旅にっき 【2003.12.20-26/広島・高松・小豆島・姫路・大阪・名古屋】

 2003.12.23

この日の行程

 名古屋→大阪→高松

 名古屋を出る前に、山本屋総本家の名鉄店(名鉄百貨店9F)で味噌煮込みうどんを食す。うま(^o^)

 
*玉子入り煮込みうどん(\900)

 ついでに、2日続けて千寿で天むすをお買い上げ(笑)。何となく予感があってお持ち帰りにしたのだけれど、その後はまともに食事をすることができず、結局これが夕食になることに…(^^;; いやぁ、名古屋滞在の2日間はグルメ三昧でしたわ〜。



 大垣、米原で乗り継いで、新快速で大阪へ。

 イベント終了後は、新快速で姫路へ。終了時刻が押したので、姫路20:34発(平日は20:37発)に接続するギリギリの新快速になってしまう。ヤバイなぁ…の予想通り、姫路駅ホームに停車中の従来型クロスシート113系3連は超満員。途中、相生で運良く座れたけれど、あのクロスシート満席4人掛けは苦行に近い(T_T)
 岡山からは快速マリンライナーで高松へ。岡山発車時はほぼ満席だったものの、高松到着時には乗車率30%程度に。
 高松築港駅まで早足で歩くと、ことでんの終電1本前の電車に間に合い、片原町駅へ1駅。2両編成に乗客はわずか5人で、全員、マリンライナーからの乗り換え組でした。

 

 
【↑ 商店街の一角に、ひとつの商店かのごとく駅が入居している…という感じ】


 HOTEL WAKABA

 高松に2日間滞在のため、HOTEL WAKABAに連泊。片原町駅からは徒歩5分ほどで、三越など街の井中心部にも近いので立地はいいし、室内もキレイでデスクやクローゼットが広いのはいいけれど、何となく寂しい感じがするホテル。
 何より最悪だったのは遮音性で、隣室の音が筒抜けなのには参った…。
 ネット情報では“LAN接続”になっていたものの、実際にはADSLモデム貸出式。
 いちばん困ったのはコインランドリー。館内になく、徒歩10分ほどのところまで行かなければならないらしい。冬場の長期遠征では辛いっす。。。

  


 2003.12.24

この日の行程

 高松  四国村へ

 夕方まではヒマなので、ことでん(高松琴平電気鉄道)で屋島駅へ向かい、四国村へ行ってみることに。

 屋島駅で下車するのは、3月以来。あのときは駅前の道を真っ直ぐに進んだケーブルカー駅から屋島に登ったのだけれど、今回は駅を出て右方向へ。
 が…。3月にはあったはずの周辺案内図が、なぜか見当たらない。途中にも案内表示の類は一切なく、困ってしまう。利用者の大半はクルマ利用なので、駅から歩いてくる酔狂な客など相手にしていないのでしょう。すぐに広い道に突き当たり、右手がことでん踏切なので、こちらのはず…と左へ。
 道は斜面を登り始め、どうやら山に向かっている様子。だんだん不安になってきたところで通りかかった人に尋ねると「まだまだ先ですよ」とのこと。結局、駅から15分ほどの歩き。ガイドブックなどに記載されている「屋島駅から徒歩5分」は、大嘘です(苦笑)。

 けっこう疲れたこともあり、敷地内に建つさぬきうどんの有名店わら家で早めの昼食を取ることに。昼どきということもあって、県外客らしいグループがひっきりなしに訪れる店内は大繁盛。
 ただその分、サービスは…。一人客は後回しなのか、注文を取りに来るまで5分も待たされた上、お味もまた…。“有名店”=“名店”とは限らないという教訓を、再確認した次第(苦笑)。半ば予想できたことですし、話のネタに食べてみようか程度の気持ちだったので、いーんですけれどね。。。

  
*(右)名物の釜あげ中ジャンボ(うどん3玉)、\680也。味は…ふつー(^^;;

 さて、肝心の四国村
 ここは、四国各地に残る江戸〜明治時代の民家や蔵を移築し、公開している民家博物館。まるまる一つの山を展示場にした感じで、地形を生かしながら随所に全31棟(8棟は国指定重要文化財)の建物が点在している。それぞれの建築物を建てられていた立地条件ごと再現しているため、造られた経緯、その構造になった理由なども体感することができる。もっと子供だましな、アミューズメントパーク的なものを想像していたものだから、意外なほどマジメに作られていることに驚き(^^;;
 このテのものはたいてい期待外れなのだけれど、ここは例外ですね。うどんとは逆に、予想外の充実ぶり(苦笑)。
 もっとも、歴史や民俗に興味がないタダの観光客には、どうですかねぇ。。。一周するには山をまるまる歩くことになるため、それなりに大変で、時間もかかりますから。

  
*(中・右)祖谷かずら橋。隙間が広くて足場も狭く、渡るとけっこう怖い(^^;;

  
*(左)南予の寒村農家・河野家住宅 (中)その下の石垣は大阪城築城時の残石 (右)讃岐の砂糖しめ小屋

  
*醤油蔵と麺室

 四国村を堪能した後は、すぐ隣の屋島神社に寄り道。
 周辺からは屋島山上方面が一望に見渡せて、なかなかの景観。

 
*(右)真ん中やや左の白く細い線がケーブルカー路線

 反対側の旧参道を降りてみると、屋島登山鉄道(ケーブル)の登山口駅前はすぐ。
 ここからまた屋島駅に戻っても面白くないので、一駅志度寄りの無人駅・古高松駅からことでんに乗車してみる。
 というのは結果論で、郵便局を探していたら迷いまくり、隣の駅まで歩いちゃった…というオチ(苦笑)。ことでんにしては珍しく有人駅の屋島駅で、おばちゃん駅員(?)に郵便局の場所を尋ねてみると…。「来たばかりなのでよくわからないんです」とのお答えで、頼りになりませんでした(^^;;
 瓦町で乗り換え、片原町駅からホテルへ戻る。

  
*(左・中)古高松駅 (右)無人駅乗車なので、レトロな車内補充券を購入

 
*(左)瓦町駅にて (右)ことでんの中心・瓦町駅はデパートを併設した立派なビル駅舎

 時刻は夕方。あとは《高松冬のまつり》会場、中央公園へ向かうだけ。
 と思ったところで、事件が勃発(苦笑)。その顛末はこちらで。(別ウインドウ、タブで開きます)

 その結果、思ったことは。。。
 ことでんは中途半端に不便な場所ばかり通る上に、運転間隔は20〜30分おき。趣味で乗るにはいいけれど、いざ所用で利用してみて、その“使えなさ”を実感してしまったと。また、バスは路線網こそ充実しているものの、運転本数はどれも1時間に1本程度。しかも、高松市郊外から中心部へ向かう道路は未整備で渋滞も激しく、バスの定時運行はほとんどされていない様子。
 結局、不便でも(駅から遠い場所にいても)ことでんを利用したほうが早かったりする…。もうちょっと、何とかならないんでそか。

 前回遠征、今回とも、高松ではとにかく歩いたという印象が強いわけで。つまりそれだけ、公共交通機関の便が悪いということなんですよね。
 前回遠征で利用した市内循環のレインボー循環バスと市内循環ショッピングバスは、行政からの補助金が打ち切られて運行中止…の危機を脱し、新たにショッピング・レインボー循環バスとして一本化され、150円or200円の運賃体系で運行していました(2003年11月から)。ただ、もう1系統の市民病院ループバス(150円統一運賃)と同様、運転間隔が1時間毎というのは使い辛い。乗ってみた循環バスはどれもけっこうな乗車率で、利用者は多いはずなのになぁ。
 そもそも、全国各地の地方都市で100円バスなどの市内循環バスが好評な昨今、補助金を打ち切る行政もどうかと思いますね。高松はJRもことでんも市の中心部を外れたところを走っているので、公共交通機関網の整備は重要なはずのに。何にせよ、県外からの余所者客に冷たい&不便な都市だという印象を抱いたのは確か。