも一般利用者が少ない区間だけに、定期列車運用と併用せざるを得ないわけで。いっそ、多客期はキハ140を全席指定、展望スペースは指定券客用のフリースペースとして車両をロックし、自由席利用者は併結のキハ31に限定するほうがすっきりするかも。


【↑(左・中左)人吉駅にて (中右)《いさぶろう号》キハ140 (右)同キハ31】


【↑人吉温泉観光協会発行の肥薩線パンフレット】

 ただ、大混雑は隣の大畑まで。小学生の団体が降りたこともあって、その後は座席がキレイに埋まる程度の乗車率に。
 これでよーやく、鮎ずしがのんびり食べられる(^^;; この鮎ずしは人吉駅の(歴史のある)名物駅弁で、近年は特急や《いさぶろう・しんぺい》など観光客向け列車の発着時のみ、今では貴重となったホームでの駅売りがされている。なお、それ以外の時間帯でも、駅前の《人吉駅弁やまぐち》店舗で購入可能。


【↑鮎ずし】

 《いさぶろう》号は、大畑、矢岳では各7分停車。乗客の大半がゾロゾロと降りてきて、写真を撮る撮る(笑)。
 真幸では観光停車のアナウンスがなかったものの、皆がゾロゾロ降りるものだから結局、同程度の停車時間に(苦笑)。
 また、駅以外にも、ループ線が見渡せる場所や矢岳第一トンネルなど名所ごとに停車しては観光案内放送をするサービスぶり。ただし、もっとも景観の良いポジションはキハ140の停車位置なので、後ろのキハ31からはよく見えないことも…。景観の良い側(進行左側)とは反対側に座ってしまったこともあり、かつて“日本三大車窓風景”(根室本線・狩勝峠旧線/篠ノ井線・姨捨/肥薩線・大畑ループ線)と呼ばれた雄大な風景は拝めず仕舞い。ループ線、スイッチバック、トンネルの連続で、当時(1909年・明治42年開通)の技術の粋を尽くして建設された路線だけに、そも趣をもっとじっくりと味わいたかった。。。やはり、混雑する時期(日)に来ちゃダメですねぇ。
 しかし、そんな雄大な景観を目にすることもなく、大半の乗客は途中から居眠り(苦笑)。観光バスで来てこの区間だけ《いさぶろう》号に乗る団体客らしいけれど、あの人達にとっては、わざわざ乗る意味があるとも思えない…。起きているときは宴会だし(苦笑)。あー、もっと静かだった頃に乗りたかったなぁ。昨年、乗れなかったことが悔やまれる。

*矢岳第一トンネル 全長2096mで肥薩線最長。トンネルの吉松側には開通当時の鉄道院総裁・後藤新平の石額“引重到遠(いんじゅうちえん)”が、人吉側には逓信大臣・山県伊三郎の石額“天険若夷(てんけんじゃくい)”がはめ込めれている。“この難所を平地のようにしたことで、重いものを遠くに運べるようになった”という意味だそうで、当時の鉄道界のナンバー1、2の二人が石額を残すほど重要な、また難工事のトンネルだったということでしょうね。


【↑大畑駅】


【↑大畑駅。(左)かつて本線の峠駅だったことを彷彿させるホームの水飲み場。飲用可能。 (中)ホーム脇にはSL時代の石造りの給水塔が残る】


【↑大畑−矢岳間スイッチバックを後方運転席から見る。 (左)スイッチバック行き止まり線 (中・右)左に見えるのが大畑駅から登ってきた線路】


【↑矢岳駅 (右)駅前から集落を望む】


【↑(左)矢岳駅の水飲み場は使われなくなって久しい (中)駅に隣接してSL展示館が (右)D51170が静態保存】

 現在、《SLあそBOY》号として運用される58654号機も、かつてはここで保存されていたもの。1975年に廃車され、解体されかけたところを人吉市の元国鉄職員・得田徹さんらの保存運動により、このSL展示館での保存が決定。その後、復活運転用にJR九州が借り上げ、1988年8月から《SLあそBOY》号の牽引機として運行を開始。その際の条件として、毎年必ず人吉へ里帰りすることが約束され、年に数回、肥薩線の《SLひとよし号》としても運転される。1989年からは西部開拓時代のウエスタン調の機関車として化粧変更され、現在に至る。。。
 って、子供向けに西部劇機関車になんかして欲しくなかったですね。遊園地の列車じゃないのだし、現役当時の状態で運行することに保存運転の意味があると思うのですが。JR九州には再考を願いたいです。
 なお、本運転開始前の1988年7月末、肥薩線(人吉−吉松間)で試運転が行なわれ、大畑ループの急勾配、スイッチバックを走ったこともあります。


【↑(左)矢岳−真幸間の観光停車で大畑ループ線を一望に…できるはず? (中〜右)スイッチバックで進入するため、いったん真幸駅上方を通過する】


【↑(左)@スイッチバック線に入る(後方視界) (中左)A引き上げ線に入る
(中右)下って再び@を通過し、右前方の真幸駅方向へ下る。左上方は矢岳から来た線路。右下は吉松へ下る線路 (右)真幸駅進入】


【↑真幸駅 (中)かつて列車の発車合図などに使われていた鐘が“幸せの鐘”としてホームに設置される
(右)1972年7月6日に発生した山津波で流出した巨大石もホーム先端に展示される。重さは約8トン】


 吉松からは、接続する列車で隼人方面へ向かう。
 同じ列車に乗り換えたのはわずか数人で、大半は駅で待つ観光バスへ、一部は後続の特急《はやとの風3号》に乗るらしい。やはり、《いさぶろう》の定期列車としての利用度は低いんですねぇ。で、その列車を嘉例川駅で途中下車。
 嘉例川駅は、1903年(明治36年)に(現在の肥薩線が)鹿児島本線として開業した当時の駅舎が現存する貴重な駅。時間が止まったような歴史空間を味わえると、近年、観光スポットとしても脚光を浴びているよう。今年5月〜6月にNHK-BSで放送された『列島縦断 鉄道12,000km 最長片道切符の旅』で紹介されたこともあり、訪れる人が絶えないのだとか。
 列車を降りると、駅舎内の待合室では地元のおじいさんが清掃中。長年に渡ってここの管理を自主的にされているそうで、そう言えば番組にも出演されていたなぁ。ヒマなので、駅舎内の古風な木造ベンチに座ってしばらくおしゃべり(^^;; 駅の観光案内人としての役割も担っているようで、いろいろお話していただきました。おじいさんによると今日は訪れる人が少ないとのことだけれど、自分が滞在した30分ほどの間にやってきた(観光客の)クルマは10台以上(驚)。訪れる人の大半はクルマ利用だそうで、この日も列車でやって来たのは自分一人だけ(^^;;


【↑(中右)かつて対向ホームがあった場所には、地元の方が整備する花壇が】
【↑(右)ここに掛けられていた開業当初からの“かれいがわ”駅名柱が、2003年9月上旬、盗難にあって行方不明だとか。だから“鉄”は嫌われるんだよ(怒)。現存するもう1枚は、隼人町歴史民俗資料館に保存されているそう】


【↑砂利が敷き詰められた駅前広場の広さが、往年の駅を偲ばせます (右)駅開業100年記念碑】


【↑(右)嘉例川駅を舞台に、竹下景子&桃井かおりをモデルに撮影されたナイスミディパス・キャンペーン(1990年)のポスターが駅舎内に貼られる】

 また、近隣の妙見温泉や日当山温泉と鹿児島空港とを結ぶバス(一部は隼人駅起点)も、この嘉例川駅に立ち寄るんですね。こりゃもう立派な観光地だ(^^;;
 このバスは妙見温泉観光協会が運行する温泉バスで、乗車には妙見温泉を利用する温泉パスポートが必要。パスポートは鹿児島空港総合案内所、隼人駅前の観光案内・特産品販売所:舎(やどり)はやとの風、嘉例川駅前の物産品販売所:かれい川ふるさと館で購入できるそう。ふるさと館には立ち寄ってみたかったのだけれど、営業が日曜のみのためこの日は閉館中。表からのぞいただけで残念。
 妙見温泉へは(最寄りの)隼人駅や空港からの直通バスがなく観光客に不便だったため、妙見温泉観光協会がバスの自主運行を始めたのだそう。全国各地で路線バスの縮小が進み、鉄道を使った旅ではどこへも行けない…という事態が起こりがち。それを各地で痛感しているだけに、こうした意気込みは成功して欲しいですね〜。今回は時間がなくて残念だけれども、次回は是非とも利用してみたいところ。

 なお、駅舎は現在、JR九州から隼人町に管理が移譲されていて、駅前周辺を記念公園的に整備する計画が進んでいるそう。隣接するトイレは既に建て替え工事が始まり、駅前広場横には嘉例川公園という子供の遊び場も整備済み。周囲をちょっと歩いてみたところ、のんびりとした小さな集落と駅が建つ空間は、まさに時が止まったように感じる静けさ。そんなのどかな雰囲気を壊さない整備であることを願いたいですね。


【↑(左・中左)駅舎内事務室は設備の大半が撤去されガランと。ここも整備されるとか (中右・右)駅周辺にて】


【↑駅に置かれている肥薩線案内マップは、元駅長(現・名誉駅長)さんの手作りだそう】

 さて、のんびりとひとときを過ごしたことだし、そろそろ隼人へ向かおう。ちょうど、特急《はやての風3号》が来ることだし。青春18きっぷでは乗れないけれど、これぐらいは別料金で乗ってみよう。キハ40・47を改造したキハ140・147形車両にも興味があるし(^^;;
 で、入線してきた《はやとの風3号》を、パチリと1〜2枚撮影し、改札口付近まで小走りで戻って乗り込もうとすると…なんと、目の前でドアが閉まってしまった! うげっ。マジ!? ドアガラス越しに、女性車掌が「乗るんですか!?」的なゼスチャーをしている。「乗る乗る!!」と答えるものの、彼女は困惑の表情で右往左往するばかり…な時間が20秒ほど過ぎ、そのまま列車は発車してしまった…。おぃー! 駅のおじいさんは自分が乗ることを伝えてくれたそうなのに、なんでだよー!

【←嘉例川駅に停車する《はやとの風3号》。この後、乗ろうとしたところ…】

 仕方なく40分ほど待って後続の普通列車で隼人へ向かい、駅員に確認すると、列車は基本的にワンマン運転と同じ扱いで、ドア開閉は運転手の業務、女性車掌は車内案内業務のみを担当するらしい。にしても、乗ろうとしている乗客がいるのに目の前でドアが閉まった事態に対処する、あるいはそのことを運転手に連絡する術もないのか? これでは緊急時に何も対応できないじゃん? そもそも、ろくろく後方確認もせずにドアを閉め、さらに20秒ほどの間、何の後方確認もしないままで列車を発車させる運転手もどうかと思う。ひでー話だ。こんな体制じゃ、いつ事故が起きても不思議はないぞ。ったく、九州に来る度にアクシデントを体験させてくれるJR九州の安全管理って、一体どうなってるんだ!?(怒)


【↑山間の小駅・表木山でキハ58同士の列車交換】


【↑車端1/4ほどがロングシート化されたキハ58】


【↑隼人駅 (左)駅名の前に薩摩藩の家紋が (右)この看板がムカつく(苦笑)】

 隼人の町は典型的な地方の町風情。駅前を国道が通り、その両側に細く長く商店街や官公庁が伸びているという街並み。アクターズスクール鹿児島のイベントを見た後、食事をしようと街に出てみると…夜8時過ぎなのに、ほとんどの店が閉まっていて深夜のよう。。。ようやく開いているラーメン屋《まんさく》を見つけ、入ってみる。
 後で検索してみると、地元ではけっこう有名な人気店らしいけれど、コンビニが併設された妙に広い店内は何でもありの定食屋風。メニューもゴハンものからいろいろで、とりあえず餃子、小ライス、冷奴付きラーメン定食\900を頼んでみる。鹿児島ラーメン=“濃厚とんこつ”を期待&予想していたものの、出てきたラーメンは東京で言う“しょうゆとんこつ”風で拍子抜け。やや甘めの味で、家族連れには好評なのかも。それなりにウマかったですけどね。店内に貼られていた(鹿児島の?)雑誌掲載記事によると、豚骨&チャーシューは黒豚を使用、米は棚田日本百選の一つにも選ばれた粟野町幸田地区の棚田の米なんだとか。
 なお、同町は2005年3月22日をもって吉松町と合併、湧水町として生まれ変わる予定。(吉松町・粟野町合併協議会
 そうそう、店内のテレビを見ていたら、土曜夜8時から『NHKのど自慢』が始まったのには驚き(^^;;


 ステーションホテル隼人

 この日の宿泊はステーションホテル隼人。隼人駅からは徒歩5分ほどで、隼人郵便局の隣…だけれど、今日は土曜(T_T) 街中に旅館、ホテルなどは他に一軒も見かけず、ひょっとして余所者がまともに泊まれる唯一の宿泊施設なのかも。。。
 設備はやや古い感じで、玄関先でクツを脱いで上がると、狭いロビーにはカウンターがあり無人。何度か声を掛けるとおばちゃんが出てきて、おっちゃんが部屋へ案内してくれる。夫婦で経営しているらしいこじんまりとしたホテルで、かつての“駅前旅館”を改装したんでしょーね。
 小さなエレベーターで2階へ上がると、部屋は廊下の両側に5〜6室ずつ。部屋に入ってPCをLAN接続してみると…繋がんねー。1階に降りておばちゃんに「繋がらないんですけど…」と告げると、他の部屋のカギを渡され、そっちで試してくれとのこと。試してみるとOKで、「部屋によって配線がダメらしくて…」。「ネットを使うときはそっちの部屋で」って、どうせなら部屋を替えてくれたほうが楽なんですけど。。。
 部屋自体は広くて余裕があるものの、バスタブは激狭。とても浸かる気になれず(てか、浸かれないほど狭い)シャワーだけにしようにも、シャワーカーテンが身体にまとわりついて身動きできない狭さには閉口する。それ以外は問題なしかな…って、けっこう問題ありありじゃん(苦笑)。まぁ、イヤなら鹿児島に泊まればいいのだし、シングル1泊\3,800なので文句は言えないかと。


 2004.07.25(Sun)

 隼人→名古屋

この日の行程

 キャレス名古屋校の発表会を見るため、名古屋へ。


【↑(左)国分駅 (中・右)鹿児島空港】

 初利用の鹿児島空港は、予想外に大きな、広い設備に感心。
 それに比べて、やはり初利用の名古屋空港は…全てが狭く、古く…航空自衛隊(小牧基地)に間借りしているようなものですからねぇ、仕方ないのかも。駐機場も不足しているようで、何とターミナルまではバス移動。それがまた一般路線バスのお古のオンボロバスで、何やら悲しくなってくる感じ。これでは、新空港(中部国際空港:2005年2月17日開港)の建設が待たれるのもわからないではないかと。
 鹿児島→名古屋便はJALの特典航空券を利用。こんなローカル便を利用する機会は滅多にないだろうし、ちょっとワクワク(^^;; ただ、ガラ空きだろうと思っていたところ、満席だったことには驚き。1日3往復を飛ばすだけの利用度はあるらしい?

 で、空港から目的地の東別院へ向かう前に、宿泊先の東横イン名古屋丸の内に立ち寄って荷物を預けようと思ったところ…バスで名鉄犬山線・西春駅に出れば、そのまま市営地下鉄鶴舞線に乗り入れて乗換なしで行けるはずだったのに、間違えて名鉄小牧線の味美駅に出てしまった(T_T) 駅でキップを買おうとしてから初めて、あれ? ったく、名古屋の路線網はわかりにくすぎだよー。どれもこれも名鉄なんだものなぁ。。。
 しかしこの味美駅、およそ空港アクセス駅とは思えない、寂れた雰囲気で…。小牧線自体がマイナー路線なんですかねぇ? 西春駅行バスはけっこうな混雑だったけれど、味美駅・JR勝川駅行バスはガラガラだったので…もちろん、空港から乗って味美駅で降りたのは自分だけ(苦笑)。

【←名鉄小牧線・味美駅】

 発表会の終了後は、知人とひつまぶしを食べようということになり、ネットで調べた市内西区のしら河という店へ行ってみる。場所は、市営地下鉄鶴舞線の浄心駅から徒歩数分。日曜夜ということもあってか店の外には10人ほどの列ができていて、なかなかの人気店らしい。注文したのは上ひつまぶし \1,470也。上と特上の差は、うなぎの量だけだとのこと。人気店だけのことはあるなぁというお味&内容に満足ですた。ただ、ちょっとベチャッとした感じもするかなぁ。以前に食べたなまずやのほうが、上品でいい味だったかも。。
 しかし、名古屋へ来る度にひつまぶしを食べているなぁ(苦笑)。